FUJIFILM X-E2 ボディ レビュー・評価

レンズ：銘匠光学50ｍｍF1.2	レンズ：銘匠光学35ｍｍF1.4	レンズ：XF 10-24mm
レンズ：XF 18-55mm

E1からの正常進化。質感の高さは後継機を凌ぎ、しっくり手に馴染むホールド、塊感。なんともいえず、馴染む。

レスポンスも素晴らしい。当時の高級半導体を使っているのでしょう、センサーのように目立つ部分ではありませんが、手抜きのなさはE1と同様です。

しっとり描写はネイチャーフォトに最適です。でも防塵防滴が期待できないのは唯一の不満。あぁ背面液晶があまり当てにならないのも。。

E3〜E4にかけて方向性が変わってきたので、このままE2を使い続けると思います。

X-M1やX-E1にXC27mmを付けるとAFがやや遅くかったるく感じ、XC27mm用として4年前にシルバーを購入しました。状況に応じてXC16-50ｍｍシルバーIIを付けています。

【デザイン】
ブラックが好みですが、XF27mmブラック以外にXC16-50mmシルバーIIも付けたいので、デザイン的に両方が使えるシルバーにしました。

【画質】
富士フイルムの1600万画素のAPS-Cセンサーは画素数とのバランスが良く、色味を含めた画質は新しい24MB機よりも気に入っています。高感度耐性が素晴らしく、室内でISO6400が使えるのは安心です。画質が良いので普段は800万画素で十分で、1600万画素を使うまでもありません。

【操作性】
レンズ側に絞り調節機能のないレンズを使用することが多く、絞りをオートにしているダイヤルに触れて気が付かずに絞りが絞り込まれていることがあり、その点が少し不満です。X-E1で動きやすかった露出補正ダイヤルは動きにくくなって改善されています。背面液晶がX-E1より大きくなったため、ボタン類は小さくなったのでその点少し使いにくくなりました。

【バッテリー】
フラッシュを使わない室内、スナップ、風景撮影がメインで、普段使用で困ることはありません。他のXシリーズ（A,M,T）と充電器共に共用できるのが便利です。

【携帯性】
ファインダー付きで軽量であり、XF27mmの組み合わせは携帯性抜群です。

【機能性】
バージョンアップして、XF27ｍｍを付けてもAFが早くなり軽快になりました。満足です。

【液晶】
X-E1から背面液晶が大きくなり見やすくなりました。チルト背面液晶があればと思いますが、軽量なだけで十分我慢できます。バージョンアップにより、液晶での情報量が増え便利になった反面、よく見る絞り値、シャッタースピード値、ISO値の表示が小さくなり痛しかゆしのところもあります。

【ホールド感】
右手部分は広いですが、XF27mm以外のレンズを付けるときはE1の専用ジャケットを付けることもあります。

【総評】　
電子ビューファインダー付きのカメラとしては軽量で持ちやすく、画質も良くAFも早く安心で、気楽にどこにでも持っていけるカメラです。

以前からネットや雑誌などで評価の高い富士フイルムのミラーレス機に興味があり中古でX-E2とXF35f2を購入して使ってみました
普段はパナソニックG9やソニーα7m2などで主に子供や犬の写真を撮っています

