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飛行機で撮りたくなる写真。スマホより全然いい感じに。 |
高感度性能でスマホが追い付いてきていますが、まだ逃げ切れている感じがします。 |
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【操作性】
パンケーキレンズですので、フォーカスリングの操作性は厳しいものがあります。
ただ、このレンズでマニュアルフォーカスすることもないので、特に問題に感じていません。
【表現力】
パンケーキ単焦点にしては、良く写る。という印象を持っていますが、
これは好みもあるので、難しいですね。
Canonの他のパンケーキに対する私の印象も参考までに、(あくまで個人の感想)
・EF40? f2.8は、色乗りが良くて大好きなレンズです。
私はポップな白色タイプを常用して、絞り開放でバシバシ使って満足しています。
ただし、人によっては、屋外はf4常用で、
屋内でも、できればストロボを使ってf5.6に絞りたくなるんだろうなぁ。
という印象のレンズです。
中央の解像感はf5.6で頭打ちになるように思うので、
補正のない他社製カメラではちょっと使いにくいレンズかな?とも思います。
・EF-S24mm f2.8は、色乗りでEF40mmに負けるものの、解放から解像感が高く、
マウントアダプター経由でマイクロフォーサーズで使っても、
その中央部の解像感の高さというか、抜けの良さを実感できるので、
きっと光学的な素性の素晴らしいレンズなんだろうなぁと感じています。
上記とこのレンズとの比較ですが、解像感と色乗りは上記二つのレンズの中間という感じでしょうか。ただし、被写体までの距離によって、描写の性格が結構変わるレンズなので、一概に言い切ることが難しい気もしています。
もっと言うと、デジタルの光学補正機能が充実してきたCanonカメラで使っていると、補正後の写りが高次元過ぎて、比較しきれないし、あまり意味がないのかなぁ。という感じもしています。
【携帯性】
軽いです。フォーカスリング部分は金属製のようですが、かなり薄い金属の雰囲気なので、いつか、ゆがむんじゃないかと少しハラハラしています。しかしながら、今のところ全く問題ないので、気にしすぎなのかもしれません。
【機能性】
パンケーキレンズの薄さが好みなので、フードを付けていません。
付けてもプロテクトフィルターくらいかなぁと思っています。
あと、これは、他社製品で代用できるので、不満というわけではないのですが、
Canonってレンズキャップの厚みすごくないですか?
パナソニックやオリンパスには、パンケーキ向きのキャップがあります。
【総評】
私は軽量コンパクトさから気に入っていますが、
もろ手を挙げてお勧めするようなレンズではないのがもどかしいです。
普段使っていて、もう少し描写が良くならないかなぁ。などと、
シロウトが偉そうに、思ったりすることすらあります。
しかし、しばらくたって、撮った写真を見返してみると、結構印象的な良い写真が撮れていることが多いレンズです。
もちろんパンケーキゆえの携帯性で登板回数も多く、シャッターチャンスに出会う確率の高さもあるんだろうと思います。
もしかしたら、現場で感じる不満は、パンケーキゆえの周辺の解像感の甘さを無理やり光学的に補正しているかのような、変わった写りに対する違和感だったりするのかもしれません。(あくまで、シロウトのほとんど妄想に近い印象です。)
でも近距離のポートレートなんかでは、特に描写に艶(ツヤ)みたいなものを感じることがあります。
これは、このレンズが得意とするのが、
子供やペットの日常写真なんじゃないか?ということかもしれません。
そういう被写体向けなら画角的にも最適です。
暗い状況が不利になる弱点を克服するためなのか、
解放F値を2.0にした意味もそこにあるのかもしれません。
街スナップでも、○○行ってきました。的な状況説明的な写真はこのレンズ苦手な気がします。
何か面白いものに注目して、近づいて写した写真なんかで良い写真が多いように思います。
以上です。レビューというより感想文になってますが、参考になれば幸いです。