E 55-210mm F4.5-6.3 OSS SEL55210 レビュー・評価

【操作性】
何もありません。シンプル
【表現力】
解像感はかなり低いです。
コンパクトさと引き換えに我慢できるレベルではなかったです。
【携帯性】
コンパクトで軽くて良いと思います。
最大にして唯一の長所。
【機能性】
AF遅いです。最新の望遠と比べると特に見劣りします。
【総評】
キットの軽量格安レンズとしても、最新の機種には見合わない性能だと思います。
今のSONYなら、同レベル(またはそれ以下)の小型軽量で素晴らしい望遠レンズ作れると思うので、是非リニューアルを！
E70-350は素晴らしいレンズですが、ビギナーからすれば、大きさも価格も躊躇するのは間違いありません。
入門用としての安いキット望遠レンズのリニューアルは門戸を広げるためには必須項目だと思います。

望遠撮影ができる・・・素人としてはこれ以外に感想が持てないんです。確かに遠くのものが撮れますよ。でも写りとしては、10年前に購入したコンデジのズームとそんなに変わらないかなって・・　玄人が使用するとまた違うのかもしれませんが、素人だと安いレンズだし、まあこんなものかなっと。

α6300に装着して、別に所有している１インチコンデジのCANON パワーショット G3X と撮り比べしてみました。
55mm、70mm、100mm、135mm、210mm、のそれぞれで、35mm換算では1.5倍ですので、G3Xではおおよそ82mm、105mm、150mm、200mm、315mm、に合わせて、ISO200、F値は5.6と8.0で撮り比べましたが、解像感では１インチコンデジのG3Xの方がはるかに解像しており、APS-Cのα6300＋55-210mmのこのレンズは完敗でした。
それも、望遠が上がる度に解像感が落ち、200mmや315mmでは可哀想になるくらい完敗でした。
例えば、ISO値でいうと、ISO100で撮った写真とISO6400で撮った写真ほどの差がありました。（等倍時での比較）

同じ１インチセンサーのRX100も所有しているので、35mm換算の80mmと100mmあたりでも撮り比べてみましたが、やはり55-210mmのこのレンズの完敗でした。
こんなに解像感の悪いレンズとは思いませんでしたが、残念です。(>_<)

こんなお月さましか撮れない望遠レンズに用はない。

このレンズについては要点だけ書きます。とにかく、望遠端210mm付近の解像力がお粗末です。広角端はなかなかシャープで、手ぶれ補正もよく効きますが、このレンズをそんなことで選ぶ人はいないと思います。望遠側がしっかりしてないと意味のない製品です。サンプルとして望遠端で撮った月の写真を挙げておきます。最新の超望遠コンデジですら、こんな情けない絵は撮りません。マイクロフォーサーズの望遠ズームにも明らかに劣っています。
Eマウント用レンズのラインナップでもっとも貧弱なのは、マクロと望遠。標準域はいろいろな製品を出しておきながら、この明らかな欠点をソニーはいつまで放置するつもりでしょうか？