『7年使用し中身全取り換えしてまだ使用中。』 Dell XPS 8700 ベーシックグラフィック Windows 8.1搭載モデル フェルミオンさんのレビュー・評価

　ヤマダ電機にて2015年頃購入、思えば展示品処分、GT635搭載のエントリーモデルでモニタ付きとはいえ13万はちょっと経営方針を疑う高さだった。当時は高いと思いつつ満足はしていた。
今さら新品のレビューしても仕方ないので拡張性について（中古購入も視野に入れて）レビュー。

　自分はクリアブラック＆シルバーメッキなフロントパネルなどは割と気に入っているので買い替えをせず拡張を繰り返しました。

　随時SATA SSD追加、グラボ取り換え（GTX970）、光学ドライブをBDR、HDD追加などして延命し、CPUがcorei7 4770という第四世代の遅い方にもかかわらず割と2022年でも現役、それほど買い替えの必要性を感じなかった物の、カメラで撮影した4k60Pの動画をマトモにみれなかったりと時代の流れを感じざるを得なかった。電源容量も不足していたため光学ドライブの配線を外して使用していた。
　また、マザーボード上にM.2に似た拡張スロットがありますがこれはM.SATAで、一つは無線LANカードが使用中、もう一つは開いているもののHDD補助用の特殊なSSD用です。M.2 SSDはささらないので注意。

　今回マザボ、CPU、メモリ、電源の交換に成功したので細かい方法は他人のブログに任せつつもネット上で書かれていなかった細かい問題点などを。

パーツ交換品リスト
　マザーボード　ASUS TUF GAMING B660M-PLUS D4
　メモリ　　　　Crucial 8GB*2枚 DDR4 3200MHz CL22
　電源　　　　　玄人志向 80 PLUS Silver 750W KRPW-AK750W/88+
　CPU　　　　　INTEL Core i5-12400F 2.5GHz

２月末時点でこれらをまとめて約６万円で入手（今は電源の値段が上がってしまって…）。

　第12世代Corei系のパーツ全部載りましたが、注意点をいくつか。
1．無線LANアンテナケーブルのとりはずしにケース天板の化粧板を外さなければならず、外し方が分かりづらい。特に光学ドライブを少し長い物に変更しているとマニュアルにあるツメが目視できず外し方が分かりにくい。”XPS8300”の天板の外し方はネットのブログにあり強引に前にずらして外すという情報が有る為余計ミスリードされやすいので注意。マニュアルをよく読むと光学ドライブの上あたりにデカイ爪があるのでそれを外せば簡単に外すことができ、アンテナケーブルのねじ止めを外すことができる。

2．マイクロATXより基盤が小さい上に、通常のマイクロATX基盤の設置範囲にかぶる位置に樹脂のケーブル留めが埋め込んでありそのままではマザボをセットできない。
　これがまた外すのに苦労。結局留め具パーツ破損を覚悟してプライヤーで無理やり引き抜いたが少し柔らかい樹脂なのでこじれば問題なく取れた。ちなみにケースに空いているマザボを留める穴はちゃんとmATX準拠なので取り付けは問題なし。

３．フロントパネル配線が標準と違う。これはほかの人のブログを参考にしてほしいが電源オンスイッチの配置が縦ではなく横２ピンを使っていて、フロントパネルから延びるコネクタを配線交換する必要がある。わかってしまえば大した作業ではないので焦らずコネクタのツメを起こしてケーブルを引き抜こう。この所為なのかわからないが組み替え後電源を入れると起動中は白く電源ボタンが光っていたのに対してなぜかオレンジ色に光るようになった（通常はスリープ時にオレンジだった）。

　現状中古で３万円程度で見かける、正直スッピンのままでは３万では使い物にならないスペックではある。SSDやメモリ増設、OSもwindows10にアップグレード済みで筺体も綺麗ならいいと思われる。

　使用者なら筺体デザインに愛着があれば、私のようにパーツ交換でしのぐことも可能、同スペックで新品を買うと７〜１０万くらいかかる（OSもその他ケースなども新規で手に入ると思えばその方が安いかもしれないが）。

以上、２０２２年現在の使用／中古購入 の参考になれば。
（ケースとファンくらいしか元のパーツが残っていない…）