Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM SAL50F14Z レビュー・評価

SAL50F14は、以前より持っておりますが、コンパクトで軽く、明るいレンズなので良いのですが、
α99?のボディーにはどうにも不恰好で我慢出来ませんでした。
ようやく先日Zeissを買いましたが、やはりこちらがバランス良いですね。
構えた時の重量バランスも丁度良いのもグッド。
もちろん表現力も期待しておりますが、まだ試し撮りを数枚しか行っていないので、これから色々試してみようと思っています。

プラナー85mmやゾナー135mmのAレンズの高評価だらけと比べると、このレンズは賛否両論がはっきりと判れるAマウントの50mmF1.4レンズですね。私は・・・悪くないと思います。ミノルタ時代からの50mmと比べても写りの表現に明確な違いがありますよ。
銘玉が多いZEISSの50mmF1.4の中で、このレンズ「銘玉」とは呼べないかもしれないが、ZEISSらしさは撮影するとはっきりと出てくるので、他人が言うほど悪くないと思うのですが。
でも、敢えて苦言を言うなら、もう少し尖がった性能が有っても良かったかな？と。特にAマウントのZEISS 85mmは解放からのボケ描写が1番の魅力で、現在も当時の定価の倍以上の価格で取引されている伝説のレンズ「ミノルタ85mmF1.4GLIMITED」を再現したレンズのような、解放から1〜2段絞るとキレイにボケる「ミノルタ85mmF1.4G」や他のZEISS85mmレンズとは違います！！といった明らかな違いが有ると良かったかなと感じました。

逆光で特定の向きにするとオールドレンズのような虹を出すことができます
F2.8まで絞りました。良好な立体感と解像力

【操作性】
フォーカスホールドボタンは良いですがAF切り替えスイッチが押しにくいです。
【表現力】
絞りや撮影条件によって色収差や二線ボケが気になったり癖があり、撮影結果の予想がしづらいです。
中央の解像力は高いですが開放は必要最低限、絞ってもズームのSEL24105Gに特段勝ってる感じがしないです...
遠景に弱いのに寄ることもできないので不満に思われる方もおられると思います。魅力的なのは色味と立体感です。
【携帯性】
初めは大きい重いと言われていたと思うんですが今となっては軽量コンパクトの部類です。SAL85F14ZやSEL50F14Zと比べても明らかに軽いです。
【機能性】
AFは動体だとよく外しますし駄目だという場面ではすぐに迷って合わそうとするのをやめてしまいます。SSMなので速さはありますが音も鳴ります。フォーカスリングの感触も微妙です。
【総評】
SEL50F14Zとは同じ50mmのF1.4のツァイスと思われる方もいるかもしれないですが目指してる方向性もレンズ構成もまるっきり違います。まだSAL70200G2とSEL70200GMのほうが似てるかと思うぐらいです。
ボケは良好ですがSAL85F14Zに及ばず。コントラストに重きをあてているので画角的にも室内での撮影に向いています。
欠点がありたくさん書いてしまいましたが可愛げがあり気に入っています。クセがあるからこそ使いこなしたいと感じさせるレンズです。多少の緩みを感じるもののSEL50F14Zのレンズフードが装着可能です。ちなみにあちらがタイ製造なのに対しSAL50F14Zは日本製です。

AマウントZeissの中でも最後の方に出てきた物だったと記憶しています。
そのせいもあってか、ライバルが多くて個人の評価に差が出ている印象があります。
写りは流行りの開放から解像バリバリといった感じでは無く、色収差もあるし、解像もそれなりです。
ただ、それが味だと思えますし、画像全体としての雰囲気も好きです。
でも確かに、それなら50F14でいいかも？と思うこともありますね。細かい部分はもちらんこちらに軍配が上がるので、値段差と重量差をどう評価するかなのかもしれません。

ずっと使い続けて、一言追加です。

このレンズのコク、色のりの深さには毎度毎度悦びいっぱい。
品位が高く、コントラストが深い（ただ「高い」というより「深い」と言いたくなる）

この色！この厚み（立体）の再現！、比較するものなしです、他に代えがたい５０ｍｍであることは間違いありません。買わなければ損です。Ｅマウントレンズのツマラナイ優等生とは次元が異なる天才です。

