以下の内容はhttps://retroaudio.blog.jp/archives/2024-09.htmlより取得しました。


KZ×HBB PR2は2023年に発売された平面型ドライバを搭載したイヤホン。

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一般的なダイナミック型、バランスドアーマチュア(BA)型、静電(EST)型ときて、ついに平面型の中華イヤホンがリリースされていた。
ダイナミック型と同じ原理だが振動版が平面で「ひとつのボイスコイル」が存在せず、複数のコイルが振動版に直接埋め込まれており同時に振動させることができる駆動方式。低歪みがメリット、能率が低いのがデメリットである。

これは是非聞きたいということで、見てみると新品の実売価格が6000円台と、まあまあなお値段。
「中古でいいや」と思っていたがそんなに売れていないのか出物も少なく価格も下がりにくかった。(4000円台後半の値付けが多かった)そんな中、500円クーポン使用で3450円の商品があり購入した。
その後、知ったことだが、すでに後継のPR3がリリースされていた。(それならもう少し中古価格が下がってもよさそうなものだが…)そちらの方はHBBとのコラボは無いモデルである。それがどの程度音に影響を与えているかはわからない。ビスが表面から見える形になりややメカメカしいデザインになった。どちらが良いかは好みだろう。

PR2×HBBのレビュー

外観はメタリック感を前面に押し出したもので、ピカピカなのは好みが分かれるところだろう。グリル調でオープンエアなのかと思ったが音漏れはそれほどない。(少しはある)
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一聴して解像感が高いのがわかった。中古だがほとんど未使用ということだったのでエージングが必要と思っていたが、最初から聴かせるイヤホンだった。KZにしては低音の量が多くなく比較的フラットな好ましい印象。クラシックが聞けるイヤホンだと思った。
懸念された能率の低さに関してはiPod 5thでも問題なく再生可能だった。もちろんボリュームは上げたが気になるほどではなかった。ヘッドホンアンプを使った方が余裕はあるが、必須ではない。スマホだとどうかはわからないが…
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音のグレードは高めだと思う。多ドラは必要ないのかも知れない。
少し気になったのは定位感で、十分な空間の広さも感じられるが、やや真ん中が抜けたような感じに聞こえる。特にクラシックの演奏において、そう感じた。

KZとしては珍しくデフォルトのイヤチップがウレタン製(最近はそうなのか?)でこれも自分には合っていた。ウレタンの方が解像感の高さが感じられ、没入感が高くなる。(嫌いな人もいると思うが…)

総じて、好みの音で現在絶賛ヘビロテ中である。(エージングも兼ねて)

A-PINKにハマる(今回はnot AUDIOです)


A-PINKとは韓国の女性アイドルグループなのだが、軽く10年前に活動していたグループである。
なぜ、今ハマったのか…


そもそも、韓流アイドルに興味は無く、以前の韓流インヴェイジョン(2007年頃から2010年代初頭)の際にもむしろ懐疑的だった。2011年紅白歌合戦にKARA、少女時代、東方神起の3グループが登場した際には話題になったが、その頃日本に進出していたグループは、ダンスはすごいが、無理やり日本語で歌っている感が否めなく、少々ダサく感じて、あまり聞く(見る?)対象ではなかった。

ただ最近は韓流だからという感じではなくJ-POP以外の洋楽と同じ扱いになってきている感もある。ビリー・アイリッシュやアリアナ・グランデと(同列というわけではないが)同じ扱いになってきている。BTSの存在が大きいのかもしれない。(韓国エンタメ界からすると巨大市場の日本は魅力的であろうし、戦略的に攻めてきているのであろう)
その最たるものがNewJeansであろう。韓国では2022年にデビューしていたグループだが、日本ではappleのiPhone14ProのCM(2023)で認知度が爆上がりした。CM自体が超coolでアイドルグループという枠を超えていた。(Appleのセンス?)
2024年に日本デビューを果たしたが、日本デビュー曲「Supernatural」は、ほんの数フレーム日本語が入るだけで、ほとんどが英語と韓国語である。“「少女時代」の時代”を考えると隔世の感がある。来日時のライブの映像でも日本人オーディエンスはサビの韓国語を一緒に歌っていた。それが自然でカッコイイのである。(HYBEとミン・ヒジンの場外乱闘は端から見ていて面白いが、このおばさん(失礼)がNewJeansを育てたとはとても思えない)

ただ、ここで取り上げるのはA-PINK(2011年デビュー)である
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MOOK 「GIRLS K-POP」(2014)表紙 左から二人目がチョン・ウンジ 三人目がユン・ボミ

始まりは韓国ドラマ『Missナイト & Missデイ』
Netflixで2024年6月~8月に配信されたドラマ。なぜか(ネコの呪い?)昼の間は50代女性の姿になってしまう、20代女性(夜間は本人)が自分を取り戻していくお話である。
基本コメディだがそれだけではもたないのか、20年前の女性失踪事件や連続殺人事件が絡んでくるのは、最近の韓国ドラマの傾向?

