以下の内容はhttps://retroaudio.blog.jp/archives/2023-11.htmlより取得しました。



KANが亡くなった。61歳だった。早すぎる…


KANは自分より少しお兄さんで、がっつりディスコ世代という感じがする。
自身のアルバムにもディスコチューンを入れていたが、自分は次の三曲をディスコ三部作と呼んでいた。(自分は90年代までのリスナーだったので、期間が限定されている)

「孔雀」(アルバム『TOKYO MAN』)
「甘海老」(アルバム『弱い男の固い意志』)
「DISCO 80's」(アルバム『MAN』)

なかでも「DISCO 80's」はディスコそのものを扱ったディスコチューンで、名門ディスコの名前がいくつも折り込まれている。が、全然知らなかった。同時代に生きてはいたが全く縁が無かったのだ。自分が住んでいた地方都市にも「マハラジャ」はあったが、やはり縁遠かった…

六本木の巨大ディスコ「ベルファーレ」ができたのは1994年である。実にバブル崩壊後のオープンだった。(閉店は2007年)日本人は景気の減速は一時的なものととらえていたきらいがある。しかし結果から見ると二度と浮揚することはなかった。後に「失われた十年」と言われたが、実際は失われっぱなしで20年以上経っている。
80年代後半、日本は世界第二位の経済大国であった。ただ、現在40歳以下の人にはそんな意識はないであろう。それは過去の栄光というか、もはや教科書の上の歴史である。ひどい目に遭い続けた彼らには日本がそんな国だったとはとても思えないだろう。

脱線した…
KANのこの三曲はボーカルにエフェクトをかけたり若干ふざけた感じだが、実はかなりの名曲である。しっかり作ってあり、KANのPOPセンスが光る名曲たちである。
洋楽のパクリ…もといリスペクトが随所にあり、それでも完全にKANの楽曲になっている。広く多くにお勧めするという感じではなく、判る人だけわかればいいという感じでお勧めしたいのがKANである。

ここではほとんどの人が知っているであろう「愛は勝つ」は想定していない。
楽曲リリースから時間差でテレビのバラエティ番組で使用され、レコード大賞まで取ったこの曲は、そりゃあ代表曲なんでしょうが、それだけ繰り返し流されるというのは本意ではない気がする。その時代のTVパワーの凄さを思い知るが、それだけである。
別に「愛は勝つ」だダメな曲だとか嫌いと言っているわけではない。初めて聞いたときには「キャッチーな曲だな」とも思ったし、アルバム『野球選手が夢だった』の冒頭にふさわしい曲だとは思った。ただ、名曲だがそれしか語られないというのはいかがなものかと思う。
当時を思い出すと、片想いの応援曲というより、不倫の応援曲というニュアンスで語られていたような気もする。現代語に翻訳したら「愛しか勝たん」という感じか。

とりとめのない記事になっていることをお許しください。

KANの喪失にそれなりに衝撃をうけているのです。

早すぎるゼ!KANさん!
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まず、前回の記事の訂正から。
前回の記事に事実誤認があったのでお詫びと訂正を…
「リモコンが無いとできないこと」に“Bluetoothのペアリング”を入れていたが、これは本体のみでも可能であった。(本体でBluetoothを選択し接続機器側でEX-S5を探して選択すればペアリングできた)
もう1点CDの曲送り、曲戻し、停止ボタンは本体に独立して設置されており本体のみで操作可能だった。
物理的ボタンの見落としは設置場所の問題なのだが、ペアリング設定は取説を読まないとわからないことだった。取説はリモコンが到着してから確認したため、できるとは思わなかった。(単なる思い込み。前回記事も訂正いたします。誠に申し訳ございませんでした)