この５０?の凄味は、長年写真をやってきた人間には、驚異的です。各項目を平均的に見てもこのレンズの圧倒性は分からないでしょう。色の深いこくがつくる充足は、得難いもので、比肩するレンズは存在しません。究極のコントラストです。

＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾

今日午後に届きましたので、試写しました。カメラは、α９９です。
こどもたちの写真が素晴らしく美しいのですが、この場で投稿は出来ない規定なので、「もの」の写真です。

操作性は、他の３本のツァイス単焦点と異なり、音もなくスムースに合焦するので、はじめ戸惑ったほどです。

また、今までと異なるのはレンズフードが金属ではなくプラスチック製になったことですが、わたしは、重い金属製のフードは不要と思いますので、これでよいです。

鏡筒の造りやデザインは従来通り完璧で、高級感に溢れるもの。

明日以降、野外でも試してみますが、
余裕感のある高品位な描写で、おそらくは史上最高の５０ｍｍと思われます。変な言い方ですが、圧倒されるほど「自然」なのです。


追記

フィルム時代、コンタックス（ヤシカ）用のプラナー５０ｍｍと８５ｍｍを愛用していましたが、両者は意外なほど描写が異なり、８５ｍｍの「おしゃれ」で凛と立つ綺麗な画像と５０ｍｍの実在感のある深みを感じさせる画像の違いに驚きと悦びを感じました。もちろん、両者とも色の美しさや深み、豊かさを感じさせる描写は共通で、わたしが所有していた「優秀なはず」の各社の日本のレンズとの違いは大きく、茫然自失となりました。

レンズをつくる時に、ドイツ（ツァイス）では各々の使い道における「何が求められるのか」を明晰に意識しコントロールしている。そこに「技術」を支え意味づかせる見事な哲学の存在があるのを知り、彼らの文化の奥深さに圧倒される思いでした。

話しを今に戻します。
デシタル時代になり、以前とはレンズ構成の異なる新設計のプラナー５０ｍｍと８５ｍｍを前に同じ違いを感じて不思議な感慨に浸っています。両者は優れた明確な「個性」を持ち、それぞれの美を現します。ソニー製になっても変わらない強い「理念」によろこびを覚えます。脱線しますが、遠く、エルンスト・アッベの思想と実践と人柄までをも想いました。

遠景の描写はプラナーなので微妙。	ハイライトはすぐにフレアーが入るがそれがいい。	発色がよく、白を主体にした絵作りが非常に高い。
開放ではひどいフリンジがでる。	コントラストが高いので夜や男性の被写体では映える。

評判が悪いですが中々気に入ってたのでレビュー書いてみることにしました。

【操作性】
MFはバックラッシュが強すぎて操作しづらい。
AFは微妙に精度が悪い上にフォーカスホールドは50mmでは使いづらい場面が多い。
α99ではMFで運用、α９ではLAEA3で瞳AFを主体にしていました。

【表現力】
ハイライトの伸びが高く、発色がいいのでフレッシュな雰囲気作りに強い。
またボケが美しく、コントラストも高いのでディープな雰囲気もつくりやすぐ万能なレンズだと思います。
反面すぐに開放ではハイライトがにじみ、フリンジが出てしまう上に階調が狭くなるのでF3.5あたりから解消します。
近距離から中距離に向けての描写緑が凄いですが、また遠景の描写はあまりいいとは言えませんね。

【携帯性】
50mmにしては大きく、重いのでイマイチかなと。

【機能性】
あまりいいとは言えません。

【総評】
写りはいいですが操作性や携帯性、デメリットも多いので開放で使いたい方にはやや不向き。
また中距離に特価されてるレンズなので万能な50mmにしては使い勝手が悪いのでポートレートをしない方にはあまりお勧めできないと思います。
50mmでポートレートをしたい方には最高の相棒になりますがMFもAFもイマイチ操作しづらいといった弱点がありますしα7シリーズではトップヘビーになってしまう。といってデメリットが目立つレンズでした。個人的にはお気に入りです。

中央の解像力とかAFCの追従はssmならではで良好	近接のボケの繋がりやコントラスト、色ノリは正にPlanar	繊細な弱い光もしっかり捉えます
若干離れた距離は被写体に因って流石にボケの癖が	逆光にもコントラスト良好で良いレンズだと思うけどなぁ	85Planarと比べるからイカンのだPlanarっぽさは有る

