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北米で撮影しました。星AFモードが効きます。まあまあです。 |
北米の標高4000m付近で撮影。歩けば息が上がる高度ですが、さっと構えて使えました。 |
北米の針葉樹林。M.Zuiko 12-100mm f4の解像度を活かせます。 |
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北米です。車の助手席からさっと持ち出して撮るにはよいサイズ感の機材です。 |
日本の田園地帯。散歩に持ち出せるボディとProレンズで撮れるバランス感がよい。 |
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OM-5をきっかけにOM SYSTEMが気に入り、OM-1 Mark II、OM-3に続いて本機を購入しました。
メニュー構成がOM-1と違うところがフラストレーションでした。今回のMark IIで統一されたことで、更新。シーンに応じて複数のカメラを使い分けやすくなっています。
たとえば、OM-1 Mark IIは望遠や連写が必要な野生動物撮影向け、OM-5 Mark IIは軽量さを活かして徒歩中心の風景撮影やスナップに使っています。OM-3は意外と万能で、どちらにもそこそこ対応できる優秀なポジションだと感じています。
さっそく、北米旅行で撮影した写真を掲載してみます。発売時点ではLightroomが非対応でしたが、Macの「写真」アプリで簡単に調整した画像を掲載しています。
【デザイン】
流行に左右されにくい保守的なデザインで好感が持てます。
身長170cmの私の手にも収まりが良く、相手に向けても威圧感がない点が魅力です。
【画質】
センサーは10年近く基本構造が変わっていないマイクロフォーサーズ(MFT)です。
ボケ量ではフルサイズに劣りますが、風景写真ではボケ表現はあまり必要とされないため、大きな問題ではありません。
以下のように工夫することで、自分なりに満足いく作品にしています。
・明暗差が大きい場面では、明るい部分が飛びがち。CPボタンでHDRに切り替える、または露出を下げて暗部を現像で持ち上げることで対応可能。
・ISOは1600が上限といわれていましたが、PureRawなどでノイズを処理すれば6400も実用範囲です。
【操作性】
液晶に鼻が触れて(?)フォーカスポイントが意図せず移動していることがありますが、許容範囲です。
メニューがOM-1と共通で、異なるモデル間でも違和感なく操作できます。
また、カスタム設定に名前を付けられる点も便利です。
【バッテリー】
1個あたりの持ちはOM-1系より良くありません。1日撮影するなら2、3個は必要です。
ただし、バッテリーが小型で軽量なうえ、互換品も安価に手に入るのは利点です。
【携帯性】
OM-1も優れていますが、OM-5 Mark IIの携帯性は一段と優秀です。
M.Zuiko 14-150mmや12-100mm F4を組み合わせれば、ほとんどの風景撮影に対応できます。
防塵・防滴仕様も明確で、自動車内やヨットの船内に持ち込んでも取り回しがしやすい。
リュックに気軽に放り込んで、キャンプにも最適です。
【機能性】
センサーサイズ由来の画質上の制約に対し、複数の機能でカバーしている点を理解すれば、よい機材です。
手ぶれ補正は信頼できます。シャッター速度を落とせるため、暗所や低ISOでも対応可能。
CPボタンで呼び出せるハイレゾショット(5000万画素)、NDフィルター、HDR撮影機能が明暗差や解像感の不足を補ってくれます。
ただ、アウトドア向けのカメラとして推されている以上、ライブGND機能が搭載されていない点はやや残念です。HDRやハイレゾショットの処理時間がもう少し早いと助かります。
【液晶】
特筆すべき優秀さはないものの、実用面で困ることはありません。が、感動もありません。
輝度調整やナイトビュー表示もでき、屋外でも十分視認できます。
【ホールド感】
前モデルより改善されています。
大型レンズを装着しなければ取り回しは非常に楽で、思わずニヤけるほどです。レビューの星を増やしたくなる完成度です。
【総評】
このサイズと価格帯で、ここまで高機能にまとめている点は驚きです。OMカメラで動きものを狙うのでなければ、まずこのカメラかOM-3で間違いないのではないでしょうか。
ただし、高性能・多機能を求めて「できないこと」が気になるタイプの方には不向きかもしれません(これはすべてのカメラに言えることですが)。
また本機は既存機能の再構成が中心で、新機能はあまりありません。そのため、新しさや目新しさを重視する方には物足りない可能性もあります。
最近の値上げ傾向の中で、コストパフォーマンスの良さは際立っており、バランスの取れた優秀な一台だと思います。