E 20mm F2.8 SEL20F28 レビュー・評価

E16mmと同じくらいの大きさ軽さでどちらもつけっぱなしに最適なレンズ。
画角を比べると16mmは超広角なので、思い切り引くか寄るかの使い方になるけど、この20mmは肉眼に近いイメージ。お散歩スナップに最適なレンズです。
引きも寄りも使いやすく自分がちょっと前後するだけで、思い通りに撮ることが出来ます。16mmと20mm、2本持って行っても約200g。ポケットに入れられる大きさ軽さなので、2本とも買うと幸せになれます

今までは35mmF1.8をつけっぱなしにしてきましたが、動画を撮るようになってから画角が少し広い単焦点が欲しくなりました。
条件によっては滲みが発生したりもしますが、他で酷評されている程は気にならないです。

動画を撮るために入手したレンズですが、写真も面白いので、しばらくは35f18はお休みしてもらってます。
ちなみにパンケーキだけあって、少し大きめのコンデジとあまり変わらないサイズ感。ポケットに普通に入ってしまいます。
フィルターだけつけてれば傷の心配はないと思っているので、レンズキャップもつけずに速写できるようにしています。

最近、動画用のレンズとしての出番が多くなりました。
この画角はスナップ動画用としては遥かに使い勝手が良いです。
https://youtu.be/WHu0lUWVVfE
全てE20mmで撮影したサンプルを上げています。

開放	f7.1	再び開放

α6000を中古でゲットして、一番使いたかったレンズです。
ペンタ時代に似たようなスペック・薄さのHD DA21mmが超お気に入りでしたが、SONYにマウント変えしてPlanarと同じくらいお気に入りになりそうなレンズです。

【操作性】単焦点ですから。ボディへのマウントもしにくくありません。

【表現力】まぁ、これはまぁまぁでしょうか。正直ペンタのHD DA21mmのほうが上です。でも近接性能などは同じくらい。FE35mm f2.8で同じように寄ろうとしてもできません。周辺などあまりまだ細かくチェックしたわけではないですが、中央の解像感はばっちり。それだけでも万年ド素人の私には十分。APS-C万歳！

開放はゆるゆる、ふんわり。広角なのでみなさんf7.1くらいに絞って使うと思いますが、絞るとかなりの解像感です。

【携帯性】言うまでもありません。最高かよ！！！！画角もちょうどよく、α6000といつでも持ち出せます。

【機能性】AF速いです。快適！

【総評】これぞAPS-Cの真骨頂ですね。この携帯性が稼働率を押し上げ、被写体が受ける威圧感を減らします。どんどん活躍してもらう予定です。

あと実はペンタ時代にお気に入りだったDA70というパンケーキ（中）望遠レンズがあったのですが、それみたいなレンズがEマウントにあったら最高ですね。まぁ、FEマウントレンズ中心なので、実現の可能性はとても低いと思いますが。

とりあえず近所の草花アップ。

レンズ交換式としては大健闘		基本スペック比較
開放最短付近。スムースなボケ。	これも開放、充分綺麗。

スタジオの撮影では周辺機材の関係でフルサイズレフ機を
使用していますが、持ち歩き用、というか
スタジオ以外では6500を使用しています。

所持しているEマウントレンズはズームのみで
単焦点はMマウントで賄っていたのですが、
6500のAFとタッチパッドが便利すぎて
単焦点でもあの撮影スタイルを、と
最初の一本にこのレンズを選びました。

ちなみに「あの撮影スタイル」というのは、
・液晶上でタッチした被写体を自動追従するロックオンAF
・液晶をなぞってAFポイントをマウスカーソルの様に
　移動させられるタッチパッド
を組合わせた撮影スタイルのことで、賢い上に直感的、
自分は構図と切るタイミングだけに集中出来ます。

話を戻して、最初の一本にこのレンズを選んだ理由は
「充分な画質とずば抜けた携帯性の良さ」です。

GRほど（厚さ35mm）コンパクトではありませんが、
EVF・ボディ内手振れ・4K・タッチパネル・サイレントなど
諸々積んでこのサイズ（60mm）は素晴らしいの一言。


