フルトヴェングラーはEMI、トスカニーニはRCA、ショルティはDECCA、ワルターはColumbia、そして巨匠(カラヤン、バーンスタイン)の晩年はドイツ・グラモフォンといった感じで、棲み分けされていた20世紀のクラシック音楽界。マエストロの時代は終わりを告げて久しいが、実は(知らない間に)クラシックのメジャーレーベルもほぼ終わりを告げていたようだ。
前回、前々回取り上げたSA-CDはそれぞれRCO LIVE、LSO LIVEというレーベルでリリースされている。RCOはロイヤルコンセルトヘボウオーケストラ、LSOはロンドンシンフォニーオーケストラの略である。これらはオーケストラの自主制作盤だった。主席指揮者による定期公演のライブを録音し発売する形で、オーケストラにギャラは発生しないが、パッケージの販売で利益が出たら楽団員に分配されるという仕組みのようだ。
自分があまり関心を払わなかったここ十数年の間に絶望的なことが起こっていたのだった。
今、「クラシック レコードの百年史 記念碑的名盤100+迷盤20」(春秋社)を読んでいる。10年前の書籍だが(翻訳本は2014年刊行)これを読むとクラシックレコード界は終わっている…

詳しくは次回