【デザイン】
ダイヤル多めでかっこいいです
前面のX-E2の文字もなかったらもっとよかったかなという気はしますが
全体的にすっきりとしたデザインでとても良いと思います
【画質】
1630万画素と最新機と比べると少なめですが出てくる画像はとっても綺麗だと思います
xf35f2との組み合わせで出てくる絵は立体的で肌色も自然な感じで出てくるのでいい感じです
またフィルムシミュレーションも簡単に写真の雰囲気を変えて撮影できるので楽しいです
【操作性】
絞りとシャッター速度と露出補正をダイヤルで設定できるのでわかりやすくていいと思います
設定メニューもシンプルでわかりやすいので今のところ特に困ったこともありません
【バッテリー】
最近使ったミラーレス機の中では一番バッテリーの持ちが良いような気がします
しかしusb充電ができないようなのでそこが惜しいところです
【携帯性】
aps-c機としては大変小型で素晴らしいと思います
手持ちのm43機のGX7mk2とほぼ同じくらいのサイズ感で持ち歩くのに全く苦になりません
【機能性】
ボディ内手振れ補正はありませんが単焦点を使ってスナップ撮影的なことにしか使っていないので今のところそれほど困ったことはありません
【液晶】
十分綺麗だと思いますがチルト機能とかあったらよかったかなと思います
【ホールド感】
小型のレンズしかつけていないので全く困っていません
しかしもっと大きいレンズをつけたら少し持ちにくいかもしれませんね
【総評】
小型で大変綺麗な絵を出してくれるのでとても気に入っています
シャッターを押した時の感触などはとてもいいと思います
発表から年数も経っているため中古とはいえ安く購入できましたが全体的にしっかりした作りで安っぽさもそれほど感じませんでした

【デザイン】

【画質】プリントしてないけどモニター越し確認では素晴らしと思う。高感度性能もAPS−Ｃの中では最高ではないかと感じました。星空撮影でもISO3200までは、ノイズはほぼ気になりません。

【操作性】ファンクションボタンの登録など良い感じ。主に多様する内容を任意に登録してすぐ呼びだせる。

【バッテリー】撮影のみなら1本でOK。いろいろさわりまくるので予備は必要！

【携帯性】ズームレンズ付本体、マクロレンズ、単焦点レンズ1本でも軽いし、かさばらない。

【機能性】ファームウェアを最新になり上級機と同等。電子シャッターもOK,スマホでのリモート操作など、XT-1、XT10などと同じくらいの内容になったことで、しばらく飽きる事は無いかも！

【液晶】自分的には不可無し、しかし、チルドは欲しい気が少々。

【ホールド感】格安サムレストとグリップを追加し、持ちやすくなりました。

【総評】ニコンの絞りリング付レンズをアダプターで使用するのに、全てマニュアル操作で撮影しやすいカメラだと思う。マニュアルピント合わせの時はスプリットイメージを使用するよりノーマル拡大で合わせた方が自分的には合わせやすい。ともかく楽して撮るのもOKだが、試行錯誤しながらマニュアルで撮影して昔を思い出しながら楽しんで行きたいです。

【デザイン】
好みがありますが、レトロ感が感じられるデザインが好きです


【画質】
古くてもX-Trans™ CMOS ?を採用しているので現行機種とほとんど変わらず
綺麗に撮影できます。

【操作性】
現行のXシリーズを同時に使っているとボタン配置が違いますので慣れが必要ですが
ダイヤル操作の基本操作は同じなので問題ないかと思います

【バッテリー】
ミラーレスなので想定内範囲ですが、他のXシリーズと同じバッテリーなので助かります

【携帯性】
一眼レフと比べれば十分満足です
カメラバッグにも＋1本レンズが持って行けます

【機能性】
ファーム更新にてかなり機能アップしたので不満はありません
Wifi機能を始め現代のカメラ機能は付いています。
EVFも高精細で見やすく、ストロボが付いているので便利です
なんちゃって指バウンスが出来るところも気にいっています

【液晶】
十分に綺麗です
他の富士のカメラにも言えますが、液晶の色味が微調整出来れば最高です

【ホールド感】
この手のデザインにしては十分です
足りなければグリップが用意されています

【総評】
X-E3が発売されましたが、やはり物理ボタンが便利です
ストロボが無くたったのも残念なのでX-E2を壊れるまで使っていこうと
思います。

本機に至るまで色々なデジカメ、レンズを太平洋を横断するほど漂浪いたしました。買ってもなかなかなじまなかったり、しっくりこなかったり、すぐに手放すことしばしば。それでも本機だけは発売以来ずっと残っており、今後も本機とXF35mmF2Rのみで余生を送れそうです。

