旅行の機会にレンタルしたのでレビューしよう。
【デザイン】
ブラックとシルバーのいかにも伝統的なスタイルのカメラである。
上部にダイヤルが並び、ペンタ部の形状など、オールドスタイルでフィルムカメラと見間違えそうなくらい凝っている。
評価は「5」とした。
【画質】
もちろん、良い。
解像感、色再現性、ボケの表現、ともに言うことなし。「エモい」写真を撮影できるカメラである。
評価は「5」とした。
【操作性】
ダイヤルがたくさんあるが、これを使わずオートで撮影しても十分満足のいく撮影ができた。いじるとしたら上部ダイヤルの右端にある露出補正くらいだろう。これも特にいじらなくても良い。構図やピントに神経を集中して撮影ができるので使いやすさを感じた。
メニュー画面の操作は、機能が多いため、使いやすいとまではいいにくい。
BluetoothやWi-Fiを使ってスマホと接続する機能もあり便利ではあるが、他社のそれと比べて接続までの操作方法が複雑でわかりにくい。改善の余地がありそうと感じた。
評価は「4」とした。
【バッテリー】
動画の撮影もかなりしてみたのだが、意外と電池の持ちが良いのに感心した。定量的な結果を示せなくて恐縮だが、電池の持ちは良い方ではないだろうか。
省電力のため、撮影モードのままにしていてもすぐに待機モードに入るようだ。電源スイッチを切り忘れていても無駄な電池消耗が少ないようだ。
同梱のバッテリーチャージャーは本体から電池を取り出して充電する従来からのタイプでかなり大きさもある。しかし、カメラ本体に充電機能があり、USB Type-Cケーブルで市販のPD対応のACアダプタやモバイルバッテリーから充電ができる。これは大変便利である。しかも充電中も撮影ができる。
このため、筆者はバッテリーチャージャーを一度も使っていない。本体充電なら、電池を取り外すことすらないのもメリットだ。
バッテリーの持ちを考えると、撮影内容にもよるがモバイルバッテリーや予備電池は常に用意しておくことをお薦めしておく。
評価は「5」とした。
【携帯性】
約134.5×93.5×43.5mm、約445g(バッテリーおよびメモリーカードを含む、ボディーキャップを除く)である。一眼カメラとしては携帯性は悪くない。
付属の「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」レンズを取り付けた状態で持ち歩いても携帯性について特に問題ない。
評価は「5」とした。
【機能性】
今回は旅行の日程をこなす方が忙しくて、あまり細かいところをいじれていないが、撮影のモードはかなり充実しており、AF、AWBなど、基本的な性能には問題点は発見できなかった。なかなか良いカメラだと感じる。
付属の「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」レンズは、今回旅行に持ち歩いた感じでは広角はまあ我慢しても、もう少し望遠が欲しかったかなという感じだ。
レンズについては予算の関係もあるので、読者の選択に任せたい。
本機にはビューファインダーが搭載されている。やはり撮影には必須だと思う。特に炎天下では液晶画面はほとんど見えなくなるが、ファインダーなら問題ない。
評価は「5」とした。
【液晶】
3インチ104万画素の液晶モニターを搭載、画面は2軸で回転する方式で、撮影の自由度に貢献できたり、画面をボディ側にして折りたたむことで画面保護ができるのが便利だ。
画質も解像感や色再現性に問題はない。タッチパネルになっていてこれも便利である。
評価は「4」とした。
【ホールド感】
最近の一眼カメラではグリップの形状に凝っていて、ホールド感を追求するのがあたりまえになっているが、本機はあえてグリップ部がほとんど膨らんでいない。というのも、オールドスタイルのカメラデザインということなのだろう。
しかし、このスタイルでも特にホールド感が悪いとは思わなかった。右手のみでカメラを保持し、シャッターを押す通常の動作にも、特に問題はなく、しっかりとカメラをホールドできる。レンズ右側の指を置く面積が広いため、ここが膨らんでいなくても十分安定してホールドできるということだろう。
評価は「4」とした。
【総評】
さすがNikonというカメラである。
一番はもちろんカメラとしての基本性能だが、やはりオールドカメラ風のスタイルがもうひとつのこのカメラの魅力である。もし、見た目から入ったとしても、ちゃんと実力で応えてくれるカメラだと思う。
一眼カメラとして、入門者にも薦められるスタイリッシュな機種である。
評価は「5」とした。