(前回のつづき)
確かに音は出る。が、相当に歪む(ビビるというべきか)
確かに音は出る。が、相当に歪む(ビビるというべきか)
カートリッジの針がダメなのかも知れない。目視では大丈夫のように見えるが…
付け替えはいたって簡単だ。ビスを1本はずして抜き差しするだけ。簡単なのだが、カートリッジは確実に下まで押し込まないとビスがつけられない。少しでも浮いていると装着できないのだ。(針の位置は正確にミリ単位で決まっているので当然と言えば当然だ)
カートリッジを入れ替えても症状は改善しなかった。ORZ
ここでネットの情報を確認する。(遅い!)
この機種は古いこともあるが、固有の問題があるようだ。多く報告されている不具合として「音が出ない」というものがあった。
前回の記事で書いたが針が乗る瞬間の「プチ音」を回避するためにミューティングになるのだが、針が載った後もミュートが解除されずに音が出ない、という症状である。これは回路上の電解コンデンサーの不具合で起こることのようだ。(コンデンサー交換で治る。この個体は正常)
また、トーアームがレコードの最後までいかない、または、最後まで行っても上がらないという症状も上がっていた。この個体に関しては最後まで再生しトーンアームは上がり、自動で元の一に戻る挙動が確認できた。(ここは正常)
もう一点、ドライブ方式はテクニクス伝統のダイレクトドライブだが、クオーツロック式ではないので回転ピッチがズレるという問題である。これは、底面のノブで調整可能。
この個体は聴感ではズレていない感じがする。(ストロボを使って確認しないとわからない)
再生音のビビりというのは無かった。この個体特有の症状らしい。
接続ケーブルを変えて接続をやり直したり、影響が出がちなアースの接続を替えてみたり(途中で盛大なハム音が出た)いろいろやったが改善しなかった。
挙句の果てに、トーンアームの挙動がおかしくなって、正しい位置に降りなくなり、降りてもレコード上を3㎝ほど横滑りして上がる症状が出始めた。本格的に壊れたかと思い。もう一度トーンアーム部分を観察してみた。
するとどうでしょう。針先に大量のホコリが付着しているではないか(針先が見えないくらい!)最初に再生したどうなっても良い(テスト用)レコード盤がホコリまみれだったようだ。
針先の掃除をして、トーンアーム部分の動きが渋い可能性も考え、トーンアームを指先でグリグリして動かし、まともなレコード盤を載せて再生してみた。
その結果、無音部分を経てきれいな音が出た!全くビビり音が無くなった。むしろ、鈍感なAL-E11ではほとんど感じなかった、プチプチ音(ホコリノイズ)が聞こえるようになった。相当鋭敏な感じがする(多分こちらが普通。AL-E11が鈍感すぎるのだろう)
オーテク(互換)らしい元気が良く、なおかつ繊細な感じの音が出ている。よい音である。

トーアームの挙動の問題は完全解決したわけではない(いつ再発するかわからない)ので完全勝利とはいかないが、まあ「勝ち」ってことで良いのではないかと思っている。













