いきなりですが、「八」という漢数字について検索してみた。八は末広がりで縁起がいいぐらいは知っていたけど、AIさんによると「八は日本や世界で古くから聖数(縁起の良い数、神秘的な数)とされている」らしい。言われてみれば、「八百万の神」「千代に八千代に」など、子供の頃から自然と馴染みの深い言葉に、八が入っている。
また、数字の「8」も横に倒すと「∞(無限大)」になることから、宇宙のエネルギーを意味し、風水では大変縁起がよい数字だそうだ。さらに、すべての方向から運を取り込める八角形は、最強の図形とされているとか。八がそんなに縁起がいいとは、知らなかったなぁ。
なぜ「八」について調べたのかというと、最近薬膳の「八宝粥」にハマっているから。ナツメや蓮の実、竜眼、緑豆などいろいろ入れて八宝粥を作ってみたら、なんとも豊かな味わいで、体も気持ちも大いに満たされたのだ。
「八宝粥」に続いて、今回は「八宝飯」にチャレンジすることにした。中国でも八は縁起がいいとされ、八宝飯は結婚式や誕生祝いなどのおめでたい席でよく食べられているそうだ。
「八宝」とは、多くの貴重な食材(宝)が入っているという意味なので、必ずしも8つの食材を揃える必要はないのだけれど、私はやっぱり聖数の八にこだわってみたいと思う。
上から右回りに、ドライマンゴー、ピーナッツ、胡桃、枸杞の実、甘栗、松の実、ナツメ、レーズンの8種類。こうやって見ると、かなり多い。こんなにお宝が入ったご飯はどんな味がするのやら。

公開されているいろんなレシピを参考にしながら、自己流にアレンジ。全く初めて作るので、うまくできるかどうかは未知数だ。
まずは、水に浸しておいたもち米2合を炊飯器で炊く。その間に、硬そうなドライフルーツだけ軽く蒸しておこう。

炊き上がったご飯に、砂糖と油を混ぜるんだけど、あんまり甘いのは嫌なので、菜種油大さじ1、てんさい糖10gだけにした。
ラップを敷いたボウルの底に、ご飯を入れて平たくし、その上にあんこを広げる。

その上にさらにご飯をのせて、ラップをして上から押す。さあ、ここからが運命の分かれ道、果たしてうまくいくかどうか。今までいろんなケーキやゼリーを作ってきたけど、ひっくり返す瞬間はいつもドキドキだ。
なんとかキレイにドーム型に出てきたみたい。あとはトッピングするだけだ。あまり凝らずにランダムに並べてみた。

いよいよ試食。うまく切れるかな。もち米でもっちりしてるから、くっついてしまうかもしれない。

もっちもっち食感のほんのり甘いご飯。なかなか美味でした。やっぱり自分好みに砂糖を極端に減らしてよかった。その方がドライフルーツやナッツの味が引き立ってくる。お宝が八つも入っているからか、贅沢な特別感があって、お腹もしっかり満たされた。
八宝茶も入れてみた。こちらはいつも薬膳茶を買う「いくもや」さんの八宝茶。中身は、ドライいちじく、レーズン、ナツメ、高麗人参、クコの実、松の実、菊花、番茶の8種類。氷砂糖も入っている。

お湯を注ぐと、ゆっくり菊の花が開いたり、ドライフルーツが柔らかくほぐれてきたり。それを見ている時間も癒される。ナツメがぷっくりと膨らんできた。

こんなにたくさんの素材が入ったお茶、なんて贅沢なんでしょう。お茶という宝物をプレゼントされたよう。

こちらも氷砂糖が解けて、ほんのり甘さの感じられる珍しいお茶だった。8つの素材が絶妙に交じり合って醸し出す優しい味は、なかなか作ろうと思って出せる味じゃない。
ちなみに、愛媛には「六宝」という絶品郷土料理があるらしい。いわゆる海鮮丼に「六つの宝」と呼ばれる調味料をかけていただく料理だそうだ。六宝も、八宝も、口に入るものを「宝」と呼ぶセンスは、粋で素敵だなぁと感じた。
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