『高倍率標準ズームNo１』 ニコン AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 北野三四郎さんのレビュー・評価

Ｓ社18-125mm、Ｆ社18-135mm、Ｃ社18-135mm、Ｓ社DT18-135mm、E18-135mmOSSを所有しましたが、本品が高倍率標準ズームNo１でした。

解像力は、18〜24mmの画面中央は開放から素晴らしくシャープ。隅も良好で、絞ると更に向上、F5.6で素晴らしいに近づく。ピークはF8。35〜140mmでは、中央は開放からとても良好、隅も良好。F8に絞ると、中央は素晴らしいとなり、隅もとても良好となる。
いずれの焦点域もF11で少し柔らかくなり始める。回折の影響でしょう。

色収差は周辺部〜隅で判るが、強くは無い。

周辺減光はズーム両端の周辺部で目立ち、F8以上に絞りたくなる。

歪曲は18mmで強い樽型、24mmで強い糸巻き型に変化し、少しずつ軽快していくが、140mmでも軽度の糸巻き型。

逆光耐性は概ね良好。

AFはまずまず速く、手ブレ補正も概ね良好。

35mmフルサイズ換算27〜210mm相当、フィルター径φ67、最大径x長さ78x97mm、金属マウント、重量490g。SWM仕様。防塵防滴ではないが、マウント周囲はシーリングが施されている。
最短撮影距離0.45m、最大撮影倍率0.23はギリギリのボーダーライン合格。

設定価格は高いが、キット価格ではリーズナブル。