フジノンレンズ XF23mmF1.4 R レビュー・評価

初期のF1.4レンズはいずれも銘玉揃いですよね

何はともあれ画質と質感の高さよ

普段使いにスナップショット

寄って花撮り

室内ポトレも良好

でも一番のウリは外観じゃないですか
角形フード付けた格好良さは堪らんですよ

【操作性】
　フォーカスクラッチの仕様がありえない。これは「ない」。というのも、スライドさせないとそもそもフォーカスリングが回らないのだ。オリンパスも同様の機能があるが、スライドさせるとMFに移行するだけで、クラッチがOFFでもAF＋MF時は普通に回すことができ、AFのあとMFで追い込むという作業ができるが、富士のこの仕様ではそれができない。
　つまり、フォーカスリングがMF時にしか使えないのだ。こんなんない方がいい。不評だったのだろう。後に続くレンズには採用されなかったようだ。
【表現力】
　よい
【携帯性】
　よくはない
【機能性】
　操作性に同じ。
【総評】
　酷評したが、絵については大変満足している。

追記
　ファームアップでクラッチON時もAFがきくようになるらしい。しかしそれはそれで、距離指標と実際の値が合わない（オリンパスの場合、クラッチONOFF時にフォーカス位置を距離指標と連動してくれるため、機械式だと思い込んでいる人がいる）ので問題だ。

XF23mmF1.4　プロビアで撮って出し。	こちらはXF35mmF1.4で。

【操作性】ゴワゴワ感はあるがマニュアルフォーカスはし易い。XF35ｍｍF1.4や60mmではマニュアルフォーカスする気にならないが、このレンズは大丈夫。

【表現力】他のレビューにも書かれている通り、XF35?F1.4に似てるけど、より硬質な感じがします。ポートレート等では解放から使えて絞ればシャープ。XF35ｍｍF1.4や60mm同様味のある素晴らしい描写だと思います。

【携帯性】XT30iiには若干大きめだが、ギリギリ許容範囲。

【機能性】AFCが良くない。瞳AFの精度もXF35ｍｍの方が良いです。大きく外すというよりは前後にずれる感じ。個体差かもしれません。

【総評】XF18mmやXF23mmF2と迷ったが、このレンズにして良かったと思います。XF18mmは以前持ってて好きだったのですが、少し画角に飽きてきたところ。F2はCanonで使っていたが、もう少し明るいレンズが欲しいと感じていた。TTartisan23mmやViltrox23mmも検討しましたが、作例をみてXF23?F1.4の色味、質感が良いなと感じました。少し割高感は感じますが、買って良かったと思います。

型メタルフードを付けた姿は完璧	JPEG撮って出し（F1.4, 1/640s, ISO160）	JPEG撮って出し（F1.4, 1/420s, ISO320）
JPEG撮って出し（F5.6, 1/80s, ISO500）

X-Pro3では、光学ファインダーがスペックダウンされてしまい、使用できる最も広い画角が23mmになりました。35mm（フルサイズ換算50mm）でも実用できますが、ファインダー内の画像が小さくなってしまうため、やはり23mm（フルサイズ換算35mm）が最適です。

あまり俊敏でないはずのAF性能も、Xシリーズ第4世代のカメラで使用する限りは大きなデメリットにはならず、気持ちよくスナップを続けることができます。

何よりもその見た目が写欲を刺激します。オプションの角型メタルフードを付けた姿は完璧で、個人的には最もかっこいいXFレンズだと思います。

リニアモーター採用の新型が出ましたが、柔らかさを併せ持つこの旧型の描写は、違うベクトルで最良です。

F1.4	F1.4	F5.6まで絞って
F5.6	XF23F2 （F5）　きれいだけど、F1.4と比べると残念なカット	F1.4

型落ちとなったタイミングで購入しました。もっと早く購入すればよかったと後悔しています。
比較対象とされるF2は「AFが速い」「絞ればあまり変わらない」などの声もありますが、
はっきり別物。プロ野球選手と高校野球選手ほどの大差があると思います。

開放がいいのは当然ですが、絞っても絵になるカットばかりでPro2のセンサ能力が上がったのではないかと見違えるほど。スナップ、ポートレート、風景までオールマイティにこなす万能選手です。古いバージョンでも十分楽しめる、フジノンの名機だと思います。

