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ミーティングでの議論のすれ違いや衝突をしこりに残さない実践習慣

こういう情景は見覚えないでしょうか。

ある時ミーティングに呼ばれて、熱い議論を交わした後、わたしはミーティング終了でお疲れ様です!と挨拶を述べて、次の予定へと顔を上げて向かいました。しかし参加者の何人かは、まだ議論の内容だけでなく、そこで生まれた感情や張り詰めた雰囲気まで引きずり、廊下で険しい表情で小声で話し合っていたのです。「あの発言はどういう意図だったんだろう」「なぜ提案にああいう反応がでたんだろう」「あの口調はどうだったんだろう」と、ミーティング中での断片から感じた憶測を交換しあっている─────────

これは架空のシチュエーションですが、そういう過去を思い出して、ふと考えました。「ミーティングは終われば論戦も終わり。意見のすれ違いも衝突も、仲間とのミーティングではその場限りのこと。どのような過程でどのような結論になったとしても、感情的なことはその場に置いて完了。終わればまたいつもの仲間。そう教わってきたけど、あれ、実はビジネスパーソンのコモンセンスでは無かったりする?」と。

社会人一年目の貴重な教え

振り返ってみれば、この「ミーティングでのすれ違いも衝突もミーティングの場に置いていく」という考え方は、社会人一年目のOJTでメンターから教わったものでした。

「ビジネスでの仲間との会議で議論するのは問題を解決するためであって、個人間の争いではない。だからどれだけ意見が対立しても、それは問題へのアプローチの違いでしかない。議論中に感情が高ぶることがあっても、その感情はその場限りのもの。会議が終われば議論はそこで完結し、物事は次のステップに進めて、人間関係はいつもの仲間として会議を引きずってはいけないよ。」

当時は「なるほどー、これがプロフェッショナルなビジネスパーソンというものか」と感心し、いいことを教わった、日本のラグビーでいう「ノーサイド」の精神なんだなと、実践するよう心がけてきて、これはきっといろんな人たちが通ってきたことなんだろうなと思って長く過ごしてきました。

しかし、先日ふと、これは、実は珍しいムーブ、なんでは?と自分の中の常識に疑いを脈絡もなく持ったのです。

「当たり前」と思っていたことが実は特別だった

そうして過去に見聞きし、体験したさまざまな状況の記憶を省みることをしていたのですが、

  • 議論での対立を個人的な勝ち負けとして受け取る
  • 意見の相違を人格や能力の否定と捉える
  • ミーティングでの一時的な感情の高まりを長く引きずる
  • 議論中の熱い雰囲気や語調から不必要な感情的負債を抱える
  • 過去の議論での感情的な記憶が将来の協力関係に影響する

という節が多くあることに気づきました。

わたしにとって当然だった「ミーティングには勝敗がなく、終われば議論も終わり」という考え方が、実は普遍的な価値観ではなさそうだったのです。スポーツには勝敗があるからこそ「試合後は互いを讃える精神」が必要になる。一方ミーティングは最初から勝敗を決めるものではないのに、多くの人が勝ち負けの文脈で捉えているという逆説があります。

誤解されるリスク

そして、最近になって、そのムーブが周囲にむしろ混乱を生んできたのではと、さらに自分に疑いを持ったのです。

「会議では厳しく意見したのに、終わるとすぐに笑顔で話しかけてくる。この人はサイコパスなのでは?」 「あんなに熱く語っていたのに、突然切り替わる。普段のにこやかな態度は仮面で、会議での厳しさこそが本当の姿なのでは?」 「会議で色々指摘されたから、自分は評価されていないのでは?なのに終わった途端に普通に接してくる…」

わたしにとっては、理想のプロフェッショナルなビジネスパーソンとしてのミーティングかくあるべしを実践するよう心がけてきたつもりだったのに....膝から崩れ落ちました。

スタンスの自己開示

こうした誤解を避けるためには、自分のスタンスを明確に伝える必要があります。「議論が熱くなるのは問題を真剣に考えているから。でもそれはその後に評価も好悪も影響しない。会議室を出たらノーサイドです」ということを。

この記事のことを職場でも言語化して、仲間たちに自己開示しようと思います。

もしかしたら人の感情としては自然と禍根としてしまうのかもしれません。しかしそれを理性でノーサイドにすることはプロフェッショナルなビジネスパーソンとして理想的なことであり、そういう思考を実践し習慣化してくこともまた成長の道なのだと、仲間たちに伝えていくのもまたわたしの行うべき役目のひとつと思っています。




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