【操作性】
フォーカスホールド、AF/MF切換もシンプル
Aマウント単の良さですね

【表現力】
コンパクトに収めた事で像面湾曲やら
色々収差残って酷評されたレンズですが
色、ボケ、逆光耐性にPlanarっぽさは
確実に有ります
sigmaの様に大きくすれば良かったのか
F2.0でマクロPlanarを追求すれば良かったのか
恐らくバランスとって此処に収まったんだと

【携帯性】
後述の理由で、標準ですから
取り敢えずで持ち歩けない大きさ考えれば
妥当なサイズだと

【機能性】
AF精度、速度機種依存ですが問題無いです

【総評】
確かに85Planarや超クセ玉35と比べると
個性に乏しいですが廉価なSAL50と比べると
円形絞りとか色々メリットは有るわけで
悪いレンズじゃないんですよ
ただ、生まれてくるマウントと時期が
悪かった…( ￣-￣)

SONYには多くの50mmレンズがありますが、ボケ質と解像力のバランスなら、このレンズがピカイチでしょう。

使用ボディはA900やA99、LA-EA3を介したA7IIとA7RIIIですが、特にA7RIIIと組み合わせた場合、Aマウント機よりAF測定点が広く、使い易いです。

開放近辺の解像力では後発の50mm ZAに劣りますが、ボケ質が少々硬く無機質な描写で、焦点距離の近い55mm ZAは更に硬く感じられる為(でも、とても良いレンズ)、旧来のαユーザー的には…な印象が拭えませんが、本レンズは85mm ZAに近い描写で安心して使用出来ます。

フィルター系72mmと大柄な為、口径食は少なく、どのボディで使用してもAFは迅速、精度に関してはボディに依存する為100%の精度は有りませんが、枚数を撮れば問題ないと判断しています。

フードは金属製ではなくプラですが、85mm ZAの物が流用出来ます。

現在の価格を踏まえると、Aマウントには勿論、Eマウントにも最適なレンズだと思います。

上野動物園にて

【操作性】単焦点なので簡単です

【表現力】初めて使った時の感動が忘れられません。EF50ｍｍ1.4も所有していますが感動のコントラスト、色乗りです、そして解像感

【携帯性】レンズ本体は小さめですがLA-EA３使用なので長さが長くなります

【機能性】ピントとAF-MF切り替えレバーのみです、AFは非常に速いと思います（α９使用）

【総評】初めて使った時の感動が忘れられません。EF50ｍｍ1.4も所有していますが感動のコントラスト、色乗りです、そして解像感
多少重くても持ち出そうという気にさせるレンズです（人物撮影の場合）

【操作性】
　フォーカスリングの適切なトルクが心地よいです。

【表現力】
　ややクセを感じる気がしますが、これも味だと思います。

【携帯性】
　持ち運びに困ることはないと思います。

【機能性】
　明るい短焦点レンズとしての機能は十二分に備わっています。

【総評】
Aマウントの単焦点レンズは銘玉が多いですが、最終的に全部揃えることになるとしても
とりあえず最初に何を買うかで迷いますよね。
買って損はないと思います。

発売当初は、α99で使っていました。私は、αユーザーですが、TLM(トランスルーセントミラー・テクノロジー)が大嫌いで、仕方ナシにα99でこのレンズを使っていました。ピントの精度も悪く、初期不良もあり、購入後即入院で、何度もやり取りしながら、α99もセットで入院と、かなり不満が残りながらも妥協をして退院して使っていました。ただ、ソニーさんの担当の方から「かなり追い込んだので、品質はもの凄く高いレベルです」とお言葉戴いたのですが、α99では、まず開放では、ピンなんか来たことないです。

当然、Aマウントユーザーの私は、大嫌いなTLM付きのα99を使うしかなかったのですが、フルサイズEマウント機の充実からα7R、α7R2、α7s2とLA-EA3でこのレンズを使っています。そして、待望だったα7R2でのピントの精度と速度はα99とはレベルが全然違います。開放F1.4でもしっかりピンはきます。α7R2＋LA-EA3の方がかなり良いです。やっと満足できるレベルになってくれました。このレンズの本当の評価ができるようになりました。

