EOS M2 ボディ レビュー・評価

【デザイン】
可愛らしいデザインで尚且つ質感も高いと思います。金属ボディーで造りも良いです。

【画質】
同時代のソニーセンサーよりもスペック上では劣っていますが、出てくる絵は何処か懐かしい感じがしてフィルム写真に近い気がします。ダイナミックレンジや暗部ノイズ耐性が劣るらしいですが、それが逆に味のある絵が出るような気がします。
個人的には富士のカメラよりも、このカメラの方がネガフィルムで撮影した写真に近い気がします。
高感度は予想してたよりも良くて、常用でISO800で緊急でISO1600で、どうしてもと言う時にISO3200という感覚です。
ローパスレスではありませんが、良く解像してくれるので問題はありません。

【操作性】
このカメラのネックが操作性だと思います。AUTOでパシャパシャ撮るなら問題無いですが、モード切替や露出補正は手間が掛かります。慣れれば問題無いですが、ボタンで操作するよりもスマホ感覚で画面を操作した方が使い易いと思います。


【バッテリー】
持ちが悪いと言われていますが、1日の撮影で150枚位しか撮らないので、全く問題がありません。

【携帯性】
m4/3機も含めて、その中でも最軽量の部類に入るので最高だと思います。

【機能性】
普通に撮るなら問題無いですが、花とか小さいものにピンを合わせようとしても、AFターゲット大き過ぎて使い物になりません。ピンポイントAFやAFターゲットを小さくする機能も無いので、拡大して合わせなければいけないのですが、それが非常に使い辛いです。
2013年に発売された他社のミラーレス機のAF性能と比較すると、感覚的には10年遅れ位に感じます。

【液晶】
屋内では非常に綺麗なのですが、屋外だと暗くて見辛く感じるので+1明るくしています。
明るさオートがあれば便利だと思います。

【ホールド感】
期待していなかったので問題無いですが、まあ良くは無いと思います。

【総評】
機能性や操作性は良くはありませんが、写真を撮る上で基本的な部分は良く造られているかなと思います。
じっくりと撮る分には良いカメラですが、サッと出してサッと撮るのは苦手なカメラだと思います。
シャッターのストロークが深いので、気をつけないと手振れし易いです。
この時代は一眼レフが売れていたので、ミラーレス機は売る気がなかったんじゃないかなと思います。

　いよいよ「EOS M」も二世代目になりました。ミラーレス後発ながら３年前に華々しくデビューした初代「EOS　M」は惨敗でした。それから１年後、初代Mの弱点であったAF性能など改良した本機が登場しました。

　「EOS　M2」は以前より市場に歓迎されましたが、正直いって使っている人をあまり見かけません。でも使ってみると悪いカメラではありません。きっと理由は「華」が無いことだと思います。キャノンらしい革新性や、おしゃれな感じがしません。

　まだまだ超高感度とAFは弱いですが、実用上として困るほどではなく実用域の画質は上々、とくに階調の美しさは想像以上です。

　さらに単焦点レンズの２２ｍｍF2はとても立体感があり、ボケも自然で上質です。ホントに綺麗な写真が撮れます。

【デザイン】

ごく普通。

【画質】

APS-Cとしては良い。レンズも数は少ないがコスパは一番ではないでしょうか。個人的なことを言うと人や動物、物などを撮った時の色乗りは好きだけど、風景は絵みたいになってしまうのが残念。自分の腕や知識の問題もあるのでしょうが。

【操作性】

ダイヤルが少なく不便だがタッチパネルは慣れると便利。MF-AFの切り替えボタンくらいはつけて欲しかった。

【バッテリー】

バッテリーの持ちも良くないですが、ミラーレスはこんなもんでしょう。

【携帯性】

センサーサイズを考えると抜群だと思います。

【機能性】

キヤノンはエントリー機の機能はとことん削ってくるので。商売上手だと思います。

【液晶】

綺麗ですが、逆光では見えない。またローアングルやハイアングルの撮影もしんどい。耐久性に不安があってもバリアングル、もしくはチルト式のモニターは必需だと感じました。

【ホールド感】

良くはない。よく片手で撮影している人を見かけますが、M2であれは無理。（やらないけど）一度だけボディを落下させたことがあるが傷ひとつ付かなかったのにはびっくりした。小さいが意外に頑丈です。

【満足度】

ボディ単体での満足度は低いが、数は少ないもののコスパの良いレンズを含めると買って良かったと思う。不満も色々あるが逆に自分に何が必要なのか勉強させられた。