ラ・スペシャリスタ・アルテ EC9155J レビュー・評価

専用のダンピングツール	側面	給水タンクは背面に
カップ受けやトレーは外して分解して洗える	抽出中の様子	2022年5月発売の「プレスティージオ」（左）との比較

デロンギのグラインダー（豆挽き）機能を搭載したエスプレッソ・カプチーノメーカー。4月上旬に行われたメーカー主催の体験会でチェックした。

幅28.5×高さ40×奥行37センチの本体サイズ。消費電力1450W、ポンプ圧15気圧、最大使用水量1.7L。

豆挽きからレベリング（コーヒー粉を均す工程）やタンピング（粉を押し固める工程）まで手動で調整できる。

コーヒー豆の挽き具合を8段階から選べるコーン式グラインダーと、最適な温度制御が可能な「Active Temperature Control （アクティブ テンパラチャーコントロール）」を搭載し、コーヒー豆や好みに合わせて、抽出の温度と蒸らし時間を3段階から選択できる。抽出ボタンを長押しして抽出し、任意の量のところでボタンを離すことで抽出量のカスタマイズも可能だ。

エスプレッソとアメリカーノ、給湯の3メニューが搭載されており、気分や好みに応じたカフェメニューが楽しめる。

ミルクフロッサーには「My LatteArt（マイラテアート）」機能を搭載。クリーミーできめ細かなフォームミルクを生成し、ラテアートを作りやすい。ステンレス製のスチーム管は「二重構造」が採用されている。

タンパーやミルクジャグに加えて、タンピングマットやタンピングガイドなど抽出前の工程で使用できるバリスタツールが付属する。

デロンギのグラインダー付きエスプレッソ・カプチーノメーカーは、2022年5月発売の「プレスティージオ」もラインナップしているが、粉を押し固めるダンピングの過程を手動式に変更するなどして、
サイズがコンパクトになった。価格も「プレスティージオ」よりも5万円ほどリーズナブルな設定で、手が出しやすく、デロンギのグラインダー付きエスプレッソ・カプチーノメーカーが気になりつつも、大きさと価格が理由で敬遠していたユーザーには待望のモデルだ。