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EX-D6のリモコンが届く
前回の記事のとおりヤフーフリマでEX-S5の後継機種EX-D6のリモコンを購入。無事到着した。
ネットでEX-S55にEX-S5のリモコンが使えるという記事を見てはいたが、この組み合わせで使えるかどうかはわからず、“賭け”だった。
どういうわけかほとんど未使用(保護フイルムが貼ったまま)の品物だった。
EX-D6の取説とともに届いたが、商品説明の写真に写っていた新品の単4電池2本は入っていなかった。

使ってみて
結論から言うと「使えると言えば使えるが…完全ではない」という最も可能性が高かった形に落ち着いた。
独立したボタンを持っている電源投入、音量変更、ディスプレイ表示の変更、スリープタイマー、再生メディアの選択、曲送り/戻し等は普通に使える。が

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使えないのは十字キー(左右)
リモコンをよく見るとEX-S5は横▶▶に|の先送りボタンだが、EX-D6の方は普通の▶である。配置は同じだが機能の割り振りは異なるらしい。時計合わせの際も▶が使えず▶▶|(独立キー)で対応した。時計合わせの際はそれが可能だったのだが、すべてがそのやり方で出来るわけではなかった。
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肝心のラジオの予約録音ができず…
USBにラジオ放送を予約してエアチェックできる機能は使いたいと思っていた。
ラジオの予約をする場合、時計を表示させたのち▶▶|キーでOnceかDailyを選んで時間の設定を行うことになるが、このリモコンの独立キー▶▶|ではそれができなかった。他のキーでも試してみたが無理のようだ。非常に残念である。

リモコンにしかないキー
USB録音ボタンはリモコンにしかなかった。これは使えた。CDやFM音声を録音できる。CDはアナログ変換→デジタル録音で実時間録音である。(FM放送と同じように再生している音声を実時間変換記録)わざわざ行うメリットは少ない。CDをリッピングしての省スペース化は可能だが後述するように、現実的ではない。何より音の面でメリットはない。この「タイパ」の時代に著しく無駄な時間が発生するのは容認できないであろう。

USBメモリ32GBの壁
現在64GBのUSBメモリでも500円程度で購入可能だが、この機種(2016年製)は32GB未満のUSBメモリしか使えない。(特殊な方法で使用可能にできるかもしれないが…)何が問題かというと、対応しているのがFAT32フォーマットのメモリだけだということだ。
現在ではUSBでも256GBを超えるものが普通に売られているので、64GBは大容量という感じはしないが、当時は32GBを超えると大容量だった。FAT32フォーマットだと容量が大きくなると、メモリの断片化で効率的に使えなくなる。そのため32GBを超えるとNTFS等でフォーマットされるのが普通で、フォーマットしなおさなければ使えない。FAT32のフォーマットはWindows標準で出来そうだが、できないらしい。よって、大量のCDをリッピングしてまとめる場合、メモリ一つでは無理かもしれない。

結論
この手の機種はリモコンも本体と同価値くらい必要なものと実感した。
ただ、5000円以上かけて買うかというと考えものである。

今後、もう少しスピーカーの実力を検証してみたい。

JVC EX-S5をめぐる冒険 1


「気の迷い」に違いない。現代の小型オーディオシステムに興味はなかったのだが、ウッドコーンというだけで聴いてみたくなった…中古のJVC EX-S5(2016)を買ってしまったのである。

“ハロウィーンセールで10%オフ”
そんな言葉につられてつい買ってしまった。税込16,390円の10%オフで14,751円。割と“まとも”なお値段で、ジャンク品ではない。店の3か月保証がある。
だが、重大な欠陥があったのだ…(後述する)
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この機種はどういったものなのか?

