EFレンズを使ってCanon以外のボディで動画を撮るという人は多いと思います。
しかしMC-11経由ではAFが使えません。
ジンバルだと操作性が悪い&AFが使えても意図しないフォーカスが多いので、TILTA Nucleus Nano 電動フォローフォーカスの使用を前提に購入しました。
スチルでのレビューではないので参考にはなりませんが、特異な例としてレビューします。
中古で購入しました。
選んだ理由はフォーカスリングがエンドレスで回転し、可変速のバイワイヤではないこと、スチルにも使うので電子接点があると便利、そして安価であることの4点です。
一般的なシネレンズは非常に高額で安価な中華シネレンズでも500ドル以上します。
Nanoはモーターへの負荷が高いとエラーで止まることがあるので、エンドレスで回転するフォーカスリングの方が安心です。
正直使い勝手と描画なら純正FE50F18の方が遥かに上なんですが、可変速のバイワイヤはNanoとの相性が極めて悪いです。
描画は開放だと極めて甘く、ボケはエッヂに輪郭が付きます。
周辺減光はあまり気になりませんが、最新のレンズと比べると色収差やフリンジはF4.0くらいまで絞っても目立ちます。
しかし動画だと甘いけど4kでも十分実用になり、甘さがいい味となります。
コントラストや発色は開放でも悪くないと思います。 ゴーストやフレアは未確認です。
Nanoでの動作を動画にしてみました。
リング状のギアはベルトタイプのをカットして作ったものです。
フォーカスリングにバックラッシュがありますが、往復させるような使い方はしないので問題ありません。
最近の明るいレンズは大きくて重いのが多いです。
軽くてコンパクトで安価なレンズは今後出てこないような気もします。
RONIN-SCのようにフォローフォーカスが出来る環境であれば十分実用になるレンズだと思います。
※ MC-11経由ではフリーズしたりする事があるようです。 当方ではそのような症状は出てませんが、マウントアダプターには注意したほうがいいかもしれません。
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