【デザイン】
小生外見に拘るタイプでなく、自分の感性に合うかどうか。
使ううちに好きになるデザイン。

【画質】
自分はA3ノビ印刷までやります。1200〜1600万画素で十分問題なし。
スタンダード、アスティア、クラシッククロームの発色が素晴らしく、モノクロもお気に入り。

【操作性】
慣れればよし。

【バッテリー】
1日たっぷり撮らないので、これくらいで十分。

【携帯性】
良いです。

【機能性】
たまにジョイスティックが羨ましくなる程度。
動画撮影機能は要らない。

【液晶】
EVFよりも液晶ONLYで撮ることが殆ど。

【ホールド感】
手が小さいので十分。

【総評】
手元にあるレンズ交換式デジカメは本機しかありません。
動体撮影はやらない、高性能なAFも求めていない自分の使い方に合っている視点で評価させて頂きました。

AFについてはファームアップで別製品になるほど劇的な変化がアリうれしい限りです。
ですので、今まで言われていた合焦速度は実用レベルなのではないでしょうか。
フジフィルムを使うのはなによりも人物画だからだと思います。
人肌の再現性は随一。
記憶色（油絵）については他に真似が出来るメーカーはありません。
結局、ナチュラルではないんだと思います。
これだと思う色が出ることが重要だと思います。
そういった意味で、記憶色が出るのはフジフィルムしかないんだと思います。

そして、カリカリ感。
フジフィルムはコンデジ、ニコンフォーマットと歴史的にデジカメではパイオニアなのはみなさんご存じの通りです。
でも、ミラーレスでは後発だと思います。
だからこそ、いいとこ取りなのではないでしょうか?
ボディ手ぶれを採用しないのも画質優先だと言っているくらいです。

tout１２を使うまでは画質優先というのはまゆつばだと思っていたのですが、
そんなことはなく、凄いポテンシャルを秘めていたことに驚いたのです。

APS-C専用のシステム設計はだてではないのです。
本当に凄いんだとあたらな発見をしました。

以上、色の特殊性と、フルサイズに引けを取らないカリカリ感を感想として報告しましたが、
やはり、印刷しての総合力が一番好印象だと思います。

私はしょっちゅう印刷（出力）していまが、写真っていいものです。
きっと、皆様も写真の良さを知っているからこそ、機材に投資が出来るのだと思います。

フィルムシュミレーションはフジしかありません。
人物だ、風景だと言うよりもフィルムの特性で選ぶ方が直感的です。
あえて言えば、ペンFのように専用ダイヤルが欲しいくらいです。

pro2がでて、t2が登場するのでしょうが、印刷、４Kでの鑑賞であればE2は現役であることが皆様なら分かると思います。
E2を購入して３年。度重なるファームアップデートで感動をもらいました。
こんな良いカメラはありません。
デザインは現役バリバリです。
後悔のない製品選択が出来たことに、感謝して、終わりとします。

XE-1を使い続けていたが、AFの遅さに耐えらずXE-2を追加購入して１年。それなりに満足していたのですが、ファームウエアVer4を適用したら、まるで新型を買ったかのようにAFやら電子シャッターやら最新となりました。軽くて持ちやすく上品なデザインなのでXE−１ともども当分使い続けます。動きものも強くなったので、最近キャノンを触る頻度が激減しています。

2月4日昨晩4.0バージョンのファームが落ちてきたので早速アップデートをしたらすごいことになっていた。
XーT1とほとんど機能が変わらなくなってしまった。（一部違うところもあるが）

実は2月18日に発売されるX-Pro2を購入するため両機を売る腹でいたのだが、こともあろうに富士フィルムさんはX-T1のファームも落としてきたので（嬉涙）このファームも早速X-T1にインストした。