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比較定期最近のスピーカー分離型ミニコンポ(死語?)である。CD-R、RWを読めるCDプレーヤーを搭載し、FM/AMチューナー、NFC/Bluetooth対応の無線(または近接)接続でスマホ等の音声データを聞くことができる。USB端子にはストレージとしてのメモリースティックを挿して録音することもできる。またその端子にiPodを繋げばデジタル接続で音を聴くことができる。2016年当時、できること全部入りといった感じのミニオーディオシステムであった。ちなみに後継機種のEX-S55(2018)はハイレゾ対応になった。
ただ、何といっても売りはウッドコーン。口径が大きいものが作れないので10㎝にも満たないサイズ。フルレンジ1発である。
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本体とセパレートタイプのスピーカーを店頭で持った時、軽くて驚いた。重ければよいというものではないが、あまりに軽いと、よい音は期待できない。スピーカーエンクロージャーは木製のように見えるが違うのかもしれない。この時点で購入を思い止まるべきだったのかもしれない。
不安要素は他にもあった。せっかくセパレートなのに、本体側、スピーカー側共にバネ式のスピーカーターミナルだった。機構上は問題ないが、太めのスピーカーケーブルは使用できない。音質のアップグレードを考えていない仕様であった。(なぜ買った?)


それで音はどうなのか
CDで音出ししてみた。元々推奨されるセッティングが本体のすぐ横にスピーカーをおくスタイルなので、近接視聴型である。そしてそれは大きなラジカセくらいの幅である。
出てきた音もラジカセのような音に感じた。
小口径ゆえに大編成の交響楽のような音楽は無理があるように思う。ただ、すぐ近くで聴くボーカルものはそれなりに聞かせる感じだった。それがウッドコーンゆえかは、わからないけれど…評価は難しいところである。もう少しじっくり聴いてから結論を出そう。
カットモデルの写真がJVCのページにあるが、奥行きの長いエンクロージャーの奥行きいっぱいの長さのバスレフポートがある。スピーカーの口径が小さいので、バスレフで低音を稼ぐしくみである。(それにも限度があるであろう)

重大な欠点とは…
店のタグには「リモコン、AMアンテナ欠品」と書いてあった。承知の上で買っているので店側の過失ではない。すなわち補償対象にはならないということだが、リモコンがないのである。この機種はほとんどの操作(設定)をリモコンで行うため、(ここまでとは思わなかったが)ほぼ何もできない。

本体のみで出来ることは…
①CDを挿入/排出する②CDを再生する③CD再生を止める④FMラジオを聞く(ただし、プリセット済みの1局のみ)⑤USB接続でiPodを聞く(操作はiPod側で行う)⑥音量を調整する
細かく書いてもこれくらいである。
Bluetoothの設定(ペアリング)もできないので無線での接続が不可。USBストレージへの録音もリモコンがないとできない。ラジオのチューニングも不可。CDの曲送りもできない(本体のCDボタンはモードの選択と再生/停止しかできない)まあ使えないのである。

実はリモコンは手に入る
現在、JVC/Kenwoodの直販サイトで新品のリモコンを買うことができる。ただ、5000円を超える価格で送料がかかり、取得価格は6000円程度になる。同じくネットのショップでも購入可能だが、新品か中古かわからないものがやはり5000円近い価格で販売されている。
いくら何でもねえ、と思ってメルカリを見てみたら稀に出品されるようで3000円以下の価格で買えそう。と、思ったそばから2500円での出品があったが、「いいね」もつかずに瞬殺で売れていた。
ハードオフに行くとジャンクのカゴに無数のリモコンが入ってはいるが、必要なものが見つかる可能性はとても低く、今欲しいものをすぐ手に入れるには、かなりの僥倖に恵まれないと無理で、奇跡的とさえいえる。←早々に諦めた

フリマアプリを注視する
メルカリやヤフーフリマ(PayPayフリマ改め)で出物を待つしかないかと思った時に、次のような出品があった。
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気づく人もいるかもしれないがブランド名がVictorである。いまや存在しないJVCの元のブランド名である。(期間限定の復活だったらしい)
だから、最初見た時、古い時代のリモコンだとおもったが、さにあらずこのリモコンは2020年に発売されたEX-D6用(EX-S5の後継機種)のものである。
EX-D6は同じウッドコーンを採用したミニコンポ(ただし、スピーカー一体型)である。シリーズの後継機とはいえ使える保証は全くない。近い機能を有しているというだけである。1,500円の10%オフクーポン使用で1,350円だった。