その第7話で、昼間のおばさんの状態で職場の宴会に参加するシーンがあり、カラオケステージで彼女が歌ったのがA-PINKの「ミスターChu」という曲であった。曲の途中から夜の彼女(若い方)が一緒に歌う(鏡の中で)という演出があった。
その歌の登場も夜の彼女の登場もいささか唐突で、なぜ?と家人に聞いたところ、「主演女優のチョン・ウンジはA-PINKのメンバーだった」というではないか。なるほどファンサービスだったのね。(大島優子が主演ドラマで「ヘビーロテーション」を歌うようなもの)と納得したのだが、気になってオリジナルをYouTubeで見てみた。

多幸感のある楽曲でとても良い曲である。その可愛さにドハマりした。
NVもかわいい。現在の韓流アイドルのようなキメキメのハードなダンスではなく、ゆるふわアイドルダンスである。その時代そうだったのかと思ったが、当時韓流はセクシー系が主流で彼女らは特別に「妖精」と呼ばれていたらしい。

「ミスターChu」正確には「Mr. Chu (On Stage)」は韓国では2014年3月に発売された楽曲(10年前!)日本語版は2015年2月にリリースされた。
A-PINKは2011年韓国デビュー。(日本ではAKB48グループが権勢を誇っていた時代)韓国での「No-No-No」(2013)と「Mr. Chu (On Stage)」(2014)の大ヒットをうけて2014年秋日本デビューを果たした。確かに日本デビュー曲の「No-No-No」は聞いたことがある楽曲だった。が、当時のことはよく知らない。日本でのセカンドシングル「Mr. Chu (On Stage)」はオリコン2位だったそうだが、たぶん聞いたことは無かった。2015年当時どういう状況だったが全く憶えていない…

MVを見ていたら、気づいたことが…
A-PINKにはもう一人知っている人がいたのである。

今年(2024年)上半期最大のヒットドラマ「涙の女王」 最終回の視聴率が「愛の不時着」を超えたことで話題になった韓流ドラマである。キム・ジウォン演じるツンデレの中のツンデレ、ヘヨンが良かったのだが、世間的には男の方=キム・スヒョンが良かったということになっている。(キム・スヒョンはドラマ終了後「徹子の部屋」への出演を果たしている)
その大ヒットドラマにA-PINKのユン・ボミが出演していた。まあ、自分的にはドラマが先なので「Mr. Chu (On Stage)」のMVで彼女を見つけた時、そりゃあ、驚いた。

韓国のエンタメ界はそのようなことがよくあるらしい。その後、他の作品にも出演し女優としての地位を確立していることを知った。チョン・ウンジもヒットシリーズ「応答せよ1997」に出演し主題歌も歌って大ヒットしたそうだ。(知らんけど)

ちなみにA-PINKは解散していない(現役)。(メンバーの入れ替わりは有り、現在は5人)

恐るべし韓国エンタメ界!?

忘備録 アルバム『LET IT BE』の周辺のことども


Beatles界隈には深く、広い知識を持った先達が多数おられるので、この記事はあくまで自分の忘備録として書いています。(自明のことを扱っていますが悪しからず)

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「LET IT BE」はビートルズのオリジナルアルバムとして最後にリリースされた。(1970年5月)しかも、ポールの脱退と前後してリリースされたため解散と直接関係があるアルバムという印象が強い。その上、同時期に公開された映画「LET IT BE」に“いさかい”のシーンがあったため、『LET IT BE』の録音作業は解散に向かっていく過程ととらえられがちである。

このアルバムのリリースが、ある意味引き金を引いた(後述※)ともいえるのだが、録音されたのはリリースの1年以上前のことである。ビートルズはこのセッションの後、キャリア屈指のアルバム『アビーロード」を生み出している。


事の時系列を整理すると

1969年1月2日 「ゲットバックセッション」開始

1969年1月30日 ルーフトップコンサート実施(ビートルズ最後のライブ)

1969年1月31日「ゲットバックセッション」終了 

1969年5月 グリン・ジョンズによるアルバム『ゲットバック』ver.1完成

1969年7月1日 「アビーロードセッション」開始

1969年9月20日 ジョンの「脱退」(ビジネス上の理由で公表はされなかった)