X-T1のほうは劇的にと言うわけではないのだがAFがちょっと良くなったかな〜。くらいな感じ。

X-E2は今回のファームで運動会にも使える仕様になったのがうれしい。（涙）

すみません雑なコメントですが今回のファームアップデートはとてもすばらしいです。

富士フイルムさんありがとう御座います。

Super Takumar 55mm F1.8	XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II　（ISO1600）	XC16-50mmF3.5-5.6 OIS
XC16-50mmF3.5-5.6 OIS	Super Takumar 55mm F1.8

【デザイン】
ここに惚れて購入したと言っても過言ではないです。
以前からフィルムのレンジファインダー機のデザインがとてもカメラらしくて欲しいと思っていました。
そんな中、このX-E2を知って、オールドレンズと同時購入してしまいました。
フィルム時代の実機を知らないので細かいことは分かりませんが、上部のダイヤルやシャッターレバーが
デザインに溶け込んでいてとても素敵です。
使用する中での操作性も○

【画質】
これも購入を決めた要素です。
フィルムシミュレーションにもよりますが、綺麗な色を出してくれると思います。
特に肌や植物など、黄色の入っている色はとても生き生きした写りです。
のっぺりとした絵にさせてくれないパワーがあります。
また高感度耐性も高水準だと感じます。ISO3200ほどでも実用範囲内かと……
オールドレンズが主装備なのであまり使いませんが、AF性能も客体が激しい動体でない私には十分な精度と速度です。

【操作性】
シャッタースピードや露出補正がダイヤルであることに戸惑いましたが、慣れてしまえば問題ないです。
が、シャッタースピードの細かい調整にはボタンを使うことになるので、各設定の手間はわりと多い。
コンパクトであるが故か、はたまた富士フイルムのコンセプトなのか、操作系の数は多くありません。
じっくりと撮影するための設計なのでしょう。
少なくとも、ミラーレスタイプに一眼レフ的操作性は求められるべきでないということか。

【バッテリー】
もちろんのこと、光学ファインダーを備えた一眼レフより稼働時間は短いです。
が、電池切れになるまで使ったことはないので、スナップ感覚なら必要十分でしょう。
EVFはバッテリーの節約になるのかどうなのか

【携帯性】
小さいです。一般的なミラーレス同様
小さめのカバンでもすっぽりと
ミラーレスの消費スペースは、もっぱらレンズに依存するかと思います。

【機能性】
フィルムシミュレーションに尽きるでしょう。
フィルムはほとんど使ったことがないので、逆に「こんなに違いが出るものなのか」と、とても楽しみながら撮影できます。
また、オールドレンズとフィルムシミュレーションのコンビネーション効果はバツグンです。

【液晶】
比較したわけではないので、違いを感じたことはありません。
ピントを確認するくらいにしか使わないです。

【ホールド感】
グリップがあるので悪くありません。見た目以上にしっくりきますし、意外なほど支えられます。
しかしながら、私の手には少々小さいかも。小指と薬指が結構遊んでいます。

【総評】
源流を知らない体でナンですが、フィルム時代のTHE・カメラがそのままデジタルと融合した印象を受けました。
かといって古臭くなく、カッコイイ！、と感じられるメカです。
目玉のフィルムシミュレーションはまさしくその体現でしょう。
フィルムメーカーならではの独壇場で、これだけで楽しみは何倍にも。
一眼レフのような迅速性を持たない故、ちょっと時間をかけて撮影できる面白さがあります。
手軽に綺麗な写真を、という満足を得られる機械ではないですが、「楽しく写真を撮れるメカ」であることに間違いないです。

風景、マクロ等自分本来の趣味では自然な緑色が欲しいのでニコンを使っていますが、夫婦の旅行やガーデン巡りなどで綺麗な写真を残したい時はX-E2を持ち出します。カメラを人前に出してもあまり大袈裟にならないし、画質も鮮やかで解像感も素晴らしいと思います。写真を見て「綺麗..」という意味でX-A1でも富士のカメラが最高だと思います。
液晶がチルト、バリアングルでないが残念です。
XF18-135mmがX-E2には大きいので旅用にX-E2にも似合う便利ズームがあると良いと思います。

