2ヶ月ほど、仕事でタムロン70-300mmのVCレンズと併用しました。
Canon 70-300mmIS L と Tamron 70-300 VC との使用した比較の感想です。
あくまで、私の使用した比較論です。
どちらのレンズもズームリングとフォーカスリングの位置が逆なので、正直、使いにくかった。
特にどちらのレンズも300mmになると全長が延びるので、フードと一緒に間延びした感じになる。
映りは、CanonのL玉というほどのクリアさはなく、Tamronレンズに差をつけることもない。
赤みと黒、色ノリに若干、差がありましたが、これもRAW現像で直せばたいしたことはないと思う程度で、レンズそのもので言えば、差はないと思いました。
USMとUSDの差も、大きな差はなく、暗いバーのカウンターでバーテンダーの白シャツを撮るのにどちらもフォーカスは迷った(Eos5Dmk3にて)。ボディ側に影響されるのでレンズそのもののフォーカス機能に大差はない。
VCとISも好みかと。どちらもそれなりによく止まる。
幼稚園の運動会で使用したときに差が出たのが、AIサーボ時のフォーカス。
Tamronの方が若干遅れるため、リレー時の変則な動きにアウトフォーカスのカットが多めになった。
Canonの強みは、動体フォーカスにおけるカメラ本体のAF信号に食いつき続けられるところかな、と。
雨天の使用はしていないので、水分の入り込みは分かりませんが、防塵という点で運動場の細かい砂埃がどうだったかと言えば、Canonは当然にしろ、Tamronもズーム銅鏡の密着度が高く、入り込んでいない。
むしろ、同日に使用したEF-S18-200ISのレンズ(Eos7D使用)に砂埃の入り込みが酷く、ソレを考えれば、どちらのレンズも防塵はそれなりに優秀かと思いました。
銅鏡は、L玉には敵いませんので、完全に軍配が上がりますが、この銅鏡がプラスチックになったものがTamronレンズと考えると非常に分かり易いです。
ただ、Tamronレンズはズームリングの回す方向がニコン形式なので、全く逆方向ですから、キャノンで慣れているとズームに戸惑います。
最後に、EF100-400ISとの比較で、新しいレンズなので少なくともISと300mmでの映りは、EF100-400ISよりは、良いと感じました。
300mm側での少なくとも周辺の像・線の流れ、崩れといった解像に関して70-300IS Lの方に軍配を揚げます。
ということで、なにか他のレンズ購入の必要性が出たとき、Tamronを置いて、真っ先に売るレンズになりそうです。
(2014.5.14追記)
実は、どちらも売りそびれてしまい、両方を使っていましたが、先頃発表されたボディから、だんだん「差」が感じられることがありましたので、レポです。
前回は、単純に使用比較した評価として、私費で買うならTamronで十分という評価でしたが、Eos70D以降、ボディと純正レンズの最適化が図られたのか、Eos60DやEos5Dmk2以前のボディとは違い、特にフォーカスの速さとAIサーボの正確さに差が感じられるようになりました。
Eos5Dmk3では、なんとなくでしか気がつかなかったのですが、Eos70Dになってから明らかにTamromワンテンポ遅れるようになりました(7Dは、そんなに変わらず)。
仕事で使用して「キャノンでなければならない場面」があったり、軌道のない動きの速い被写体を撮る必要性があったり、水辺や雨天でかなり使う必要があったり、また、DPPでどうしても補正しなくちゃならない、というのでなければ、十万以上出すメリットに疑問符がついていました。
しかし、これから販売されるボディーやファームアップによっては、純正品と他社品での差は出てくることがあるだろう、というのが使い比べた感想です。
つまり、価格差がボディーとの使い勝手に表れてくるようになるのではないだろうか。
1DXで使うと、どちらのレンズもぶっ魂消るくらい速いのに…。
ただ、別に速さを求めていなければ、本体十数万円もするのに三脚台座すら別売(一万五千円近く)で、ユーザーのことはあまり考えてないこの製品より、三万数千円で買えるTamronを三回壊す方が、割に合う気がします。純正なのにCPに見合わないレンズだと思います。
そして、映りに大差がないのにLレンズを名乗っている(UDガラスを少し使ったからかな)が、利益確保の販売のためにかな、と勘ぐりたくなります。
それだけ、他社のレンズが優秀ということかな。
光学的な品質に関しては、サードパーティー製も負けてないですからね。
後は、純正ゆえのソフトウエア対応の比較になってしまいます。