中断してしまったものは何度も再開していいと信じています。
なぜ中断してしまったかというと、仕事、トレーニング、そして趣味プログラミングに熱中して、それが連日連夜ゾーンに入ってむしろ過集中という域に入ってしまいました。
ふと気づけば2月23日から3月3日まで、気づけば約10日間にわたってふりかえりを怠っていたのです。この期間、自分の内側で何が起きていたのか、そしてそれがどのような意味を持つのか、改めて考えてみたいと思います。
過集中という快感と危険性
過集中状態は、ある意味で心地よいものです。プログラミングでは特に、問題の解決策が見つかる瞬間、コードが期待通りに動いた時の達成感、そして時間の感覚を忘れるほど没頭できる集中力。これらはある種の「ハイ」な状態をもたらします。
この状態には明確なメリットがあります:
- 生産性が飛躍的に高まる
- 明確な成果が得られる達成感
- 「自分にはできる」という自己効力感の回復
- 問題解決への論理的アプローチによる思考の整理
しかし同時に、この状態が長く続くことのリスクも無視できません:
自分の二面に向き合う
この11年ほどをふりかえると、私はしばしば「石のスープの石」のような存在であると自認してきました。チームの力を引き出し、プロジェクトを前進させる触媒としての役割です。
一方で、エンジニアとしての自分の原点に立ち返りたいという欲求も常にあります。コードを書き、技術的な問題を解決することで得られる明快さや直接的な達成感は、人間関係やビジネス判断の複雑性にあるマネジメント仕事の世界とは得られないものだからです。
この二面性が、時に過集中を引き起こす要因になっているのかもしれません。マネージャーとしての複雑な課題や人間関係の疲れから、エンジニアリングという別の世界に逃げ込んでいる側面もあるでしょう。
健全なバランスを取り戻すために
過集中の波から抜け出し、再び健全なリズムを取り戻すために、いくつかの行動指針を自分自身に設定したいと思います:
意識的な時間の区切り
プログラミングの時間に明確な制限を設け、タイマーを使ってリマインドする多様な活動のバランス
ウェイトトレーニングや散歩といった身体活動、読書や瞑想など、多角的なリフレッシュ方法を意識的に取り入れる。もっともウェイトトレーニングも過集中に入る要素なのでなかなか難しいことですが。ふりかえりの習慣を優先事項に
ミニマムで週に一度のふりかえりを「必ず行うべき重要タスク」として再設定する過集中のトリガーを認識する
どのような状況や感情の時に過集中状態に入りやすいのか、自己観察を深める
過集中を「活かす」という視点
最後に、過集中を単に「避けるべきもの」と捉えるのではなく、うまく活用する視点も大切だと感じています。例えば:
- 過集中しやすい時間帯や条件を知り、重要なタスクをその時間に配置する
- 集中力を要する作業と、人とのコミュニケーションや雑務を意識的に分ける
- 過集中の兆候を感じたら、その時点での達成目標を明確にして期限を決める
今回の中断と再開を通じて、私は自分自身のパターンについて新たな気づきを得ることができました。完璧を目指すのではなく、常に軌道修正しながら前進する姿勢が大切なのだと、改めて実感しています。
中断してしまったものを再開する勇気は、時に新たなスタートよりも重要かもしれません。このふりかえりが、また新たな気づきのサイクルの始まりの自分の糧になればと思っています。