雰囲気最高のクラシッククローム、	華麗なヴェルビア	普通だけど質感のプロヴィア
淡い色彩の中にも繊細なプロヴィア

【デザイン】スクエアでスマート、ノスタルジックでハイセンス。

【画質】色彩表現豊かで、解像感がある。

【操作性】ファインダーで露出を確認しながら、レンズ絞りリングと露出補正ダイアルで意図したイメージを素早く設定できる。

【バッテリー】Ｘ−Ｔ１より持ちが良い。

【携帯性】短焦点レンズとセットで手軽に持ち歩ける。（レンズ次第）

【機能性】多彩なフィルムシミュレーション、露出が反映されるファインダーと素早い合焦のＡＦにより大満足。

【液晶】背面ＬＣＤは精彩で見易い。ＥＶＦも見易いと思うが、Ｘ−Ｔ１の様に輝度調整が出来ると最高。

【ホールド感】小振りで軽量だが、シトッと来る適度の重みとバランスにより、手に包み込み易く安定感がある。

【総評】威圧感が無く、手にした心地、操作性が素晴らしい、愛着が湧くカメラ。
　　　　心地良い重さとパタパタと動くミラーが無い為、振動によるブレも無く、感動の赴くままに軽快にシャッターが切れる。そして、感動のイメージを写真に伝える為の作画機能が充実しており、これを手にしてから被写体に向き合う姿勢が大きく変わった。

自分としても使い勝手悪くないと気にいっていますし、皆さんの技術評価も高い。でも主力商品じゃない。fujifilmからもXe2ユーザー向け案内も減った。この様な立ち位置の商品が良いのじゃ！もともとレンズが主役ですけど(^^)

ビューファインダーがついている機種がほしくて、これを購入しました。あわせてF1.4のレンズも購入し、いろいろ写真を撮ってみましたが、どれも最高です。

X-E2 縦位置撮影での持ち方例

フィルム時代からキヤノン、ニコンの一眼レフ
機を使用し、デジタルになっても同じ路線できましたが、最近は軽い一眼としてOM-D E-M5も使用してきました。

昨年夏、X-E1で初めてフジ機を使用。
その画質の良さに驚き、 X-T1, X-M1, X-E2 と購入しましたので、併用する機会の多いX-T1とX-E2の比較を含めてレビューを書かせていただきます。

X-E1
画質の良さを知ることになった機種ですが、やはりAFが不満なこと、ボディの堅牢性にに問題があるように感じることから、（軽いカメラが必要な場合に）フジ機を本格的に使用する目的でX-T1を購入しました。

すると、X-T1, X-E1の2台を持ち出したときに、かなり使用感が違って使いにくいことが判明しました。
X-E1のファインダーのちらつきと、合わないAFのせいで、せっかく2台持ち出してもX-E1を使う気がなくなるためです。

X-E2
こうしたジレンマを解消するためにX-E2を買いましたが、やはりX-E2は良いですね。ほとんど不満はありません。
扱う際のカメラの癖のようなものが、X-T1にだいぶ近づいた感覚です。

ただファインダーは、一般論としてはかなりつらい部分だと思いますし、X-T1と比較すると雲泥の差があります。（ただし、X-E1よりは改善されています。）

まずファインダー像の見え方ですが、X-T1が非常にクリアに見えてほとんどEVFであることを意識しないで覗くことができるのに対して、X-E2ではどうしてもEVFを意識させられます。

カタログスペック上は同じ0.5型有機EL 236万ドットなのですが、まるで別物に感じられ、実際、蛍光灯下の室内などでシャッターを半押ししてみると、X-E2はファインダー像に縦に流れるちらつきが発生しますが、X-T1では発生しません。

