『ブツ撮りに重宝』 パナソニック LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S. H-ES045 Tersolさんのレビュー・評価

例1 (JPEG/スタンダード)	例1 (「SILKYPIX」で現像)	例2 (JPEG/スタンダード)
例2 (「SILKYPIX」で現像)	例3 (JPEG/スタンダード)	例3 (「SILKYPIX」で現像)

このマクロレンズ、ブツ撮りに大変に重宝しています。

被写界深度が深くなる4/3では、人物を撮る際には42.5mm/F1.2の
Nocticronでさえ、もっとボケて欲しい思うことがあったりしますが、
添付写真のようなブツ撮りでは本当に丁度良いボケ具合です。

ブツ撮りでは、そもそもボカしたいワケではなく、
ただ自然な奥行き感を表現したいだけです。
(例1のみF5.6、例2と例3はF8で撮影)

カメラはGH3を使い続けています。
写っているような品々に散財しているおかげで、
カメラを新調することが出来ないのですが、
カメラが古い分はRAW現像で補おうと試行錯誤を重ね、
その努力は身になっていると前向きに考えています。(^^)

添付写真は例1から例3、それぞれ一枚目がカメラ(GH3)のJPEG(スタンダード)、
二枚目が「SILKYPIX」で色々と調整して現像したものです。
価格.comでの再現像後、どの程度再現されるか分かりませんが、
RAW現像の意義を認識して頂ければ幸いです。

GH3のスタンダードJPEGはイマイチ締まりが無くて、目に焼き付かないですね。
目に焼き付けるということも大事ですが、ここに挙げている例は全て
品物の形や色、また質感が伝わることを重視して撮影しています。
(触った時の指先の感触、温度などが想像されるように)

この一連の写真を添付したクチコミの内容は赤いケーブル
(audioquest Golden Gate)にまつわる話題です。
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000614616/SortID=21816677/#21816677

スタンダードJPEGのままでは、そのケーブルがあまりにも目立たないので、
「SILKYPIX」の「ファインカラーコントローラー」を駆使して
赤色が明るく鮮やかになるように調整しています。

特に価格.comで再現像されると赤色が滲んでボヤけてしまうので、
RAW現像時点では、ともすると不自然なぐらいに赤色を際立たせています。

新しいG9の高画質という話、撮像素子の性能差はどうしようもない所ですが、
いくらG9でもシャッターボタンを押しただけで試行錯誤しながら
RAW現像したような絵が出てくるわけではないでしょう。
(・・・と自分に言い聞かせながら、まだ暫くGH3を使い続けるつもり・・・(^^;)

マクロレンズといえば草花や昆虫の撮影に使われることも多いと思います。
このレンズがそうした被写体に本領を発揮してくれるのは勿論のこと、
ブツ撮りにも使えますよ、ということと、それからRAW現像の意義を
伝えんがために、このたびはご覧のような作例を添付しました。