誤字のため再々訂正
仕事では動画機として基本使いながら、スポーツ撮影時のみ写真機として使っています。
動画機としてはジンバルに載せてブライダルでの動画撮影での評価です。
手持ちではありません。
写真作例はすべてプライベートのもの。仕事での撮影ではありません。
【デザイン】
見た目のデザインに全くこだわり無いですので☆5
【画質】
色乗りに関しては素晴らしいです。文句なし。
但し高感度耐性はちょっと残念なので正直3200以上を選ぶときはノイズ乗り乗りを覚悟して使っています。APS-Cということもあってかノイズリダクションをかけるとフルサイズ以上にデティールが失われやすいなぁとやはり感じてしまいます。
……が、解像度が6000x4000とまぁまぁ高いので少し縮めてしまえば問題ないことが殆どです。それこそ大判の印刷でなければ全然いいかなぁと思っちゃいます。
動画としてはHLGが使えるというのがものすごくでかい。
FHDでしか撮りませんし、カラーグレーディングもしませんが709でもHLGの恩恵は計り知れません。背景が白飛びするまで普通に撮るより体感1段か2段分は違います。
S-Logだと眠すぎますがHLGならそこまででもなく、カメラ内で少し設定すればLUT当てずともわりと綺麗な絵がすぐに出てきてしまいます。すごい。
【操作性】
α6600でも改善されなかったのが本当に謎なのですがどうしてSONYはAPS-C機には前ダイヤルを付けないんでしょうね???めちゃくちゃ大きい不満です。
フルマニュアルで操作することもある自分にとっては絞り, SS, ISOをなにかボタンを押さずに独立して動かせるダイヤルが無い機種は本当に使うのが面倒だなぁと思ってしまいます。撮影がワンテンポずれる。
目玉の一つでもある自撮り用液晶ですが、私は使わないのでノーコメント。
α7SIIIにバリアングルが搭載されて嬉しい人も多いようですが、このチルト液晶にも良いところがあり、5mmほどモニターを背面から浮かせて使うことがきるという点です。
チルト液晶時にはファインダー自動切り替え無効になるので特に設定を変更せずともモニター常時表示することができるので大変便利です。自撮りしない人にはこちらのほうがメリット大きいのでは?と思ってしまう。
【バッテリー】
NP-FZ100バッテリーが世に出た以上、NP-FW50に最早メリットはありません。
Zバッテリー搭載してほしかったなぁと思うけれどそれはα6600で実現されたので…
しかし、MicroBでのUSB給電が可能ですので、この点従来機種とは雲泥の差です。タイムラプス撮影等長時間の撮影時にめちゃくちゃ力を発揮します。素晴らしい。
FW50バッテリーで評価 -3ですがUSB給電できるので+2です。
【携帯性】
レフ機1つのスペースにこれが2つねじ込めるレベルの小ささ軽さ。軽さは正義。
お手軽スナップ機として旅行先で大活躍しています。フルサイズもありますが最早メイン機はこいつ。
動画機、特にジンバル用として軽く小さいことは何よりも良いことで、ジンバルの選択肢が増えますし重量に余裕があればあるほどジンバルのバッテリー持ちもよく、腕の疲労にも影響しますから。
【機能性】
AF性能がとんでもないです。笑いが出てきます。
トラッキング スポットS で撮りたいものを捉えればあとはどう動こうが勝手にピント合わせてくれます。外すほうが難しい。
もうこうなると撮影スタイル自体がガラッと変わります。衝撃。
スポーツ撮影や動きの早いものを撮影するとき最大限に効果を発揮します。
ミラーレス特有のEVFラグだけ気をつければあとはOKカットが量産されます。
但し調子に乗って撮って書き込みが間に合わないなんてことも…
スポーツ撮影時は正直もうレフ機使いたくないですw (Canon 5D3)
動画撮影時にもAFは効果を発揮します。特にタッチトラッキングが強烈です。
動画時瞳AFが無いことが指摘されますが、タッチトラッキングで人の顔か目を指定しておけば良いのです。それだけ。
どれだけ他の人が映ろうと、映り込もうとも、動きまくっても主役をずっと追いかけてくれます。ジンバルとの相性は最高です。この機能のおかげでAFを一切心配すること無くジンバルの操作に集中することができます。
また、手ブレ補正がこのカメラにはありませんが、このカメラを高速連写機として考えれば確かにいらないよねって思います。
レンズ側に手ブレ補正のあるものを選べばそれなりに低SSでも撮れるのでそこはレンズとの組み合わせ次第です。あとは腕。
ジンバルで使う場合手ブレ補正は全くの無駄と言っていいので(手ブレ補正が効果あるような撮影してる時点でジンバルの使い方をなにか間違えている)
このカメラはジンバル機として最適と言えます (電池持ち以外)
SELP18105G + α6400のセットでジンバルをぜひ使ってほしい。
【液晶】
すごく綺麗な液晶!ではないです。
現場で確認してめっちゃ綺麗!!となる液晶ではないので最低限の確認だけです。
ただ、値段を考えると必要十分かと。
【ホールド感】
ホールド感はそこまで…ですがそういう機種なので。
【総評】
発売後2年経った現在、新型機も出て魅力が少し薄れましたが約11万くらいで手に入るカメラとは思えない高スペックぶりです。
α6600との最大の違いはバッテリーです。手ブレ補正は言う程大きな差ではない…
FW50とFZ100のどちらで統一できるか、バッテリー資産で判断しても良いと思います。
高速連写機としてAF性能、連射性能は申し分ありません。この軽さ、手軽さ、小ささでこの性能だと…冗談抜きで世界が変わります。
動画機としてもHLG対応で30分制限なしという強烈な強みがあります。
特にジンバル機としてSELP18105G + α6400 + ジンバルの組み合わせが強すぎて、動画はAPS-Cがメインで良いかなと思っちゃうレベルです。そのくらい楽だし良い絵が出てくる。USB給電ができる上に30分制限が無いから定点撮りっぱなしのカメラとしても使えちゃうのでこの先腐らない。
正直値段が10万以下で落ちついた頃もう一台買いたいくらいです。