また、ファインダー像の大きさですが、さすがにX-T1の世界最大・倍率0.77倍は伊達ではなく、ファインダーモード「フル」の場合 EVFとしては最高峰だと思いますし、D800に持ち替えてファインダーを覗くと、あまりにファインダー像が小さくて嫌になるくらいX-T1のファインダーは素晴らしいので、X-E2とは（X-E2が）可哀想なくらい違います。
また、X-E2のファインダー像の大きさは変更できず、X-T1の「フル」モードだけでなく、一段小さい「ノーマル」モードよりも小さいものです。
それに、X-E2のファインダーは少し黄緑色がかった色付きもあります。

さらに、ファインダー内のマークや文字の表示が全く違います。
X-T1のファインダー内表示はコンパクト且つ洗練されていて、撮影画像を妨げないようによく配慮されたものです。
一方X-E2のファインダー内表示は、マークも文字も大きく野暮ったく撮影画像に大きく重なって妨げる場合も多く少々雑然としています。

このようにファインダーだけ比較しても大きく違う2つのカメラですが、よく考えてみると、これは違って当たり前ですよね。
元々のカメラのコンセプトが全く違うカメラですから。
カメラを選び使う際にまず理解しなければならないのは、そのカメラの開発コンセプトではないでしょうか。

で、そのコンセプトですが、X-T1は多くのデジタル一眼レフの不満な点を現時点の技術で極力改善しようとしたカメラだと思います。
そのため、以下のような点が特徴だと思います。
・防塵防滴、非常に剛性感が高く、且つ小型軽量なボディ
・ファインダー像の倍率拡大、切り替え（フル、ノーマル、二画面）
・フィルムシミュレーション等をリアルタイムに反映して見やすいファインダー
・連写8コマ/秒
・無音に近い非序に小さいシャッター音と、小さいシャッターショック
・極力ボタンや液晶に頼らない撮影関連の設定
・フィルム時代の一眼レフのように、縦位置撮影時、右手を下にしてしっかりホールドできるグリップ形状とシャッターボタン位置（後述）

これに対して、X-E2の開発コンセプトは次のように読み取れます。
「デジタルミラーレスの良さ（X-T1の特徴）を極力実現しながらも、デザインだけでなく操作感覚もレンジファインダーカメラに極力近づけようとした機種。」

従って、特徴は以下のように考えられます。
・スナップ撮影等に使いやすい小型薄型軽量で威圧感のないボディ
・操作系はすべてレンジファインダー高級機に準じてデザイン
・ファインダーを覗いた感覚も、フィルムレンジファインダー機のフィーリングに近いもの　→　ファインダー倍率を下げ、シャッタースピード、絞り値、フィルムモード等の文字、マークを大型化。じっくり見るのではなく一瞬覗いた時の視認性がフィルムレンジファインダー機に近い。

こうして考えると、それぞれの機種の特徴に対して文句を言うものではないと思えてきます。
やれ、シャッター音が悪いとか、やれグリップが小さいとか、シャッターボタン位置が気に入らないとか。コンセプトを理解してその特徴を前向きに使いこなすことも、写真の楽しみの一つかと思われます。

ちなみに、ご参考として冒頭にX-T1, X-E2等フジXシリーズ機での縦位置撮影時のカメラの持ち方の例を載せました。
この持ち方で、右腕の肘をぴったり脇につけて、さらに左手でレンズを握り、右手の甲に左手の平を重ね、左の脇を締めて左の肘を胸につければ、縦位置撮影のホールドが安定し楽に行なえるようになります。（シャッターボタンは、右手の親指で押します。）
既にこの持ち方をされている方も多いと思いますが、されたことのない方は試されてはいかがでしょうか。

Xシリーズのシャッターボタン位置が、非常に理にかなったものと感じられると思います。
（写真は、立ったまま右手に持ったX-E2を、左手に持ったX-T1で撮影しているため、左手が撮影できていません。ご了承ください。）

それから最後に。
本機の画質は、言うまでもなく非常に優秀だと思います。
特に、レタッチ無しでプリントに耐えられるJPG画像には大変お世話になっています。

皆様のご参考になれば幸いです。