フジノンレンズ XF23mmF1.4 R レビュー・評価

高感度特性の良いデジ時代に、大口径レンズを買う目的は、
ピント面のシャープさに対しての、前後のボケ具合のバランスが良いことだと思います。

そういう視点で、このレンズを見た時に、存在意義を感じないボケです。

XF5612APDも持っていますが、このレンズのボケほどの綺麗さを求めません、
Zeissほどのボケのなだらかさも求めません･････せめて普通であって欲しいです。

XFレンズ共通に言えることですが、数学的な正しい見え方を重視するのか、
何となく違和感を感じる写りです。

人の目で見た感覚を大切にして欲しいです。


AF−MFの切り替えがトキナーっぽい、入りの悪い、使い難さがあります。

新しくマウントを作ったメーカーなら、
そういう点も、もっと新しい技術を出して欲しかった･････です。

ウェブデザイナー兼ライターで生計を立てている。主に観光地・宿泊施設・飲食店のPR用サイトを低額で作成している。
プロカメラマンに撮影を外注すると予算の大半を使ってしまうことが多く、撮影を自分で行うケースが増えてきた。

換算35mmで使いやすい画角。明るい準広角レンズとして評判の高いれんずだが、、、

【寄れない】
XF23mmF2 R WR 22cm
XF23mmF1.4 R 28cm
M.ZUIKO 17mm f1.2 PRO 20cm

オリンパスとの8cmの差は、テーブルフォトでの撮影バリエーションで大きな差がある。
寄れない広角系のレンズは、使い勝手に問題がある。


【オートフォーカスが遅い】
爆速と言えるのはXF23mmF2とM.ZUIKO 17mm f1.2。
動きものへの追従でも、上記の2機種と比べて大きく劣る。
最速のオリンパスまでは望めなくてもXF23mmF2レベルは欲しいところ。


【ボケが固い】
ボケを大きく目立たせるためなのか、少し固い印象がある。
フルサイズ並みのボケが欲しくて設計したようで、ボケの輪郭が強めに出る。ザワザワとか二線までは言わないが、柔らかいボケではない。


【防塵防滴ではない】
付けっ放しレンズとしては使えない。
XF23mmF2とM.ZUIKO 17mm f1.2は防塵防滴で、常用レンズとして合格である。

XF23mmFの方が優秀に感じてしまう。

M.ZUIKO 17mm f1.2と比較すると、ボケ量で勝るものの、明るさ、オートフォーカス速度、ボケの質、防塵防滴、逆光耐性、最短撮影距離で劣る。
オリンパスはボディ内手ぶれ補正が優秀なので、薄暗い室内でも三脚なしで静物撮影ができるが、現時点の富士フイルム機では三脚が必要だ。
描写力はまあまあ高いので活用したいところだが、どうしても使い勝手が悪い。

富士フイルム機で手ぶれ補正がオリンパスに近づけなければ、仕事上で出番はなさそうだ。