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PHILIPS社は欧州におけるメガ家電メーカーなのだが、日本においては電気シェーバーくらいしか見かけない(私見)イヤホンやヘッドホン分野で良い製品を売っている印象だが、本格的なオーディオはあまり見かけない。(マランツの親会社でそちらはマランツブランドと住み分けしていたのかも)
オランダに本拠を置くこのメーカーは開発力が秀でており、カセットテープ(コンパクトカセット)も同社の開発品。レーザーヴィジョン(レーザーディスク)もそうだ。このレーザーヴィジョンの技術を活かしてDADを開発しようとしていた。
SONYとの共同開発を始めようとした1979年3月から前回書いた1980年6月のDAD懇談会までのSONYとのやり取りが非常に興味深いのだが、それはまた次回。

つづく

1977年当時、各社それぞれDAD(デジタル・オーディオ・ディスク)の開発を行っており、展示会等に出展されていた。読み込みの方式だけでも3種類あり(光ディスク方式SONY等、MD方式テレフンケン、AHD方式ビクター等)規格乱立の恐れがあった。
家庭用VTRの規格統一に失敗していたSONYの主導で1978年にDAD懇談会(国内24社海外5社)が発足し、規格統一の話し合いがもたれた。各社、開発が進んでいたこともありすんなりとはいかなかった(話し合いでは決まらなかった)が、最終的には非接触の光ディスクが(採用社数の多さで)事実上の標準となった。1981年のことである。
SONYとPHILIPSが共同で開発したDADの規格をDAD懇談会に提出したのがその前年1980年6月のことだった。これはCDの規格そのものだった。

つづく

中島平太郎。日本のデジタル機器を語る上で外すことのできない人。

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サウンドパル199512月号より初の民生用CDプレーヤーCDP-101を抱く中島氏


NHK放送科学基礎研究所所長からSONYの井深大氏にヘッドハンティングされSONYに入社。日本で初めての民生用デジタル録音機PCM-1を開発した。(1977)

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SONY PCM-1

この時デジタル録音機のフォーマットが量子化ビット数14(拡張で16)サンプリング周波数が44.1khzで標準化された。これは後のCDにつながる規格だった。

つづく

今回始めて知ったこと。当時のSONYのPCMレコーダーはβのビデオテープに記録していたことは知っていたが、デジタル信号そのものを記録しているとおもっていた。そうではなくデジタル信号を映像として記録し(白黒のバーコード様のものらしい)それを再生時に復調して出力していたらしい。それではドロップアウトが多発したということもうなずける。(HiFiの音楽用には使い物にはならないであろう)

参考資料 サウンドパル1995年12月号 ステレオ時代Vol.12

ここ数回書いていることだが、CD(-DA)を再発見している。
CDは単なるデジタルデータの器と考え、CDそのものでの再生を軽視してきたが、CDを正しい(より良い音で再生したい)設計思想で作られたCDプレーヤーで再生すると、なかなかのポテンシャルを発揮することがわかった。
CDが終焉を迎えつつあるメディアであることには変わりはないところではあるが、今一度CDとはなんであったか、考えてみたい。

つづく

SONYのCDプレーヤーCDP-227ESDを購入してから、CDを聴く機会が増大している。前の記事でも書いたがCDはすでに枯れたメディアで、利便性ならiPod=iTunesシステムが、音質ならSACDや本気のLPシステムの方が上だろう。と考えていたが、87年の中堅システムCDP-227ESDで聴く音はなんと豊かなのだろう。
82年のCDリリースから5年ようやく買える価格に下がり、DACやデジタルフィルターの性能が上がり、一応の完成を見た時期なのかも知れない。
一方、DV-600AVはパイオニアが2007年に発売したユニバーサルプレーヤー。型番がしめす通り元々はDVDプレーヤーである。中身を見るとゴールドムンドのSACDプレーヤーEIDOS 20A(140万円!)と同じ構成となっており話題になった機種だ。SONYの機種とは20年の隔たりがある。

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前々回の記事でDCD-1600との比較記事がうまくいかなかった(同じメディアを使用できなかった)ため今回は同一CDで比較した。

2機種の価格差が気になるところではあるが、20年の較差はどうなっているのか…

聴いたのはDon't know why(ノラ・ジョーンズ)また出た!とJust Once(ソニー・ロリンズによるカバー)
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どちらも、楽器の数は少なく中心にボーカルまたはSAXが定位する。

予想に反してDV-600AVが健闘している。定位感や音数等で不満はない。CDP-227ESDは音に艶がある感じ。また、前後の立体感を感じる。ドラムの音にシャープ感がある。こちらの方がかなり良いと感じるが比較の上でだ。単独で聴くと全く不満がないのではないか。ペラペラで軽い筐体のDV-600AVではあるがサーボ技術やデジタル系部品に技術の進歩があったのかもしれない。

まあ、結論ありきの対決記事でしたが、1987年の中堅機はなかなかいける。2007年のユニバーサル機はエントリーでもそこそこいける。てことでよろしいでしょうか。



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