まあ、そんなこんなで1350円で手に入る、使えるかどうかわからないリモコンを買ってみた。(この辺がタイトルの“冒険”の由来である)

そして。どうなったかは「リモコン編」につづく

最近、若年層に浸透したCITY POPブームによって、70年代後半から80年代の日本のPOPS(当時はそんな呼び名ではなかった)の掘り起こしが始まっている。
2023年9月27日放送のフジテレビのドラマ「パリピ孔明」第一回で上白石萌歌が歌っていた曲が原田真二の「タイムトラベル」だった…


70年代前半、日本ではフォークが一般に浸透し、吉田拓郎やかぐや姫(南こうせつ、伊勢正三)などのシンガーソングライターを輩出した。この時代、フォークに括れない井上陽水などもフォークカテゴリーに入っていた。J-POPの萌芽も芽生えていたがまだメインストリームにはなりえない時代であった。
70年代後半に入り、70年代前半から特異な存在であった、松任谷由実が「ニューミュージック」と呼ばれ始め、フォークの私小説的な世界から、よりPOPな世界観を現出し始めた。
日本が、にわかに「世界のニッポン」となりつつありバブルの始まりの時代でもあった。
ただ、ニューミュージックというジャンルはそれまでの音楽と不可分で、境界線があいまいな部分があった。明らかにフォークが出自の松山千春もニューミュージックと呼ばれたし、ロックバンドの甲斐バンドもニューミュージックのカテゴリーだった。
売れている曲で「歌謡曲」(アイドルを含む)以外をニューミュージックと呼ぶような時代であった。

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こんな時代に原田真二はデビューした。正確には1977年10月シングル「てぃーんず・ぶるーす」でデビュー。11月「キャンディ」、12月「シャドー・ボクサー」と立て続けにシングルを発売した。3か月連続のシングル発売は当時のプロモーションとしては異例で、しかも、3曲ともヒットした。そして、「てぃーんず・ぶるーす」「キャンディ」を収録した78年2月発売のファーストアルバム『Feel Happy』はオリコン1位を記録した。10代でのデビューアルバムが1位をとった男性アーティストは彼以外にいない。(女性では宇多田ヒカルがいる)バラエティに富み、スケール感の大きなアルバムは非凡なものを感じさせる。
自ら曲をつくり複数の楽器をこなし、何なら多重録音で曲を仕上げてしまう。まさに早熟の天才であった。(初期のころ歌詞は松本隆が書いていた)
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直接関係ないが同時期にデビューした山下達郎(ソロデビューが1976年12月)は初期のアルバムが全く売れず、シングルも出せずにいたが、それでも見捨てなかったスタッフと本人の努力で1980年にシングル「ライド・オン・タイム」がスマッシュヒット。続くアルバムのヒットでようやく認知されるようになった。その後40年以上一線で活躍するアーディストである。(最近のインタビューでデビュー時期が近い、チャーや原田真二について言及があった)

原田真二はデビュー時のブレークぶりが激しすぎ、普通に活動していても「売れなくなった」と思われてしまうような状況であった。
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『Feel Happy』の歌詞カードの裏は60cm×30cmのピンナップになっている

ブレークはビジュアル重視のアイドル的な売り方故なのだが、本質が理解されていなかったのかもしれない。ブレーク後の楽曲をきいても非凡なものがあり、なぜ急激に取り上げられなくなったのかよくわからない。

デビュー当時、本人もあまりのブレークぶりに、最初の事務所アミューズを早々に辞めている。(アミューズは原田真二を売り出すために作られた事務所で所属タレントは彼しかいなかったのだが、彼が辞めた後、サザンオールスターズという金脈を掘り当てて、大事務所になっていく)それも影響があったのかもしれない。

いずれにしろ「再発見」が待たれるアーティストの一人である。



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