『日ごろの撮影ならこれ一本で十分』 ニコン AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR MMMarkさんのレビュー・評価

	レンズの特徴を知ってもらうためにあえてトリミングはしていませｎ
若干ぶれてますが、三脚なしでここまで撮れれば納得	三脚なしですが、高感度でももまずまず	欄干に固定、かなりキリッとした印象

2015年元旦のニコンハッピーバッグにD7100とこのレンズがセットにされていたので、使用しています。
1か月半ほど使った感想です。

【操作性】
スイッチ類は、デジタル用レンズの「VR」と「AF/MF」で、一般的。
癖のない操作性は、さすがニコン純正です。
メーカーによっては、ズームリングの回す方向が逆だったりしますので…。

【表現力】
D7100（ローパスフィルターレス）の相性の問題か、思った以上に「キリッ」とした画作りになる印象。
色味のはっきりとした、花や風景の撮影にはかなり威力を発揮しそうな印象です。
現状F8くらいに絞っていますが、後1段ほど絞ったほうがいいかも。
そうすれば、もっとキリッとしまった画になりそうです。

【携帯性】
140mmまでの望遠ズームとして考えると、かなりコンパクトで軽い印象。
重量感は少しありますが、D7100との重量バランスを考えるとバッチリ。
あまり軽すぎると、その分変にぶれたりすると私は考えてますので、これくらいの重量のほうがしっかりとホールドして、ぶれない撮影ができるし、ちょうどいい重さかな。

【機能性】
AFの速度については、さすがに上位のレンズとの比較は酷ですが、動体撮影でも十分可能な範囲。
ストレスがたまるほどの遅さは感じません。
AFの制度についても、若干甘いこともありますが、ぶれやカメラ画素数が増加するにつれて今まで以上にシビアになるので、気になる人はボディとレンズセットでサービスセンターで調整してもらうといいかな。

【総評】
当方、望遠レンズはサードバーティーのTAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD (Model A005)を所有。
一方で、標準側のレンズはD3000 Wズームキットレンズ（18-55mm＆55-200mm）でしたが、
　・オートフォーカスが遅い
　・55-200mmはTAMRONレンズとカバーする範囲がかぶりすぎ
　・付け替えが面倒
といろいろ不満があり、一本のレンズにしたいと思っていたところ、こちらとめぐり合いました（実際は、選んだわけではなく、付いてきた、というのが正解ですが）。
正直、望遠撮影はF値が稼げるTAMRONに付け替えるのが正解なのでしょうが、通常の撮影ではやはり画各が広い標準側が多いことを考えると、標準からそこそこ望遠まで一本で賄えるこのレンズは便利。
値段次第では18-200mmと悩みますが、AF性能や重量を考えると、望遠をメインで撮影する機会がない人であれば、純正の安心感もあるのでこの一本で十分だと思います。