1969年9月26日 アルバム『アビーロード』発売


1970年1月 グリン・ジョンズによるアルバム『ゲットバック』ver.2完成

1970年3月23日 ジョンが「ゲットバックセッション」のテープをフィル・スペクターに渡す。

1970年4月2日 フィル・スペクターがアルバム『LET IT BE』を完成させる

1970年4月10日 ポールが「脱退宣言」

1970年5月8日 アルバム『LET IT BE』発売

1970年5月20日 映画「LET IT BE」公開


1969年5月の段階で「ゲットバックセッション」は、ほぼ、お蔵入り状態になっていた。

そんな中ポールは再びジョージ・マーティンを招聘し「もう一枚アルバムを作りたい」と言った。それにこたえて制作されたのがアルバム『アビーロード』である。


1970年に入っても「ゲットバックセッション」はお蔵入り危機のままだったが、アップル側(アラン・クレイン?)の依頼で、その年公開される映画「LET IT BE」の内容に合わせ曲を入れ替えた「ゲットバック」ver.2がグリン・ジョンズによって作られた。映画公開にあわせてアルバムを作りたい(売りたい?)という意志がみえる。(商魂たくましい?)

ただ、これにもメンバーは納得せず、「ゲットバック」ver.2をベースにフィル・スペクターが作った「LET IT BE」がリリースされることとなった。

これは同名映画のサウンドトラックという意味合いが強かった(アートワークが映画の写真?)が、映画で使われた曲がすべて収録されているわけではない。逆に映画で使われなかった曲も収録されている。(元々アルバム制作のためのセッションだった)

※1970年4月10日のポールの脱退宣言は、元々決まっていたソロアルバム『マッカートニー』の発売日(1970年4月17日)を『LET IT BE』を優先させたいクレイン側が延期すると言い出したのが発端で、それに対抗する形で4月10日のプレスリリースに「もうビートルズとしての活動はしない」と書いたというもの。結果として『マッカートニー』の発売日はそのまま4月17日、『LET IT BE』は5月8日に発売された。

ちなみにそれより前、1969年9月20日のジョンの「脱退」について。アルバム『アビーロード』の発売前に、ビートルズの今後の活動についての会議がもたれ、その席でジョンは「もうやめる」と脱退を宣言した。これ以降ジョンはビートルズの録音に参加していないので4人のビートルズはこの時点で終わっていた。


色々問題はあるが、フィル・スペクターの『LET IT BE』がどうしようもない作品であるということではない。ポールもこのアルバムの発売を了承している。(契約でもう一枚アルバムを出さなければならなかった、という事情があった)

以後50年にわたり最後のオリジナルアルバムの地位を保ち続け、このアルバムでしか聞けない曲もある。ポールは不満だろうが「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」は派手なコーラスとストリングスが入ったこれが公式バージョンだ。(21世紀の現在様々なバージョンを聴くことができるが…)

なによりも名曲LET IT BEが収録されていることでこのアルバムの価値は揺るがない。

どんな形でもお蔵入りよりはましであろう。


それにしても、名曲「LET IT BE」を収録することを考えず(お蔵入りにして)、全く新しいアルバム『アビーロード』を作って、そっちも名盤にしてしまう、ポールの天才ぶりはどうだろう。それは、1969年の約半年間の出来事だった…



・相当前(80年代?)に日本テレビで、視聴者の投票でビートルズの曲のランキングを決めるという特番があった。結果、断トツで「イエスタディ」が1位だったのだが、徳光和夫が司会をしていて、結果に不満をぶちまけていた。(生放送だった?)曰く「1位はLET IT BEだろう?」と。

まあそうなのだろうが、一般視聴者はそこまで幅広く聴いてはいない。ごく普通にスタンダードな名曲として中学校の音楽の副読本に取り上げられるような一般的に知られた曲が1位になるに決まっている。(曲の質とはあまり関係ない?日本人は特にこの曲が好き?)企画に問題があったのだ。まあ、現代なら違うのだろうが…。


・まったく、気の毒なのは「ゲットバックセッション」のプロデュースをしたグリン・ジョンズである。彼の言い分だと「ジョージ・マーティンの補佐のつもりだったのに、彼がいなくて(逃げた?)やらされた」ということらしい。しかも、当初のコンセプトが「ライブバンドとしてのビートルズにゲットバックする」というものだったのでそれに忠実に作ったのにメンバーがOKを出さなかった。結局、出来上がったのはゴテゴテの“サウンドオブウォール”作品だった。

しかし、実に50年経って彼の仕事、アルバム『ゲットバック』ver.1が日の目を見た!「LET IT BE」50周年記念盤のスーパーデラックスエディション(5CD+1BD)にそのままCD1枚で付属している。それにしても50年とは…


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