DMW-BLF19 レビュー・評価

タイトルを見て、端子を綺麗に保つなんて当たり前だろう何を言っているんだ？と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、
他のカメラ用バッテリーよりも端子の取り扱いに気を遣い、端子の掃除を頻繁にせざるを得ないため、このようなタイトルにしております。

GH5sで予備含めて計5個所持しています（普段はせいぜい2、3個しか使いませんが、充電忘れが怖いのと後述の問題点のため余裕を見ています）。

バッテリーや充電器は純正しか使わないと決めており、今後も互換品を買う予定はありませんが、端子周りはもう少し頑張ってほしかったなというのが正直な感想です。

他の方も指摘されていますが端子の面積が広くて浅いため、ショートするリスクもあると思いますが、
私の使い方が悪いのかもしれませんが端子に埃や汚れが付きやすいようで、カメラボディで急に
「このバッテリーは使えません」
と表示されて強制的に電源オフになってしまう、ということが何度かありました。
電源を入れた直後に発生することもありましたが、しばらく問題なく使えていたのにいきなり撮影が中断されるというケースも少なくなく、頻度は少なくても頭の痛い問題です。
少しカメラから離れて撮りっぱなしにしていて、電源が落ちて撮れていなかったときの絶望感たるや…。

ボディ側の端子とバッテリー側の端子にブロワーをかけ接点復活剤で拭いて、
以降もブロワーと接点復活剤で各端子をこまめに綺麗にすることを心掛けていると、今のところこの現象は発生しなくなったため、
端子の埃・汚れが原因と見て間違いなさそうです。

数年間トラブルなく使えていたのが急にトラブったこと、特定のバッテリーで発生したり複数のバッテリーで発生したりで傾向が読めなかったことから、最初はかなり戸惑いました。
バッテリーの端子に埃・汚れが付きやすいということは、カメラ側の端子にも埃・汚れが移りやすいのだと考えると、つじつまが合います。

他のカメラやバッテリーでは（パナソニック製含めて）このようなトラブルは経験がなく、やはり端子の設計があまり良くないのだと思います。

新型で互換性のあるBLK22が出ていますが、充電器も買う必要があるのと、
GH5sで使用する端子はあくまで従来の端子であり、上記問題には何の解決にもならないため、BLF19を増やして対応しています。

端子の件以外の、基本的なカメラバッテリーとしての性能面については、おおむね満足です。

写真１）端子の金具が剥き出しの電池	写真２）端子の金具がショート防止構造になっている電池	写真３）かつてのＤＭＷ−ＢＬＢ１３端子はショート防止構造となっている。

安全対策が不十分です〜端子の金具が剥き出し

電池の安全対策が不十分です。電池の端子の金具が剥き出しでショート防止構造では無いのです。これは昔のキヤノンＥＯＳ１０Ｄの頃のレベルです。

ウッカリ鍵束と一緒にポケットに入れる人が居たらと不安です。
例え電池自体が破局的な破壊モードに至らなくても、消費者が熱い思いをするかもしれません。
恥ずかしい私事ですが、大分以前使い古しの００６Ｐ電池を鍵束と一緒にポケットに入れて、ショートし、鍵束が熱くなって「あっちっちっ」となった事があります。それで済みましたが、マンガン電池より遥かにエネルギーの大きいリチウムイオン電池です。

私達消費者は端子が剥き出しのリチウムイオン電池は注意して使う必要があります。


写真１）端子の金具が剥き出しで、ショート防止構造になっていない電池、左から

パナソニック純正Ｇ９用のＤＭＷ−ＢＬＦ１９　カメラ付属品には収納袋すら付属せず（私はＧ９を所有）

Ｇ９に使える互換電池ＢＡＴ−ＢＬＦ１９−ＮＭＷ　これには安全な防滴ケースが付属

キヤノンのＥＯＳ１０Ｄ、初代ＥＯＳ５Ｄ等に使う純正、ＢＰ−５１１Ａ、端子は剥き出しだがカバーが付属


写真２）端子の金具がショート防止構造になっている電池、左から

キヤノンＥＯＳ１ＤＸ用のＬＰ−Ｅ４Ｎ、端子がショート防止構造で、端子カバーが付属

キヤノンＥＯＳＲ等用のＬＰ−Ｅ６Ｎ、端子がショート防止構造で、端子カバーが付属

ソニーα６０００等用、ＮＰ−ＦＷ５０、端子がショート防止構造

ソニーα９等用、ＮＰ−ＦＺ１００、端子がショート防止構造

ライカＭ８等用、＃１４４６４、端子がショート防止構造

写真３）かつてパナソニックにも存在した端子の金具がショート防止構造になっている電池　ＤＭＷ−ＢＬＢ１３（ＧＦ１用）

パナソニックはライカ云々言うなら電池の端子ショート防止構造もライカを見習うべきです。

パナソニックの電池の端子の事を指摘すると他の価格コムユーザー様から「収納袋が付属されている。」云々が良く言われるのですが、私が購入したＧ９の付属電池には収納袋は付属していなかったのです。

収納袋も端子カバーもそれを紛失する可能性があり、また消費者がそれを正しく使う保証は無いので、安全を考えれば端子自体をショート防止構造にすべきだと思います。

また、安全性がアレコレ言われる互換電池にフタにガスケットを装備し防滴対策もされた上等な電池ケースが付属するモノすらあります。これでは純正品の価値が下がります。

補遺
最近、中古のＧＦ１を入手、付属の電池ＤＭＷ−ＢＬＢ１３はソニー製と同等のショート防止構造になっていました。正直これには呆れました。つまり以前はこうした安全対策を取っていたメーカーが、安全対策を劣化させて来たと言えるのです。

