以下の内容はhttps://retroaudio.blog.jp/archives/2024-03.htmlより取得しました。


さすがジャパンクオリティ(皮肉です)

届いた箱は製品の外装段ボールがぴっちり入るサイズの段ボールだった。外装用段ボールは輸送用なので本来そのまま送れば良いのだろうが、外装段ボールも製品と考える一部の層が段ボールの破損を問題にする(クレームにする)ため、段ボールin段ボールという過剰な包装になっている。専用段ボールはぴっちりサイズ。中の段ボールが出せない状態である。(どうやって入れた?)中の段ボールを出さない状態で商品を取り出す。
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段ボールin段ボール 

中身には発布スチロールでサンドされた、本体とダストカバー、プラッターがあり発砲スチロールに埋め込まれる形で、カートリッジ、カウンターウェイト、ACアダプター、EPアダプターが収められていた。
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その他、接続用ケーブル(アースケーブル付き)と説明書が同梱されていた。
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まずはプラッターを装着

重量物のプラッターは軸に挿したままだと、軸に影響を与える恐れがあるのではずしてある。それを軸に挿す。POM製なのでターンテーブルシートは使用しない。
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この機種のキモというべきPOM切削プラッター。20㎜厚だが塊なので結構重たい。ぱっと見、木製なのかと思う質感だが比重が違う。重めのプラッターは期待大である。

駆動のゴムは外周に掛ける。プラッターにも特にガイドなどなくゴムの位置は適当である。回っているうちに「まっすぐにになる」か、と思ったがそうでもない。(自力で極力そろえる)

 

トーンアームの調整

繊細な部品であるトーンアームは厳重に固定されていた。そのバンデージをはずしフリーにして、付属のカートリッジを付ける。
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既にアルミシェルに固定され、トーンアームに装着するだけである。その後、反対側にカウンターウェイトを取り付ける。説明書に丁寧な説明があるので難しくはない。ただ問題はカウンターウェイトとシェル+カートリッジの平行を出す作業だ。一般的にターンテーブルとアームレストの隙間で平行を取る。S字型やストレート型ならターンテーブルを回避して平行を出せるのだが、この機種はJ字型で、少し動かすとすぐターンテーブル上まで行ってしまう。わずかな隙間で調整をしなければならなくて、なかなかに苦労をした。今回は付属のシェルを使用したので、オーバーハング等の調整は不要だった。針圧とアンチスケーティングは指定があったのでそれに合わせる。

 

接続について

今まではアンプ内蔵のフォノイコライザーを使用していた。レコードプレーヤーのフォノイコライザーはオマケ程度と考えていたからだ。(安価な機種に内蔵されることが多い)

AT-LP7はオーディオテクニカの(一応)フラッグシップである。フォノイコライザーもそれなりのものなのではないかと考え、そちら経由で聴いてみることにした。(アース線を繋ぐのが面倒なだけという説もある)

 

カーリッジのこと

このレコードプレーヤーと同時期に発売されたVMシリーズは500番台と700番台があり、金属製のハウジングを使用している700番台の方が高グレード。セットになっている針によってさらに細分化される。

AT-LP7に付属のセットは500番台の本体に「接合楕円針」を組み合わせたVM-520EBである。針のグレードでは下から2番目。その上には「無垢楕円針」「無垢マイクロリニア針」「無垢シバタ針」「無垢特殊ラインコンタクト針」のグレードがある。あとにいくほど高グレードで価格が高くなる。

前回書いた通りAT-100シリーズのシバタ針を同時に入手しているが、まずは元々のセットで聴いてみる。

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ファーストインプレッション

一聴してとてもよい音である。(少し安心した)明らかに解像感が上がりクリアな音質である。

試聴によく使うEPOの「ハーモニー」というアルバムは高域成分が多くよく言えばキラキラした感じだが、悪く言えばうるさく耳に刺さるような音がある。このプレーヤーで聴くと不快になる手前で止まって「キラキラ」感だけが残り好ましい。

これが、新品の針によるものなのか楕円針の効果なのか、新型のVMカートリッジのおかげなのか、はたまた、内蔵のフォノイコライザーによるものなのかはっきりしない。今後検証していきたい。

シバタ針を使わなくても十分に満足できる音であった。

 

「純生」レコードプレーヤー

自分がこれまで使ってきた70~80年代のプレーヤーはフルオートでなくてもレコード終端を検知し針が上がり、ターンテーブルの回転が止まる機構を持っていた。(DP-1200、KP-880D)フルオート(T4P機はすべてそう)のものは止まった上にトーンアームがアームレストに戻る機構がついている。(色々連動している)

AT-LP7にはそのような機構が一切ついてない。

トーンアームはレコード盤に針を下すと溝をトレースするだけで、なんなら溝が無くなってもレコード盤上を滑り続ける。(音溝をトレースすることにのみ注力)

ターンテーブルも回転数を決めてモーターを回すと、止めるまで、ただ回り続ける。(正確に回転することにのみ注力)

このプレーヤーをみてつくづく思うのは、レコードプレーヤーというはシンプルな機械であるということだ。電源が必要なのはモーターと電子回路であるフォノイコのみ。余計なモーターもセンサーも付いていないのである。

それだけに奥が深い。のかも…


買うつもりは無かった。
稼働可能なレコードプレーヤーが複数あり、直近で買った(ジャンク)AT-LP3も普通に使えていて、特に不満があったわけでは無い。
購入したOCNオンラインショップ(旧NTT-X store)の価格も88,800円(クーポン値引き後)と特別安くも無かった。

