『いいとこ突いてるレンズ』 SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z amature photographerさんのレビュー・評価

α６５００につけて半年ほど使っています。
短所もありますが、軽くて、画質（解像度、ボケ、発色）が上品で、レンズ自体の作りもすごく高級感があり結果は大満足です。

開放から結構シャープなレンズ（シャープネスを０にすればソフトに映ります）、絞ればカリカリになります。解像度に関して、全く文句のつけようがないかと思います。
ボケが割となめらかな方で、解像とちゃんと両立できている印象。
背景に点光源が入ると年輪っぽくなる傾向があって色もついてしまうので、ここが減点対象になるのでしょう。しかしソフト処理で頑張って等倍で見なければそれほど目立たないです。
一番大きな欠点は、多くの方が指摘された通り、明暗比の激しいシーンで色収差が強くでること。逆光で水、葉っぱを撮る時はレンズを変えたほうがよいかもしれないです。
それと、寄れないのが辛いという声もあるけど、APCSボディにつければ結構寄れると感じています。
そもそも、５０mm　f1.4の最短撮影距離が0.45mですから、本レズ（0.5m）と使用感がほぼ変わらないと想像しています。実際にフルサイズボディに使ってみないと分からない事ではありますが。同じく、周辺光量減光もボディの関係で意識したことがほとんどないです。

すこしだけ癖のあるレンズですけど、そこまで難しいというわけでもない。
画質に拘りを持ち始めたらとりあえずの一本です。