一体これはどうした事でしょうか。パナソニックは家電メーカーの重鎮であり、放送機器に於いてはソニー、イケガミと並ぶ権威です。

もしかするとソニーからリチウムイオン電池のＯＥＭ供給を受けるに当たり、ソニーが五月蠅い事（でも当然）＝「電池の端子に安全構造」を求めて来たのではないでしょうか。
パナソニックはそのコストに嫌気がさして電池のサプライヤーを変更したのではないでしょうか。あくまで私の想像に過ぎませんがあり得ると思います。

安全性よりコストカットを考えているのならそれは止めるべきです。

2012年の暮れ、発売されたばかりのLUMIX GH3を購入したときからの付き合い。その後、GH3は手放し、GH4とGH5を買い足し使い続け、その結果、このバッテリーは予備として購入したものも含め今現在4つ手元に残っている。その後、LUMIX S5用として発売されたDMW-BLK22が、GH4とGH5で使えると分かったので、今後はそちらを買うことになるだろう。この商品はおそらくこれ以上買い足すことはないと思う。

【駆動時間】
GH3での印象はもうすっかり薄れてしまったのでよくわからないが、GH4では驚くほど長持ちした（という印象）。GH5を使うようになってからは、余計にGH4での長持ちが強く印象に残るようになった。ただ、長い間仕事で酷使し続けた結果、最近はバッテリーインジケータのひとメモリ目が、すぐに消えてしまうようになった（GH4もGH5も）。今では、4K長回しで使えるのはGH4でおそらく2時間ちょっと、GH5では2時間持たないと思う。

【充電時間】
ほぼ空の状態からのフル充電には流石に時間がかかる印象がある。長回しで空になったバッテリーを充電しながら、もうひとつのバッテリーで長回しをすると、最初のバッテリーがフル充電できるより先に、2つ目のバッテリーが空になる、そんな印象（ちゃんと計測したわけじゃないが）。

【発熱性】
これに不安を覚えたことはほぼない。満充電し立ては流石に暖かいが、熱いとか思ったことはない。その点は非常に優秀なバッテリーだと思う。

【総評】
一番最初に購入したものは、もうかれこれ8年半も使っている計算（しかも業務でかなり酷使）。へたってきた印象は多少はあるが、それでもまだまだちゃんと使えてる。考えてみればこれはすごいことだと思う。ちゃんとした製品を世に送り出そうとする会社の良心を感じる（GHシリーズだからこそ、かも知れない）。願わくば、Panasonicさんには、バッテリーや充電器はACアダプターなど、周辺機器の値段をもう少し下げて欲しい。

gh３の交換電池として使用

モバイルリチウムイオン電池での火災が多発しています。カメラの電池も安全のためにも純製品の品質が確かなものを買うべきです。lumixgh3の交換電池としてかいました。これからも長く活用できそうです。新しいレンズもほしくなってきました。

サードパーティー製に比べて性能品質が格段に良好。特に使用時間が長い。価格差の価値ありと思う。

充電時間は220分程とやや長めです。
値段がもう少しこなれてきたら、予備に追加購入したいです。

予備で購入。高額のため社外品も検討しましたが、事故防止により純正にしました。駆動時間も昔に比べるとずいぶん長くなりました。

GH5S用に予備として購入しました。GH5Sは動画撮影に特化したカメラなので、バッテリーの予備は必要になってきます。GH5Sでは4K動画を2時間連続では撮影することが難しい感じなので、中華系のサードパーティ製の安価なバッテリーも購入候補でしたが、やはりここは安心の純正を購入することにしました。駆動時間はGH5Sで付属の同じものを使用しておりますので、まったくの同等と考えていいでしょう。やや難があると感じたのが充填時間でした。他のメーカーのバッテリーに比べて充填にやや時間がかかっている感じがありました。でも、それもちょっとという感じです。発熱性は特に感じたことがありません。問題ないと思います。純正で高いですが、安心を買うということで満足度を４としました。パナソニックで動画撮影する方なら予備のバッテリーとしては第一候補だと思います。購入してよかったと感じています。

この電池は2014年9月にGH4を購入した時に出会いました。

2016年11月にGH4を下取りに出し、G8にした時にもう使わないので、予備として持っていたモノをお世話になっていた売場のスタッフさんに贈呈してしまいました。

G8に満足していたし、GH5を見たら、もうGHには戻らないと思っていたらG9の発表…。

あ、電池BLF19…。

そうしたら、スタッフさんがまだ保管しているから…と、戻して下さいました(笑)

発売日にG9を引取り、またこの電池のお世話になっています。



【駆動時間】

これは使っているボディによって違いますけれど、GH4の時は1日フィールドを撮り歩いてもほぼ保ちました。

G9ではそこまで持つ印象は無いのですけれど、G系よりは確実に保ちます。

保険として予備があれば心強いでしょう。



【充電時間】

G9はボディを使って充電・給電出来る様になりました。
移動中にクルマで充電していると、家で充電する時よりは時間がかかります。

家では充電を始めてから気が付いた時に外すので、気にしていません。



【発熱性】

取り出すとほんのり温かいですけれど、気になりませんので無評価にしています。



【総評】

他のモデルと違い“かまぼこ型”なので、入れる時に助かります。
前後の確認だけで済みます。

まともに買うとそれなりのお値段です。

G9でスチール重視なら1日ギリギリ足りるか足りないかくらいなので、やはり、予備は必要ですね。

バッテリーグリップがあるなら尚更です。

Wi-Fiで画像転送していると結構な速さで消耗します。

これは同条件のGH4でのWi-Fi画像転送時以上の消耗の速さです。


予約宣言して購入したので、特典でもう1つ増えるのが楽しみです。