33mmF1.4と新型23mmF1.4が発表されたタイミングで新レンズの方向性を確認し、新型の描写性能や見た目では飽きそうな気がして旧型を購入しました。

まず気になっていたクラッチ式のフォーカススイッチはクセがあり、メニューでAF+MFを設定しているとレンズ側でMFにしていてもAFになるためオフにするかボディ側でMFに切り替える必要があります。

描写に関しては歪みもなく開放から繊細で、フィルム映画を見ているような何か懐かしい感じがします。35mmF1.4と似たような感じなので、この2本のレンズは持っておくべきだと思います。

AFに関して速くはないですが遅いと思ったこともありません。音も含めてAFでストレスを感じたことはないです。

旧型23mmF1.4を買われるなら35mmF1.4を、新型23mmF1.4を買われるなら33mmF1.4という感じで同じ時代のレンズを購入された方がいいのかなと思いました。

「解像力」ではなく「表現力」に優れたレンズです。換算35mmという使いやすい画角は文句なし。この焦点距離に、絶妙なボケ味が独特の空気感をつくってくれます。

なぜカメラを買ったのか、なぜFUJIFILMにしたのか。きっと、憧れた「あの写真」たちがあったはずです。それが今まで色々なレンズを使っていても「上手く」撮れなかったのですが(0ではないのです、ただ量産できない)、このレンズはそれを35mmという常用で実現します。

個人的にはxf35mmf1.4超えの神レンズです。

西表島にて(赤道儀で追尾してます)

Xマウントのカメラは「再生メニューに切り替えると若干ピントが移動する」という仕様のため、このレンズのようなフォーカスクラッチ搭載レンズ以外では星空を撮るのに難儀します。

というのも、ピントが合ってるか確認するのに再生画面に移行して撮影画面に戻るとピントがズレるという(改善されてたら申し訳ないです)

となると星空に使えそうなレンズはXF14f2.8とかXF16f1.4とかになりますね。

ボケ感？とかあまり気にする方ではないので、そういう方面はよくわかりませんが…そういうのが気にならないぐらいには、なんでも撮れると思います。

1本だけ旅行に持って行くとしたら、このレンズを候補に挙げるかな？実際このレンズだけって事が結構あったので。そうなるとX100が視野に入るんですが(笑)

ただ…何度か値上がりしてしまって、新品で9万後半の価値があるかと聞かれると悩ましいです。

	ビビッド	クラシックネガ

一年くらいこのレンズを使ってます。
特別ボケがすごいとか解像感がすごいとかではないものの、被写体を浮き上がらせる表現力が素晴らしいです。
人間の目って不思議だなということにも気づかされます。
これは数値では表せられない部分かなと（フジの開発者じゃないと分からない領域）
もちろん風景でも細かいところまで情報をキャッチして浮き立たせるので、大変重宝してます。

よく比較対象にあがるのがXF35mmf1.4とXF23mmf2ですが、そのどちらよりもこのXF23mmf1.4の方が描写力が優れていると思います。
35mmf1.4と同じ系統の柔らかさですが、35mmほどの柔らかさはなくこちらはより繊細かつ力強く被写体を浮かび上がらせるような質感なのでそれぞれ微妙に用途が違うような気もします。
23mmf2よりも確実に表現力は上ですが、解像感はやはり新しいf2に軍配が上がるかなと。

デメリットとしては、
・比較対象にあがる他レンズよりも高価なうえ、中古でもなかなか下がらない（新型が出たら下がる？）
・意外と寄れない。たしかf2の方はもう６cmくらい寄れたはず。ポートレートでこの差はでかい。
・AFは遅め、ちょいちょい迷う（年式を考えたらしょうがないか）

後発のf2の方をチョイスする人が多いのも無理はない、、
しかしこの表現力に全振りした、グラフでいうと一カ所だけズバ抜けてるようなキャラクターが好きです。
なんやかんや手放せないほどの力強さと繊細さが共存する描写力。
今でも基本つけっぱなしです。

PROVIA撮って出し	Pro Neg.Hi撮って出し	PROVIA撮って出し
クラシッククローム撮って出し	クラシックネガ撮って出し	クラシックネガ撮って出し

◆X-T10
◆X-Pro2
◆X-H1
◆X-T4
◆XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
◆XF16-55mmF2.8 R LM WR
◆XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR
◆XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
◆XF23mmF2 R WR
◆XF27mmF2.8
◆XF35mmF1.4 R
◆XF56mmF1.2 R APD
◆XF90mmF2 R LM WR
◆XF1.4X TC WR
◆XF2X TC WR