ではなぜ買ったのか?
今回のOCNオンラインショップのものは限定でATN150Saがセットになっていた。(ショップの写真にはAT150Sa=カートリッジ本体が掲載されており、誤解を生みそう)品名と型式からいってカートリッジ本体は無く、針だけである。(実際そうだった)

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AT-LP7本体の実売価格程度でシバタ針の交換針も手に入るというセットだったのだ。
ATN150SaはVMシリーズになる前、AT-100系時代のカートリッジ用だが、VMシリーズでも使用可能である。そして、腐ってもシバタ針である。

ちなみに現役時代のメーカー希望小売価格は針だけで62,370円。カートリッジとセットなら10万円を超える価格だった。現在OCNオンラインショップでは単品価格が49,918円。(ただ、これにもからくりがあって、ナイトセールでは20,118円引きのクーポンを出し、実質29,800円で買える。この辺りが妥当な価格なのだろう)

つまり…シバタ針欲しさに買ってしまったのだ。自分のような駄耳では区別がつかない可能性が高いのに、である。

簡単に書いてはいるが実は大変な逡巡の上での購入だった。
実際このセットを見つけたのは1月の末(23年末からこのセット販売をやっていたようだが…)であり、実際に購入に踏み切ったのは3月の半ばだ。その間に売切れれば仕方がないと思っていた。残念ながら売り切れることはなかった。予定数12とも書いてあったが、それは嘘っぱちか、本当に全然売れていないかのどちらかであろう。
ま、とにかく買ってしまったのだ。

つづく


今週のスピーカーケーブル(BELDEN9497)

以前「ヤフオクのクーポンを使い倒す」という記事で触れたスピーカーケーブル。
廉価スピーカーケーブルの中ではロングセラーでメジャーな製品である。(通称ウミヘビ)

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その記事でも書いたが、購入したのが2m。片チャンネルあたり1mである。もともと極近接設置のEX-S5用で購入したので、それに接続する。
2mを2分割し、末端処理を8か所(+-が2か所(4)それが2本)行ったが、ケーブルの外皮(シース)が硬くて苦労した。被膜を剥ぐだけで30分以上かかかった。

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線材は不明だが見た目は銀色。ベルデン8470は錫メッキだったと思うが、これも同様なのかもしれない。

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8470は+-線がゆるゆるに捻ってあったが、こちらはかなりタイトに捻ってある。シースが硬いので形が崩れることもない。プラスティックの棒のような硬さである。これで叩かれたら大分痛いだろう。(誰に?)
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8470?

EX-S5で使っていたのはハードオフで買った、黒と緑の得体の知れないケーブルだった。(買ったタイミング同じだった)8470と似た風情だったが多分全然ちがう。

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9497に変えると、同一ボリュームで音が大きくなった気がする(気のせいかも)音がシャープに(特にシンバルやサ行)なったような気がする(気のせいかも)少なくとも黒緑ケーブルよりは好ましい変化で、常用決定である。
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それにしてもこの黒緑のケーブルは何だったんだろう?謎である。

今回はnot audioです。

江口寿史といえば、生き馬の目を抜く絶頂期直前の週刊少年ジャンプで『すすめパイレーツ』『ストップ!ひばりくん』を連載していたことを覚えている人も多いだろう。
特に『ひばりくん』はアニメ化もされた。見た目はどう見ても美少女のひばりくんは実は男、ということから引き起こされるさまざまな事象を描いたギャグマンガだが、ジェンダーの問題を先取りしていたと言えなくもない。(ひばりくんはジェンダーを超越した存在である)
男同士とはいえ見た目が完全に女子なので、腐女子の皆様には刺さらないだろう。というか、そもそもひばりくんにその気は無く(多分)、主人公側が勝手にドギマギするだけの話である。休載を何度か繰り返した挙句、締め切り前に逃亡しジャンプサイドから打ち切りを告げられた。

集英社との専属契約が終わった後、小学館のビックコミックスピリッツ誌に連載開始されたのが『パパリンコ物語』だった。1985年(昭和60年 昭和!)のことだった。
ビックコミックシリーズの中でも若者向け(当時のメイン作品は高橋留美子の『めぞん一刻』)であったスピリッツはこの辺りで隔週刊から週刊に変わるのだが、その前夜のことである。
週刊化を見据えての大型連載だったはずだが、休載が続き週刊化前にたった10回で終わっている。
無茶苦茶面白かったのに、終わってしまったのだ。

小学館としては相当力をいれていたはずである。
その傍証となるのがミスタードーナツとのタイアップである。当時ミスドで『パパリンコ物語』のキャラクターグッズを配るキャンペーンをやっていたのである。(そのキャンペーンが実施された時には既に連載休止中だった)テレビCMもバンバン流れていた。
ビッグマネーが動いていたのである。途轍もないやらかしである。大人の世界では許されないことだったであろう。(誰かのクビが飛んだかもしれない)

それ以降、江口寿史はイラストの仕事が目立って増えていく。このことと関係があるのかどうかは不明だが…

かれこれ40年前のできごとである。ぜひ全体を読めるようにしてほしいと願う今日この頃である。(1話から3話まではとんぼの本『This is 江口寿史!!』(新潮社)というMOOKで読めるらしい。小学館は意地でも出さないだろうなあ)




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