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リアクティブな対応だけで精一杯な状況の自覚と打開

先の日曜日、東日本大震災に伴う津波避難の大切さを伝承する「津波伝承 女川復幸男」に参加しました。

onagawa-matsuri.jp

いつ何時も「津波が来たら高台へ逃げる」という津波避難の基本を、何かの形で後世へ伝え続けたい…、一過性のイベントではなく貞観・慶長の大津波伝承と同じく何百年、何千年先の未来へ伝え受け継がれていく女川町の民族的伝承となるように育てていきたいとの思いで継続しています。

www3.nhk.or.jp

23日は、およそ140人が参加し、津波が到達した午後3時32分にあわせて、「逃げろ!」の声をスタートの合図に一斉に駆け出しました。

この中の一人として、「すわ津波!」という切迫感の中で全力で宮城・女川を駆け抜けるという体験をした週末。お祭りとして楽しませてもらった一方で、過去何度か実際に経験した地震後の緊張感や不安が心の中で蘇り、その余韻が翌週の月曜日まで続いていました。

そんな状態で迎えたこの月曜日

気がつくと以下のような状態に陥っていました。

  • カレンダー通りにMTGに参加する
  • Slack mentionがきたら反応する
  • 自分持ちタスクをこなす

この3つだけで一日が尽き、「能動的なことができなかった」という後悔が残る。本来やりたかった「能動的な情報収集」「適切なタイミングでのナッジ」「将来への先読み」といった高次のリーダーシップ行動が全くできていない状態でした。 仕事に集中しているはずなのに、リアクティブなことだけで一日が終わる。単なる「忙しさ」ではなく、本来のリーダーとしての役割を果たせなくなっているサインでした。

そして重要なのは、誰にでも起こりうる状態だということ。時に心理的な出来事やストレスが引き金となって、突然このループに陥ることがあるのです。

気づき:緊急事態からの回復期にこそヘルプが必要

「逃げろ」の声で駆け出した伝承イベントという特別な状況を経験した後、通常業務に戻った時、わたしは自分がまだ「非常時モード」から抜け出せていないことに気づきました。過去の震災体験も相まって、心理的に「常に警戒している状態」が続いていたのです。 こういった状況でこそ、助けを求めることの重要性を実感しました。しかし、それは意外と難しいことでもあります:

  • 「非日常からの回復」という認識の欠如: 自分がまだ心理的に回復途上にあることを認識できない
  • 「平常運転すべき」という思い込み: イベントは終わったのだから、すぐに100%の機能を取り戻せるはず
  • 周囲への配慮: みんな同じ状況なのに、自分だけが弱音を吐くわけにはいかない
  • リーダーとしての自己イメージ: 「困難を乗り越えるのが自分の役目だ」という思い込み

特に自分のことを「石のスープの石」として周囲を巻き込み、チームで成果を出してきた経験が多いと、「わたしは石に過ぎない、みんなが料理を美味しくしてくれる」という謙虚さがある一方で、「でも石がなければスープは始まらない」という責任感から、自分自身の限界を認めづらくなります。 緊急事態や非常時の後こそ、自分の状態を正直に見つめ、打開のアクションを打つことの重要さを再確認しました。

反省

津波伝承イベントという非日常的な体験の後に通常業務に戻り、リアクティブループに陥った今日の経験から、いくつかの反省ポイントを見出しました。

1. 自分の状態を正直に認識し、言語化する

非日常的な体験の後は、自分の心身の状態に正直になることが大切でした。単なる忙しさではなく、特別な体験による影響があることを認識し、表明すること伝えると良かったのでしょう。

「週末の津波伝承イベントの体験が心理的に残っていて、なかなか通常モードに戻れません」 「過去の震災体験が蘇り、それが業務への集中に影響しています」 「現在は反応することで精一杯で、能動的な行動ができていない状態です」

2. 回復に必要な時間を確保する

緊急事態や強い心理的負荷を受けた後は、回復のための時間が必要であることを認るとよかったのでしょう。

「非日常から日常への切り替えに時間が必要なので、今週は重要度の低いMTGを減らしたいです」 「午後の早い時間に30分程度、リフレッシュのための時間をいただけますか」 「今週はルーティン業務に集中し、新しい取り組みは来週からにしたいと思います」

3. 具体的なサポートを依頼する

具体的にどんなサポートが欲しいかも明確にするとよかったのでしょう。

「○○の会議の議事録を取っていただけませんか?わたしは内容に集中したいです」 「いつもより頻繁に状況確認をしていただけると助かります」 「意思決定の前に、もう一度一緒に考えていただける時間をいただけますか」

4. 権限委譲をより積極的に行う

普段よりも積極的に任せ、委ねていくことのチャンスでもあったのかもしれません。

「この期間は○○さんに代理で判断してもらいたいと思います」 「このプロジェクトについては、○○さんをポイントパーソンとしてお願いできますか」 「次回MTGファシリテーションを○○さんにお願いできますか」

5. 回復のための環境づくりを意識する

リアクティブループから抜け出すには、環境づくりも重要です:

  • オフィスでの静かな場所に移動する
  • 短い散歩や深呼吸などのマイクロブレイクの設定
  • コーヒーなどの刺激物を控えめにして穏やかな飲み物を飲む

これからの自分への約束としての非常時と日常の切り替え

非日常的な体験とその後の回復について学んだことを、今後に活かすための約束を自分に対して立てました

  • 体験の振り返りと言語化: 非日常的な体験をした後は、その体験と自分の感情を言語化する時間を持つ
  • 回復期間の確保: 非日常から日常への移行には、意識的な回復期間が必要であることを認める
  • 周囲への共有: 自分の状態を適切に周囲と共有し、必要なサポートを求める
  • 早期のヘルプ要請: 症状が重くなる前に、早めにヘルプを求める習慣をつける
  • チームでの相互サポート強化: 非常時とその回復期におけるチームでの相互サポートの仕組みを整える

リアクティブな対応だけで精一杯になる状況は、特別な体験の後だけでなく、日常的な業務の積み重ねでも起こり得ます。今日は悔しさと申し訳なさの一日でしたが、これを反省材料として、明日からまた新しいDay 1として歩みを進めていきます。

他の非日常要素

宮城県の女川町観光協会ご当地キャラシーパルちゃん。そのテーマソングがこのお祭りのステージで歌われており、これもまた非日常の要素を倍増するものでした。

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今もずっと耳に残って無限ループしていますパル。




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