上記が今まで買って使ったボディ＆レンズ＆テレコンになりますが、その中でもXF23ｍｍF1.4Rの満足度は高いです。


【操作性】
単焦点なので至って簡単。絞りリングの堅さはXF35ｍｍF1.4Rと同じぐらいの堅さ。要するにWRシリーズよりも柔らかめな感触です。

【表現力】
線が真っ直ぐに綺麗に写るのが気持ち良いです。XF16-55mmF2.8 R LM XF16を約3年使っていますが、XF23ｍｍF1.4Rを初めて使って撮影した際に「あっ。キレイ」と思わず呟いたぐらいXF16-55mmF2.8 R LM XF16よりも真っ直ぐに写ります。

【携帯性】
FUJIFILMの単焦点の中では普通ぐらいの大きさでしょうか。フルサイズの同焦点距離と比較したら小さめで軽いと思われます。最近はXF56mmF1.2 R APDとの組み合わせで外に持ち出す事が多いのですが普通にバッグに入るので気楽です。

【機能性】
フォーカスリングを手前に引っ張ってMFで撮影出来ますが、私はまだ使いこなしていないです。X-Pro2をOVFにしてXF23ｍｍF1.4Rの絞りを5.6ぐらいにし、街中で気軽にスナップ出来るレベルになったら、もっと楽しいのかもしれませんね。

【総評】
35mm判換算で35mmの焦点距離は、50mmと並んでレンズの王道かと思います。以前、XF23mmF2R WRを数ヶ月使っていましたが、自分の中で「これだ！」と思えるような癖なり特長性が無く売ってしまいました。

XF23mmF2R WRよりAFスピードが遅いような気もしますが、線が真っ直ぐに綺麗に写る。この個性は大事。

家族との旅行はこのレンズ1本だけ持参し、風景と家族を一緒に写しながら、旅行から帰ったらその写真を見て思い出を懐かしむ。

また、XF56mmF1.2R APDやXF90ｍｍF2 R LM WRとの2本体制で撮りに出掛けるの、楽しそうじゃないですか？(実際に楽しいです）。

XF35ｍｍF1.4 Rとは違う意味（価値）で手放せないレンズになりそうです。

【参考に】
私のブログでの「XF23ｍｍF1.4R」の記事になります。良ければご覧下さいませ。

https://meganeya-moai.hatenablog.com/entry/xf23mmf14r-matome

　人間の視覚に一番近いともいわれる、フルサイズ換算35ｍｍ相当の画角を持つ本レンズ。だからこそ、ごまかしが通用しない普遍的な難しさがあると思います。

　ただ交換レンズを持たないで、単焦点レンズ１本だけなことが、見慣れた普段の景色に新しい視点や発見を教えてくれます。離れすぎても寄りすぎても様にならない、距離感がとても大切なレンズだと感じました。

　絞ってのシャープな解像感もいいですが、せっかくのF値1.4なので積極的に絞りを開けて使っています。円形絞りを採用しているので、前後のボケは丸く滑らかです。ただ、なんとなく硬い印象です。

　手に持つとズッシリとした質感があり、道具としての存在感と、どこでも気楽に持ち出せる軽快さを併せ持っています。それが本レンズの最大の魅力だと思います。

＊被写体から掲載許可を得ています。

渋谷の地下街にて	渋谷の飲み屋街	六本木
六本木

　購入してから、1年半を過ぎたので再プレビューします。
　このレンズ、XF単焦点レンズとしては、古い部類に入りますが、それだけにとても高品質な造形で気に入っています。

操作性
　このレンズ、AFからピントリングを手前に引く(クラッチ)と一瞬でMFに切替りピント操作できます。
　XF単焦点レンズでクラッチ式のピントリング操作が出来るのは、14mmF2.8と16mmF1.4に、このレンズの3本です。
　MFに切替えると、従来のマニュアルフォーカスレンズ同様にピントリングが∞から最短距離迄の回転角で止まり、それ以上回転しません。そして、レンズ外装に刻印している被写界深度F値数とピント距離数を利用して目測によるスナップが可能です。正に広角MFレンズの操作の醍醐味を味合えます。
　残念なのは、MF操作時のピントリングが軽過ぎです。もう少し重くて、じゎーっとしたグリスの味合いが欲しかった。

