『良いところと悪いところ』 CANON EOS-1D X ボディ ねづきさんのレビュー・評価

当方1D3からの更新です。

【デザイン】
1D系の流れがそのまま。個人的にはもう少し外観上で冒険してほしかったが、まあ良いでしょう。


【画質】
率直な印象は、35ミリフィルムのような滑らかな画質で、特に高画素だという印象はない。これは高画素CMOSの弊害が上手く消されているとも言える。印刷やプリント時に、とても透明感のある写真が出てくる。


【操作性】
1D3と比較したら、大幅なステップアップだと思うが、個人的なリクエストができるわけではないので無論完璧ではない。

●悪いところ
1.プレビュー中のズームIN/OUTにダイヤルを使用する→改悪。

2.絞りこみボタンとM-Fnボタンが隣り合わせ→改悪。

3.AFスーパーインポーズがなくなった→最悪。

●良いところ
1.ジョグスティックが２つ付いた→わーい

2.AFモードを瞬時にONE SHOTからAI SERVOに切り替えるボタン割り当てができる→わーい

3.ライブビューでAFできる→使わないけど、わーい

4.AF関係の性能と操作性は異次元→わーい

5.その他まだまだ開拓中→凄い機能が満載で、なかなか底が見えてこない


【バッテリー】
問題なし。1D3と共用できるから良い。


【携帯性】
まぁ、何て言うか…、1Dなんで(笑)


【総評】
1DsIIIと悩んだ。とっても滑らかで、ニュートラルな画質に最初は「こんなもんか」と思ったが、深みのある階調は写真を撮り始めたフィルム時代を思い出させてくれた。その意味で、これは所詮35ミリなのかもしれないが、ようやく、そして初めてフィルムを越えたCanonの記念すべき名機かもしれない。