『EF-Mマウント必携の1本』 CANON EF-M22mm F2 STM C.M. Jonesさんのレビュー・評価

F2.2で撮影	F10まで絞り込んだ状態

【操作性】
スイッチ類が一切なく、フォーカスリングがついているだけという構造で、操作はしやすいです。めったにないですが、MFをするときが面倒に感じるかもしれません。AFで動作させる分には問題ありません。

【表現力】
EF-M版の撒き餌レンズだと思っているのですが、軽くて小さい割にはよく写ります。

【携帯性】
非常に小さいので、M100と組み合わせると、大型のコンデジくらいのサイズ感になります。フルサイズ換算では35.2mmと、これまたフィルム時代のコンパクトカメラのような画角で、スナップ用途では非常に良い感じです。

【機能性】
大きさを考えるとISなしは仕方がないですね。F2なのである程度はシャッタースピードが稼げるので、なんとかなるレベルではありますが。

【総評】
この手の「撒き餌レンズ」、キヤノンの場合は軽い、小さい、描写性能が良い、価格が安いと続きますが、このレンズも例外ではありません。RFマウントのAPS-Cボディが登場したので、EF-Mマウントはおそらく終了ですが、一方でシステムをコンパクトにまとめる、という観点では、EF-Mマウント以外のチョイスがないのも現状です。
このレンズはそのEF-Mマウントの中ではダントツのコンパクト化が可能なレンズで、お散歩程度であれば、M100にこのレンズをつけて出かける、という組み合わせも結構使えます。あえてマイナス点を言うと、ISがついてないところですが、F2ということもあるので、暗いところの撮影でなければ問題にはなりません。
EF-Mマウントを使うのに、持っておきたい1本です。