僕はミラーレスに最高レベルの画質は求めていません。
画質を求めるとレンズが巨大化しますからね、
ならレフでいいじゃないか、と思ってしまいます。
フルサイズセンサー+ハイエンド単焦点の画を10とするなら
僕は6-8ぐらいで充分、その代わり抜群にコンパクトで
最高に便利なシステムをミラーレスには求めます。

そういう意味でいくと、E20f2.8を選ぶのは必然。
レンズの厚さが6500のグリップと同じくらいなので
付けても付けなくてもサイズ感は一緒、重さはたった69g。

僕のスナップでの標準は40mmで次に28mm、
その間の35mmはあまり好きじゃないのですが
30mmという焦点距離は意外にもかなりしっくりきました。
35mmより28mmの方が得意な方ならすぐ馴染むと思います。
ムービーもブレを気にせず撮りやすい画角ですし、
普通に見ている範囲をそのまま自然に撮れる感じ。

そしてこのレンズ、広角のクセに？ボケがとてもスムース。
f2.8の広角でこんなにトロトロするとは。
また画面全体を均等に解像する特性は広角として使いやすい。
開放最短だと高コントラストな部分に色収差が顔を出しますが、
上記特性のおかげで変に目立つ感じにはなりません。
パンケーキとしては充分以上。
このレンズに限らず、Eマウントのレンズはコンパクトな分、
歪曲・光量落ちなどをデジタル補正する前提の設計なので
それを光学的に補正したい方には不向き。

E24f1.8もお店が貸してくれたので撮り比べましたが、
値段サイズ共に3倍も出す程でないと僕は感じました。
E24は明るく寄れて解像力も上なのでそのあたりは人それぞれ。
ちなみにTouit32も試したのですが、AF-Cでの追従中、
モーターがずっとうるさい上に遅いのでやめました。
シングルAFで使う分にはそこまで気にならないと思います。

値段は妥当と思います。
Xのパンケーキ、XF27f2.8は非球面1枚の5群7枚で4万強、
E20f2.8は非球面3枚の6群6枚で3万強。
E PZ18-105f4Gが5万強と破格なので難しいですが、
値段分の価値は確実にあります。


総括。
Eマウント最小、全長2cm。69g。
コンパクトで万能なαEを体現するレンズ。
パンケーキにしては近接性能が高く、逆光にも強い。
歪曲・光量落ちは大きいがデジタル補正で解決する。
高速で静かなAF。
ピントリングは細いがちゃんと指にかかる。
開放最短で色収差が出る、f4でほぼ解消。
f5.6が性能のピーク、画面全域でよく解像する。
30mmの画角は扱いやすく、汎用性が高い。

6500との組合せは軽快そのもの、
是非つけっ放しにしてください。
僕はこれかE16-50PZがつけっ放しレンズです。

質感描写、ぬけ、良い感じです。

コンデジ代わりに撮った写真ですが、毛の質感、ソファーの質感、ぬけ、明らかに単焦点レンズのものです。
実は電動標準ズームで撮ったつもりでしたが、描写が良いので改めてデータを確認して納得した写真です。
フルサイズで28?は、私の場合少し広すぎます。また３５?は窮屈に感じます。
換算30?というのは使い易く感じています。NEXは広角から標準域が似合います。重い大きなレンズはボディの大きな一般的なデジイチの方が使い易い。描写の安心感からこのレンズを付けっぱなしにしています。

広角のブレにくさとNEXの高感度性能を生かして、手持ち＆開放で夜景（？）を。	エツミのメタルインナーフードとオリンパスのキャップに替えて、よりコンパクトに。

【操作性】
フォーカスリングの動きはスムーズではなく回転角も狭めで、MF時の微妙な操作には慣れが必要です。

【表現力】
同じパンケーキレンズである16mm F2.8のように解像が甘いこともなく、開放でもそれなりに解像し、2段も絞ると全面シャープになります。周辺減光や歪曲もそれなりにありますが、カメラ本体の自動補正機能や現像ソフトで対応可能。画質に特筆すべき所はありませんが、レンズの小ささや軽さを考えると頑張っていると思います。