表現力
　このレンズの場合、準広角レンズながら絞り開放F1.4を生かし、近接撮影では綺麗なボケ効果を生かす事が出来ます。
　また、歪みのない繊細な描写は素敵です。プレビュー4枚は、2020年2月14日曇り日で渋谷駅と六本木です。X-T3と23㎟F1.4のセットで撮っています。

携帯性
　私は、カメラ2台にレンズ2本を持参してウオーキング・お散歩撮影をしています。
　このレンズは、APS-Cサイズのレンズとしては大きいですが、フルサイズカメラの準広角レンズ35?F1.4と比較すればコンパクトなレンズと思います。
　Ｅ3には大きくてアンバランスです。又カメラのハンドグリップとの間が窮屈です。T3やH1は全く問題なく、良いバランスとなりレンズ操作性も良好です。

機能性
　2012年Pro1と同時に発売されたレンズ３本（18ｍｍｆ2.0、35ｍｍｆ1.4、60ｍｍマクロｆ2.4）よりもAFは少し進歩していますが、これも初期型レンズ設計と思います。
　素晴らしい写りですが、反面AFは速いとは言えません。第四世代のT3になってソフト的には大分改善され早くなりましたが、それでも最新レンズの様に瞬足とはなりません。

満足度
　レンズの外装は、オールメタル製で高級感があって素晴らしい造りです。そして、別売のメタルフードＬＨ-ＸＦ23を装着すると、レンズと一体化したバランスの良いライカ的な美しいデザインに見えます。

富士フィルムに一言
　XF単焦点レンズの大半は、メタル外装のクラッシックデザインです。　
　気に入らないのは付属している大きな花型ブラフードです。遮光効果は認めますが、余りにもレンズとはアンバランスで貧相です。
　富士もクラッシックなレンズにはクラッシックなメタルフードが似合う事を良く解っていると思います。
　レンズ造形に拘っているメーカーだけに、それに似合ったレンズフードにも拘って多少高額でもセット販売して欲しいです！

絞り開放　SS1/2400 ISO400	f4 SS1/280 ISO400

135換算35ｍｍで味のある広角レンズ
【操作性】
FUjiらしい絞り環のあるレンズ。直感で使いやすいです。MFはあんまり使ってないですがX-T3ではAfで十分でした
【表現力】
キレのいい描写とボケのきれいさが魅力的です。そこそこ絞っても背景はそれほど固くならず、広角で背景ボケが楽しめるレンズ。今回は出していませんが、ポートレートにもってこいです。歪曲もそれほど気になりません
【携帯性】
小さく軽く、この性能ですから文句なしですね
【機能性】
大きさも含めて機能的に高いです。FujifilmはさすがS社との仕分けで上手い具合にAPS-CでＦＦには行かないですねｗ
【総評】
小型軽量で描写がよく換算35ｍｍは使いやすいです。マクロ並みに寄れるのもGOODなポイント。Fujiユーザーなら是非。

夜に試写しました	ボケはまあまあかと思います。	絞ればきっちり解像します。

【操作性】最短撮影距離が長く、扱いにくい。この点−１。

【表現力】手持ちの56?F1.2APD、16?F1.4と比べると若干落ちる。ボケは16?F1.4よりは若干良いと思う。

【携帯性】APS-Cミラーレスなので問題なし。

【機能性】私の使用感では問題なし。

【総評】Xマウントレンズで２番目に入手したレンズであるが、後で購入した56?F1.2APD、16?F1.4の方が好きな描写をする。また、私にとってフルサイズ換算35?は頻繁に使う画角でないので出番が少なくなってしまった。総合評価は4.5点としたいところだが、0.5点単位でつけれないので4点である。

高感度特性の良いデジ時代に、大口径レンズを買う目的は、
ピント面のシャープさに対しての、前後のボケ具合のバランスが良いことだと思います。

そういう視点で、このレンズを見た時に、存在意義を感じないボケです。

XF5612APDも持っていますが、このレンズのボケほどの綺麗さを求めません、
Zeissほどのボケのなだらかさも求めません･････せめて普通であって欲しいです。

XFレンズ共通に言えることですが、数学的な正しい見え方を重視するのか、
何となく違和感を感じる写りです。

人の目で見た感覚を大切にして欲しいです。


AF−MFの切り替えがトキナーっぽい、入りの悪い、使い難さがあります。

新しくマウントを作ったメーカーなら、
そういう点も、もっと新しい技術を出して欲しかった･････です。