スピーカーには密閉型とバスレフ型がある。スピーカーは振動板の振動によって音を放出するが、振動は前面だけではなく背面にも放出される。密閉型はその名の通りエンクロージャーに穴がなく背面に放出される音は箱の中に閉じ込められる。密閉型の箱の中には吸音材が封入されていることが多い。(NS-1000Mの中を見たことがあるがかなりの量の吸音材が詰め込まれていた)バスレフ型はエンクロージャーの一部に穴をあけ背面の振動をコントロールして放出しロールオフする低音部分を補完する仕組み。
自分が最初に自分で買ったスピーカーはDIATONEのDS-11XL(1989)というブックシェルフ型スピーカーで背面にバスレフポートがついていた。当時でも最廉価クラス(定価38400円購入価格は30000円程度?)の商品だと思うが(スピーカーターミナルがバネ式)そこそこの低音が出ていた。この機種は特殊でウーハーはネットワークがなく直結でフルレンジ駆動、TWのみコンデンサーがついていた。このころDIATONEが好んで使っていた手法で、質の良いユニットと徹底的な調整が必要なやり方だった。


それから何台もスピーカを買ったがほとんどすべてがバスレフ型だった。1990年代に入り時代は小型スピーカーの時代に入りつつあった。小型スピーカーで効率よく低音を出そうとすると勢いバスレフ型を採用することになる。
ちなみに自分が所有している31cmウーハーを搭載した3WayスピーカーはVictorSX-511(1987)だが、これは1本当たり59,800円でいわゆる598戦争といわれる物量投入時代に作られたものだ。これはかなりでかい(幅380x高さ665x奥行351mm)。そして重い(重量31㎏)。しっかりしたエンクロージャーの密閉型だった。

つづく