【携帯性】
レンズ本体はとてもコンパクトなのですが、30mm F3.5 Macroの付属フードをそのまま流用しているため、フードを付けると長さは倍に…。おまけにプラスチック製で質感も低く、コストダウンのためでしょうがソニーの思慮のなさは残念です。

【機能性】
AFは静かで高速、最短撮影距離20cmにも不満なし。手ブレ補正はありませんが、このコンパクトさでは致し方なし？

【総評】
35mm F1.8もそうだったのですが、せっかく買ったレンズに付いてきたフードが他からの流用だとがっかりです。特にコンパクトさを追求した本レンズには、専用設計のコンパクトなフードを付けてしかるべきだったのではないでしょうか。小型化に努力したレンズ開発者もやり切れないでしょう。

繰り返しになりますが、画質そのものは抜群に優れているとは思いません。ただし、この携帯性でこの画質を確保している点では優れていると思います。鏡筒の黒色がカメラボディにマッチするツヤ消しなら、なお良かったですね。

普段はα９００を使ってますが普段から持ち歩ける高画質なカメラが欲しかったと言うのが購入動機です　悩めばキリは無いのですがこのレンズの発売でNEXを選びました
　基本このレンズ一本勝負で交換は考えてません　このシステムにお金をかけるならAレンズに回すつもり　コンデジのグレードアップと言う位置づけです　
　いくらボディが小さくても（特に厚み）レンズが飛び出てしまえば個人的には持ち歩く気にならないしE-16では広角に振れ過ぎでした　画角、画質、大きさ、金額　ちょうど条件に一致しました
　パンケーキですがそれなり　画質は合格点　何より金額に見合った見栄えがあります　発売したばかりですからこれから値ごろ感も出てくると想います　NEXをメインで使われている方にはあまり魅力は無いかもですが　サブとして持ち運びや単焦点一本勝負　という使い方ではおススメのレンズだと思います　残念なのはやはりレンズフード　これは多少の出費でも買い替えようと思います

付属のフード	UNのドームフード	ファイルサイズ比較画像（絞り開放）
絞り値毎のファイルサイズ比較一覧	鉄道模型の流し撮り

【操作性】
フード無しなら幅の狭いフォーカスリングですが、適度なトルクで操作性は良好です。
しかし、付属のE 30mm F3.5 Macroと共用のフードを装着すると、フォーカスリングとフードの境界がわかりにくくなり、フォーカスリングを回しにくく操作性がかなり悪化します。
比較的寄れるレンズならばDMFを使用する機会も増えるかと思います。
せっかくのコンパクトさを犠牲にしたくなかったのでUNのドームフードを購入しましたが、これが約4000円と高価！
ということでちょっと減点かな。


【表現力】
絞り開放から使えるという評判どおりだと感じます。
参考までに、AモードISO200で絞り値毎に撮影し、それぞれのjpegファイルサイズの比較をしてみた画像を添付します。周辺部が流れたり回析ボケが起きるとファイルサイズが小さくなるかと思います。
絞りこまないとダメなレンズだと、ファイルサイズにもその傾向が出るのですが、このレンズは変化が少ないですね。（変化が大きいのは、それはそれで面白かったりもしますが）
f8.0の値がちょっと？？？って感じなんですが・・・ちょっとブレたかな？
手持ち撮影なのであくまで参考ということでご容赦ください。


【携帯性】
言うまでもないですね♪
でも付属のフードを装着すると長さが倍くらいになるのが残念。


【機能性】
私の使用しているボディはNEX-5Rで、AFは普通に速いと感じました。
ファストハイブリッドAF対応とのことですが、私のNEX-5Rではセットアップメニューから『位相差AFエリア表示』をONに出来ません。なんでだろう？
数寄屋橋のソニービルで撮影した鉄道模型の写真はコンティニュアスAFで普通に追えてるので、機能しているようですが。


【総評】
小型軽量で写りも良くて値段もまあまあ。
普通にアマチュアな私としては、これ以上なにを望みましょうか。

このE20mm f2.8とE35mm f1.8とE50mm f1.8の3本を持ち歩いてのお散歩が楽しみになりました。初代NEX-5を発売日に購入して以来、レンズラインナップの充実を切に望んでおりましたが、徐々にラインナップが充実し、今年はさらに増えるとのこと。どのレンズにするか悩めるようになったことが嬉しく思います。

