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直接本丸にアプローチを試みるという考え方へ

気がつくと結構な期間をソフトウェアエンジニアリングを軸としつつ、コンピューターシステムの構築運用に関することのみならず、ビジネス、組織、渉外、制度など様々な分野に応用してきました。

そういう中で答えがなく、ゴール設定も不確実性がなく、「いい感じ」を追求するシーンにも多く向き合ってきました。そういった自分自身を顧みるt、物事の進め方に関して最近ある気づきを得ました。わたしたちは往々にして「正しい手順」や「きちんとした準備」にこだわりすぎて、結果として本当に取り組むべき核心部分へのアプローチが遅れがちになっているのではないでしょうか。

この記事では、わたし自身への戒めとして、「直接本丸にアプローチする」という思考法について考察してみたいと思います。

遠回りの誘惑

これまでの経験を振り返ると、新しい取り組みを始める際に以下のようなパターンをよくみたし、自らも選び取っていた様に思います。

  1. ベストな計画を立てようとする
  2. あらゆる可能性を検討し尽くそうとする
  3. つまづきを最小化するために準備を重ねる
  4. 関連する情報をすべて集めようとする

これらの行動自体は悪いものではありません。しかし、こうした「準備」や「計画」のフェーズが長引くほど、実際に核心に触れるタイミングは遅れていきます。結果として、貴重な時間とエネルギーを消費しながら、本当に重要な発見や学びを先送りにしてしまうのです。

遠回りを振り払えないか

おそらくこれは人の業といってもよくて、それだけに様々な先達の教えがあり、そこからも学びをえてきて、「直接本丸にアプローチする」という考えを得ました。

これは、以下のような思考と行動のパターンを指します。

  • 最終的に達成したい目標や確かめたい仮説に、できるだけ早く直接触れる
  • 完璧な準備よりも、核心部分の体験から得られるフィードバックを優先する
  • 「わからないこと」を減らすために、まず試してみる勇気を持つ

これは単なる「無計画」や「闇雲な挑戦」とは異なります。目的地はしっかりと見据えつつ、そこへの最短経路を選ぶアプローチです。

わたしが変えたいこと

これからのわたしの仕事において、以下のようなことを強化しようと思います。「おまえは逆にもっと考え切ったほうがいい」と言われることも大いに想像ができるところですが、わたしのコンテキストではそれで得られるものより失うものの方が大きいと想像しています。

1. 「まずやってみる」精神の強化

新しいアイデアや技術に対して、膨大なリサーチや計画よりも、小さく始めて実際に試してみることを優先します。失敗しても学びがあれば、それは十分に価値のある時間投資です。

2. 仮説検証サイクルの短縮

「こうなるのではないか」という仮説を立てたら、それを検証するまでの時間を意識的に短くします。検証結果から得られる洞察は、どんなに緻密な計画よりも価値があることが多いものです。

3. 逡巡の時間を削減

「こうすべきか、ああすべきか」と悩む時間を、実際に両方を小さく試して比較する時間に変えていきます。内省は大切ですが、時にそれが行動の妨げになることも認識しています。

適用シーン

この「直接本丸にアプローチ」は、特に以下のようなシーンで効果を発揮すると考えています:

  • 新しい技術の導入検討
  • 見出した問題の早期解消
  • スキルアップのための学習

もちろん、すべての状況でこのアプローチが適しているわけではありません。ミッションクリティカルなシステムの変更や、失敗のコストが極めて高い状況では、従来の慎重なアプローチが必要な場面もあるでしょう。

実践のための具体的なステップ

この思考法を実践するために、わたし自身が心がけたい具体的なステップを考えてみました。

  1. MVT (Minimum Viable Test) の設定: 本丸の核心に触れるための最小限のテストは何かを定義する
  2. タイムボックスの活用: 「考える時間」に上限を設け、その後は必ず行動に移す
  3. 失敗を前提とした小さな実験: 失敗してもリカバリーできる規模で実践してみる
  4. 学びのログ化: 試行錯誤から得た知見を記録し、次のアプローチに活かす。このブログもその一つですね。

「百聞は一見に如かず」

こういう格言があるように、実際に体験することで得られる学びは、どれだけ考えても得られないことが多いものです。もちろん、考えることの価値を否定するわけではありません。調べることで効率的にロスをカットできる部分も多いでしょう。ただ、リターンは行動に踏み込まないことには得られず、その最大化を図るものとしても本丸への直接のアプローチというのはなかなかのものがあるはずです。




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