CCA C12を買った
今更なのである。
CCA C12は2019年の秋に発売されたモデル。五年前である。今更感が強い、その上、同スペックのKZモデルZSXを持っているのに、買ってしまったのである。
それでも、「欲しかった」のである。(理由は後述する)
自分にとってCCAはKZの同じメーカー内の他ブランドという位置づけで、同スペック商品の意匠を替えて発売するというイメージだった。ただ、2017年頃からブランド毎の色付けが変わってきてスペックは同じでも「音の傾向が違う」と言われていた。
一般にKZは強ドンシャリ、CCAはクール系と言われているが、あくまで一般論である。機種ごとにも性格は違うだろう。
このC12は名前が示す通り、12ドライバ=1DD+5BA(片耳あたり)の多ドラモデルで、両耳合わせて12基のドライバを搭載している。(この後継モデルは1DD+7BAのCA16である)
多ドラ化はその後も進み、2020年秋のZAX(CCAでいえばCA16)で1DD+7BAに到達する。ただ、BA7基すべて異なる音が鳴っているというのは考えにくい(チューニングが大変!)ので、ドライバが増えると各音域の量感が増えるものと考えていた。
ただ、やはりドライブ数は多ければ多いほど良いということはなく、最近別の記事でも書いたが1DDでも十分に音の良いモデルは存在する。要はパーツの質とチューニングがキモなのだ。
多ドラ化は主にマーケテイング(売るための)手段だったような気がしている。5000円前後の低価格帯(上位)の多ドラ化競争は2020年頃で頭打ちとなった。そこからはドライバの質の向上(異なるドライバの採用)へとシフトし現在に至っている。
C12が欲しかった理由
順調に多ドラ化が進行していた頃のモデルで、前モデルのC10(1DD+4BA)から確実に進化したと言われていた。シンプルなフェイスプレートと小型のボディは普段使いによさそうと思っていた。ZSXよりは大人の音ともいわれていて、ドンシャリを求めていない自分には好適と思っていた。
ただ、なぜかCCAの製品自体が、なかなかに縁遠く、買うことはなかった。
今回ヤフーフリマで2,200円の商品が出ていた。
かなり年季が入っていそうな個体だったが、200円分のクーポンもあったので「2,000円なら」ということで購入した。
緑青の浮いたケーブルとSサイズのチップが付いていたが、どちらも交換前提なので気にならなかった。届いた製品は流石に使い込んでいる感満載で、フェイスプレートのキズが凄かった。(説明文にもキズがあるとは書かれていたがまさかここまでとは…)こんな使いこんだ個体にはお目にかかったことはない、というほどだった。

音を聴く限り問題はないが少々驚いた。ケーブルもオリジナルのまま使い続けている感じなので、中華イヤホン沼にハマったマニアというより一般の「ただイヤホンをよく使う人」が前ユーザーなのではないかと推察している。(=一つのイヤホンを4~5年使う。いや、悪口じゃないですよ)

音を聴く限り問題はないが少々驚いた。ケーブルもオリジナルのまま使い続けている感じなので、中華イヤホン沼にハマったマニアというより一般の「ただイヤホンをよく使う人」が前ユーザーなのではないかと推察している。(=一つのイヤホンを4~5年使う。いや、悪口じゃないですよ)
C12の音
ここまで使い込んだ個体にエイジングは(もちろん)必要ない。すぐにチップを交換して、KZの純正ケーブルGS-Cooper(90-7)※に繋いで音出しをした。

※KZ純正のアップグレードケーブル。その中でも(90-7)は一番太いもので金銀銅メッキそれぞれ施した無酸素銅(OFC)を編んであり、784芯との表示がある。本当に極太。シェア掛けの癖付けがしてあるが(太すぎて)ほとんど機能していない。
最近、好んで聴いている平面ドライバモデルKZ×HBB PR2の出来が良いので、こちらを聴いても際立ったところがあまり感じられなかった。欠点のない普通に良いイヤホンという感じだ。ZSXを最初に聞いた時には音数が多いと感じたが、今となっては突出した特徴とは言えない。
ZSXとの比較ではクール系というかややあっさりした音作りで(これが大人っぽさ?)万人に受け入れられそうである。クセの強いZSXの方が好みの人も当然いるだろうが…
5年前なら確実にエース級だが、玉が揃っている現在、なかなか登板機会がないかな~というのが正直なところである。