F2.8で夕暮れ時を手持ち撮影	ボケ味も許容範囲なのでテーブルフォトにも使えます	ブツ撮りにも十分使えます
メタルドームフードを使えばさらにコンパクトに持ち運べます

色味や解像度が自分には合わずSEL16F28はフィッシュアイコンバータ専用レンズになっていました。

普段はSEL50F18を付けて持ち歩いていましたがバッグに荷物が多いと持ち歩く気になれず新型パンケーキレンズSEL20F28を購入しました。

絞り開放からでも積極的に使っていけるレンズだと思います、色味の再現も良いのでブツ撮りにも便利です。また寄れるレンズですので料理写真でもコレ１本でもいいくらいです。

短焦点、高画質コンパクトデジカメのようなノリでNEXを気軽に持ち出すことが出来るようにしてくれたSEL20F28の存在意義はとても大きいと感じました

NEX-5を愛用しておりますが、とてもコンパクトなNEX-5の筐体を生かすために、レンズは16mmのパンケーキレンズSEL16F28を常用しておりました。
このレンズはコンパクトですし、条件が良いところではとても良く写るのですが、画像周辺の流れなど気になる部分もありました。
ソニーから、新しい20mmのパンケーキレンズSEL20F28が出ると知り、画質にも期待して発売日に入手しました。

【操作性】
非常に薄くコンパクトなレンズですが、フォーカスリングはAFの時は動かず邪魔にならず、MFでは指あたりも良く適切に操作でき、操作性に問題ありません。
ホールディングも、コンパクトなNEX-5との組み合わせならちょうど良い感じです。
30mmマクロレンズと共用の独特の形状のフードですが、レンズに保護フィルターを付けたままフードをかぶせることができます。また、フード側にフィルターを付けることもでき、フィルターワークのことをよく考えてあります。

【表現力】
周辺部の画質も良好で、画像のどこを見ても満足できる画質です。
ボケ味も良い感じで、主題にぐっと近づいて背景のボケも楽しむことができます。
広角パンケーキということで逆光が気になりますが、わざと光源を入れて撮影しても自然なゴーストの出方で、特に問題ありませんでした。
NEX-5はレンズ補正機能がないのですが、気になる歪みもタル型歪みがわずかに見られる程度で、レンズ自体で高度に収差なども補正されているようです。
安価なレンズですが、この画質のバランスの良さは特筆できます。

【携帯性】
全長20.4mmとサイズはコンパクトで、16mmパンケーキよりも薄くEマウントレンズで最小です。
NEX-5と組み合わせると、APS-Cの撮像素子のカメラとは思えないくらいコンパクトで、少し大きいコンパクトデジカメの感覚で使えます。
レンズ自体も軽いので、持ち運びやホールディングも良好です。

【機能性】
最短撮影距離は0.2mで16mmパンケーキよりも寄れるので、テーブルフォトがだいぶ撮りやすくなりました。
AFは普通と思いますが、速度に不満を覚えることはありません。（ファストハイブリッドAF対応ですから、最新のNEX-5Rなどのボディに付けたら、もっとAFが快適になるのかもしれませんね。）
AF駆動音も気になることはなく、動画撮影の時も問題ありませんでした。
OSS（光学手ブレ補正）は付いておりませんが、広角レンズですしNEX本体が高感度まで使えることを考えると、問題となることはないでしょう。

【総評】
上記のように、いずれの項目も良好なレンズですが、欠点という欠点が見あたらないのが、すごいところです。
このレンズが、わずか３万円前後で購入できるのですから、お買い得だと思います。
新しくNEXを標準レンズ付きで購入した方が、次にレンズ購入を検討する時には、候補にして良いと思います。
換算30mm相当の画角も、風景からスナップから何にでも使えますし、自分でポジションを動くことでポートレートやマクロ的な撮影にも応用できます。
SEL20F28は、NEXで常用したい万能パンケーキレンズだと思います。