MX Master 3 Advanced Wireless Mouse レビュー・評価

無線（Bluetooth以外）で複数のドングルとペアリングでき、切り替えが可能
というとあまり選択肢がなく、前から気になっていたこちらを購入しました。

質感は高級感があってとても気に入っていますが、
横ホイールの動作がたまにおかしいときがあります。
縦のホイールを操作した直後に横ホイールを操作するとなぜか縦方向にスクロールしてしまうのです。
（逆パターンも有り）
またOption＋が動いていないと横ホイールが動作しないです。
もしかしたら自分の環境だけかもしれませんが・・・。

大きさはちょっと大きいかなと言う感じで
最初は違和感ありましたが慣れでどうにかなるサイズ感です。
複数ボタンがあったりと多機能ですが、使っていません。

以下、Macで使用した際のLogicool M336/337との比較です。
【デザイン】
裾野が広がっていて、机と接触する部分の面積も大きく、滑りにくいです。
表面が布のマウスパッドだと抵抗が強くて使いにくい。
だからといって薄いマウスパッドだとマウスを持ち上げてから着地させた際に大きな音が出るのでうるさいです。
【動作精度】
マウスポインタ移動に問題なし。
【解像度】
問題なし。
【フィット感】
大きい。日本人の手に馴染む大きさではないと思います。M336/337の場合、マウス両脇を親指と薬指ではさんで保持し、人差し指は左クリック、中指でホイールの上に常に置くという使い方をしていました。
一方、このマウスも親指・薬指保持は同じですが重すぎて指だけで持ち上げるのは苦しい。だから、ポインタの移動距離が大きい場合に何度もマウスを持ち上げながらスライドさせる使い方が難しく、結局、腕全体を動かしてマウス操作しなければならない。
【機能性】
上下ホイールは電磁式ラチェットですが初期不良でガタガタ音を出すので交換しました。しかし、ラチェットのクリクリした感触が固くて滑らかなスクロール操作ができません。
また、Macではスクロール方向をナチュラルにすると、画面を下へスクロールする際にホイールを上へ回転させねばならず、硬い感触が操作を邪魔して疲れます。
フリースピンにすれば滑らかなのですが、節度がなくなるので操作性は良いとは言えません。
また、左右ホイールは回した感触がヌルッとしていて気持ち悪く、M336/337の上下ホイールようにサラッとしていながら節度ある感触の方が好きです。
戻る・進むボタンも小さくて操作性が悪いです。M336/337のようにチルトホイールの方が作業能率は高いと思います。
【総評】
私には安いマウスの方が似合っているようです。

M705mからの買い替え比較です

・大きさ
M705mに比べて手にあまる。
しっかりと握ると手首が浮き、
手首を机につけると左右クリックボタンの根本をクリックすることになる

・重さ
かなり重い。
AirPadProのマウスパッドとソールで滑りは軽くなるが、やはり使っていると質量を感じる
ゲームやマウスを細かく動かす作業では手首の負荷を感じる

・クリック感
M705mの安っぽいカチカチクリックに比べ、しっとりしたクリック感がある。

・ホイール
親指スクロールホイールは便利だが少し回転が重い

【追記】
・バッテリーの持ちがM705mより悪い気がする
・充電式なので充電切れの時は溜まるまで有線で使う必要があり使いにくい
（M705mなら充電池を交換するだけで良かった）

使ってみてまず感じたのが、「大きすぎる」でした。
男の中でもそれほど手が小さい方ではないのですが、握った感じが大きすぎるように感じ、長時間使っていると手が疲れてしまいました。

Bluetoothは試しておらず付属のUSBレシーバのみでの使用ですが、さすが高級マウスだけあって反応も良く、カーソルを動かし始める際も特に遅延を感じず、手とカーソルの一体感を味わえます。

売りの電磁ホイールですが、ネットでの評価を見ているとかなり高評価のようですが、残念ながら私には合いませんでした。

Logicool Optionsでいろいろ設定を試してみたのですが、ラチェットモード・フリースピンモード共に、ホイールを回す指先と画面の動きに一体感を感じられず違和感が残ります。
このマウスの前はMX Anywhere2Sを使っていたのですが、こちらはホイールを回す指先と画面の動きが違和感なく追従し、気持ち良い一体感を味わえました。

唯一良いところは、ラチェットモードとフリースピンモードの切り替えが軽い力でできる為、頻繁に切り替える人はかなり楽になると思います。
（MX Anywhere2Sはホイール自体をかなり強めに押さないと切り替わりませんでした。）

キーボードやマウスのような直接手で触れるものは慣れや好みがあるので、ネット上の評価だけ鵜呑みにせず、一度試してから買うべきと痛感しました。

10月末にMX Anywhere3が出るようですが、こちらも電磁ホイールへ変更されるようなので、今の内にMX Anywhere2Sを追加購入することにしました。

残念ながら、MX MASTER3は売却することになりそうです。

買ってから一ヶ月経ちましたが、MX Revolutionみたいなのを求めている方は要注意。
私自身手がかなりでかく、マウスは深く掴むタイプです。
フィット感ですが、マウスがかなりシャープに出来ていて卵を丸包するような深い持ち方をする方はいまいちだと思います。トップの高さはありますが、右側の傾斜がきつく、薬指は宙ぶらりんです。
自分はネットだけで買いましたが、購入前に絶対触ってみたほうがいいと思います。

表面の質感ですが、さらさら感を持たせつつもゴムなので夏はベタつきそう。以前SteelSeries kanaを使っていましたが、あれも表面はゴムで、2年目の夏にはとても使えたものじゃないくらいべちょべちょでした。

それと一番がっかりしたのがラチェットスクロールです。
MX Revolutionではｶﾁｶﾁといった機械的な抵抗があってよかったのですが、これは意図的に抵抗を作り出しているようなﾎﾟﾝﾎﾟﾝﾎﾟﾝという感じです。これが未だに慣れずにいます。

カスタマイズ機能ですが大したことないです。特に左下のジェスチャーボタンがめちゃくちゃ押しにくく、個人的にはジェスチャーとしては使えません。

その他基本的は機能は問題ありませんが、正直これなら型落ちのMX Master 2とかで十分だと思います。
14000円の価値はなく、まぁこんなもんかと割り切れる人ならありかもしれません。