そして、α9を手にして、瞳AFのサポートから、驚く進化を見せてくれました。F1.4でビシビシとピンが来ます。おまけに速いです。AF-Cでもしっか食いつきます。ポートレートを撮るなら、SEL50F14Zより、このレンズの方が描写が柔らかいし、ボケはこちらのレンズが良いです。また、AFもしっかり食いついてくれるし、生まれ変わりました。これ、今買ってもいけているレンズかと思います。いや、本当に驚きました。α9だからこそ、真価が出たと思います。おまけにTLMという馬鹿げた膜もないので、とても良い組み合わせだと思います。ただ、総合的にはSEL50F14Zの方が取り回しは良いのでポートレートはこちらで、SELはスナップ・風景・動画という使い分けで良いかと思います。

合焦した時の切れ味と質感描写は流石と感じさせるものの、
ピントの芯が掴みにくく、またAF任せで撮っていても結構外れる。
135mm F1.8のあのピントの山の掴みやすさとは雲泥の差。
個体差かもしれないが、神経を擦り減らされる感じ。
色の乗りは良い感じ、水とかガラスなどの透明感の表現は個人的に好み。

【まとめ】
一年近く使用した感想です。
まず使い始めて感じたのが高コントラストで被写体の質感が忠実に再現されて実在感のある描写をするという事です。
有機物や無機物を問わずそのモノの素材感が伝わる描写をします。

緑、赤、青など色全般が濃く写り、カールツァイスのレンズだと実感できる。

トータルバランスが良く飽きがこないレンズです。


【表現力】
F1.4は十分に解像感があるが軸上色収差が目立つ。
F2.0あたりからは色収差もほぼなくなり解像感も開放にくらべて満足のいくレベルになる。
F2.8になると周辺部から隅まで解像感が高く自然でスムーズなボケと相まって空気感のある写りが味わえる。

F5.6では画面全体で均一に高解像になり風景などでの遠景描写で威力を発揮する。もちろん近接では隅の部分まで細かく解像する。

F22まで絞っても写りに悪い影響は感じられない。

逆光はF2.0で太陽を画面に入れるとゴーストは出る。同じ条件でフレアは画面全体を破綻させることなく太陽から離れていくにつれフレアが少なくなる。

弱点として開放付近で軸上色収差が出るということ。
歪曲もありますがボディーに歪曲補正機能があればONにしておくことで問題ありません。



【操作性】
AFロックボタンは縦位置グリップなしでの縦構図の撮影において便利。

【携帯性】
50mm単で１キロ近くの高描写レンズにくらべ、500グラムあたりでこの描写は軽く感じる。
写りと重さのバランスが良く機動力に優れる。

【機能性】
防塵防滴は突然の雨でも撮影に支障をきたすことがなく安心感がある。

結構暗い室内で。。。　α９９	明るい野外ではさすがのZA。。。α９９	子供撮りスナップには最高のお供。。。α９９
室内でのスナップでもほぼ満足(^^♪。。。α９９

アマチュア目線の評価なのでレンズの詳しい構造とか性能は分からないながらも使ってみての感想です(^o^ゞ
【操作性】
いたって普通でZEISSのlensのなかでは軽い方かな(*^^*)リングも軽く適度なトルク感もありますので操作はしやすいです
【表現力】
芯がしっかりしていてとてもキレイな写りです(о´∀`о)
肌の色のりも私はとても好きな傾向なので、子供の思い出写真でなら全く文句無いです(^_^ゞ
【携帯性】
ボディが99なので合わせて使っても余裕です(о´∀`о)比較するレンズの重さがあるからかな…(^_^;)
【機能性】
項目が良く分かりませんが、AFスピードも早いですし、もちろんSSMで無音なのでビデオ撮影でもバッチリ使えます(*^^*)

【総評】
使いやすい焦点レンズなので付けっぱなしな事が多いです。
サイズもボディとマッチしていてそのままカメラバックに入っています。
お散歩から、旅先までたいていの外出ではバックに入っています(^.^)
ZEISSはやっぱり明るいとこでの写りがとても良く、明るいレンズなので部屋のなかでもそこそこイケテル感じかなo(^o^)o

思い出写真のお供には手放せません

歪曲が大きい、少しフリンジが気になる場合が多い。ボケが硬い（個人差あると思います）

しかし、中央部のキレはほかにはない。
数値を忘れ撮ってみて初めてわかる被写体の存在感が浮き立つ描写。

オートフォーカスも速く静か。

あとはこれをダイレクトにつけられるルーセントミラー以外のＡマウントのボディーだけ。
本当にたのみます。