『キットレンズにしてはいいレンズです』 ニコン AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR みさきめぐりさんのレビュー・評価

スナップ的に適当に撮った写真でキットレンズなりの画になっています。	ある程度気を使って撮影したものです。ある程度光量があって絞ると解像してくれます。	最大望遠で撮ったなんとなくの写真。もう少し絞ればよくなると思いますが。
最大望遠で前後ぼけを意識した写真。圧縮効果が生きるといい感じに撮れます。	逆光耐性の確認です。思っていたよりも耐えていると感じます。	110mmで撮影。二線ぼけはどうにか出ないかなという感じです。

【操作性】普通に操作できます。
メーカーの違いによるズームやピントリングの回転方向の違いは気にしません。
リングやスイッチは適当な感触です。

【表現力】キットレンズにしてはいい写りをすると思います。

【携帯性】倍率が高いのでそれなりの重さがありますが、
便利さと画質を考えれば妥当です。
フードはスマートなので、逆付けしてかばんにいれてもかさばりません。

【機能性】合焦速度に不満はなく、フードの取り付けもそれほど手間取りません。
VRは一応効きますが、
過信せずにVR無と同じくらいにきっちり構えてシャッターを押さないと
眠い画を量産します。

【総評】D5500のレンズキット購入品ですが、
レンズ単体でのレビューが少ないので参考になればと思い、
こちらでレビューさせていただきます。
投稿画像のできの良し悪しはご容赦ください。

意識の比較のために
画像１は適当に撮ったものでコンデジとあまり変わらない感じと
画像２はある程度気を使ったものできりっと締りがあります。

最大望遠比較のために
画像３はべたっとした構図と
画像４は前後ぼけを意識して中央に被写体を置いた構図
最大望遠が甘いとかではなく気の使い方だと反省する比較です。

画像５はフレアやゴーストの確認で逆光耐性は結構強いと感じます。

画像６は105mm（フルサイズ換算で157mm）の望遠で
これ以上の望遠域では被写体と背景を考えて撮らないと
キットレンズなりの写真になりそうで難しいと感じました。

高額な単焦点や大三元でも
いい加減に撮るとそれなりの画にしかならないので
ある程度構図や露出を意識すれば
このレンズでもキットレンズらしさを感じさせない
いい画は撮れると思います。

採点が甘いと感じる方がおられるでしょうが、
単焦点や大三元などと比較してこのレンズを評価しているので
キットレンズとして見るとよくできたレンズだと思います。
この便利ズームを持ち歩いての撮影では
倍率が高い割には一般的に懸念される湾曲や周辺減光は感じられず、
手軽にしっかりと撮れるます。
最大140mmという望遠域は欲張らずにちょうどいいところで収めた感じです。

ただし、夜の撮影にはこのレンズを使用していないので
暗いシーンでの評価は控えさせていただきます。

すでにダブルズームを持っている方が追加で購入するとか買い替えるとかには
ぜひにとお勧めするほどのレンズではないと思いますが、
古いレンズキットからの買い替えとか、
レンズ交換が面倒で買い増しをしたい方には
中古でも新品でも手頃なので１本あってもいいレンズではないかと思います。