なぜか友達と珈琲焙煎店を始めることになったので、
- 経緯
- 何を考えて何をしたのか
- 何をしなかったのか
を書き残しておく。
モチベーション
兎にも角にも、なんで今珈琲焙煎店なのかを書き残しておく。
いわゆるコネクティングドッツがじぶんの中であったわけだが、複数の点があるのでその点を整理していこう。
コネクティングドッツといえばこれの動画 www.youtube.com
とあるWeb系のECなどをしている会社でエンジニアをしている。
オフィスにカフェスペースがあって、近所のちょっと有名な(今ではベンチマークしている)コーヒー屋さんがスタッフと豆などをそのカフェに入れているのを知った。
そのコーヒー屋さんの本店は本当に狭いコーヒースタンドだが、こういう形で店舗を構えるというのもあるのだなーと眺めていた。これが1つ目の点となる。
僕は、長風呂が好きだ。
長風呂しているときにはSNSを見たり、Youtubeを見ている。
ふとTikTokを見ていたときに、副業で珈琲焙煎をしている人のアカウントがおすすめにながれてきた。
TikTokのアルゴリズムはこの辺が優秀だなと思うのだが、ちょうど、1つ目の点の気付きを得た直後くらいだったのだ。
珈琲焙煎をしている方のアカウントを見るに、初期投資は少なくていいし店舗もいらない。
これはなんか良さそうだなと思った。
一方で、この手の「副業」「コーヒー」がキーワードに入るアカウントや、珈琲焙煎、カフェなどのアカウントに違和感があった。
「副業」「コーヒー」がキーワードに入るアカウントに対しての違和感はこんな感じだ。
やたらにビジネスしている俺を発信したがる。
なにかにつけて
経費がどうのこうの。
利益率がどうのこうの。
SNSマーケがどうのこうの。
「「「うるせぇ!!!」」」
人はそういうの見て、応援したりはしないんだよ。
コーヒーが好きで、純粋に美味しいコーヒーってなんだろうなとか、そういうのを追いかけているいい人からコーヒーを買いたいのである。
ビジネスの話がしたいんなら、スタバでMac広げてSNSでもしてればいい。
(誤解がないように言うと、儲かる仕組みは大事。でもマーケティング云々をひけらかすな。寒いぞと思っている。)
珈琲焙煎、カフェなどのアカウントに抱く違和感は以下の様なものだ。
多くの人はなんとなくモノを買っている。
本当に自分が飲みたいコーヒーなどわかっていないのだ。だから、セブンイレブンのコーヒーが神のように崇められている。
言い方が悪いかもしれないが、目隠しして味比べをしたら違いなんてわからんだろう。
なのに妙にこだわりを発信し、やれ浅煎りだ、やれシングルオリジンだ、XXはだめだとかが前に出ているのである。
これもこれでやかましい。
自分ならこういう売り方はしないなーとインフルエンサーマーケや広告で働いたときの感覚になった。
これが2つ目の点である。
以前、投資をちゃんとしよう(NISAをやるくらい)としたときに、何から調べるべきかと思ってインベスターZを読んだ。
その中に、喫茶店経営の話が出てくるのだが、これが目からウロコだった。

これは珈琲焙煎店にもあてはまるのでは?とおもった。これが3つ目の点。
4つ目の点は、仕事と年齢の問題である。
僕の実家は、大きな神社と商店街の隣にある。
親類の中にも商売として、鰻屋とか豆腐屋をしている人がいた。この人たちを見て思っていたことがある。
客に出せるクオリティを常に出しながら、日々いかに美味しい鰻が出せるのか、いかに美味しい豆腐ができるのかを探求しながら仕事をしているのだ。
これは、職業人として幸せなんだろうなと思った。
今日の最高のできを人に食べてもらえる。そして明日はもっとうまくなろうと頑張れる。
こういう仕事が本来の人間にあった仕事なんじゃなかろうかと思っていた。
今の仕事に不満はないが、どこか虚業なんだよなみたいな気持ちがないわけでもない。
大きい会社にいるから、フィジカルさみたいなモノを感じられなくなっているのかもしれない。もっとエンジニアとして成長しないといけない場面でもあるのだが。一旦それは置いといて、フィジカルな商売で自分との向きあいのようなものがあることに興味があった。
珈琲焙煎はクソジジイになってもできる点がよい。趣味と実益を兼ねるというのの最たるものになりそうだと思った。
5つ目は、友達の近況を変えたかったからだ。
一緒に店を始め、コーヒーの焙煎やブレンドを担当してくれている西田は平日は車のディーラーである。
今副店長の彼は、一度は大手のコーヒーバイヤーにいたがなんやかんやあって車を売ることになった。
何だが楽しそうに見えなかった(身勝手)のである。
友達の人生の岐路をつくってみるかという気持ちになった。無責任にならないためにオンラインメインの珈琲焙煎店が良さそうだとなったのである。
カフェならもっとカッコついたかもしれない。
ふたりともそれなりに稼げてはいるので、ちゃんとした事業計画があれば金融公庫など店を借りる資本金は借りられただろう。
とはいえ、そこまでいきなりベットできる度胸が僕にも、西田にもなかったのである。
そんなわけで点と点がつながった結果「珈琲焙煎店がいいんじゃね? さっそくやろうか」となった。
事業計画を立てる
綿密な計画はいらない(何処かから金を借りるわけではない。僕の資金なので。)が、目標やどんな売り方をするのかを明確にする必要があると思った。 まずは、珈琲焙煎店はそもそもいけるのかという仮説を検証する必要があった。
市場調査をし、近所のカフェや焙煎所に出向いて話をきいた。 なんかいけるんじゃね?となったので、具体的な打ち出し方を考えるに至る。
1. 打ち出し方
大事にしたい価値観はなんなのかを明確にした。
- ビジネス感を押し出さない。
- 知っている人が話題にしたくなる商売をする。
- 西田、僕がいいやつであれること。
- 地域に根ざすこと。
この辺が二人の中で噛み合ったポイントだった。
西田が八王子に住んでいるので、八王子を拠点にした。(なお、僕は世田谷区に住んでいるので週末などに八王子にいく)
2. ユーザーを知る
こういう個人焙煎のコーヒーというのは嗜好品である。
なので、ユーザーを知るが大切だ。
色々と見た結果、ユーザーのニーズ的にはどこでも買えることが大切そうだ。まあそりゃそうだという感じである。
メルカリでしか売ってません→わざわざメルカリのアカウント作るのはだるい→買わない
これが一番避けたい。
というわけて、Rakuma、メルカリ、Amazon、BASEでオンライン店舗をだして面を確保することにした。
あとロゴの作成とかLPとか物撮り、音声動画の編集などなどは僕の方で巻き取れるので、西田にはコーヒーとお客様のことを考えてもらうことに専念できるようにした。
逆に、ブレンドの感想は言うが、それ以外のことに口を挟まないようにしている。
CanvaやらStudioなどをフル活用して、スクラッチで作らないようにした。
タスク管理はTrelloで。シンプルさにこだわる。
こんな感じでぬるっとスタートから2ヶ月ないくらいで、初売上をいただくことができた。
今回は事始めということで、動機とかスタートで何をしたかを書いた。
支える技術的なものや、資本の管理などの話もどこかでしたい。こんなオートメーション組んで発注を捌いているぜ的な。
興味がある人がいたら僕が導入した事例をつくってもみたい。
あとがき
こういう小売を始めてわかったことだが、売上はないのに在庫や出費が増える。
そして、売れるか不安でメンタルヘルスに来る。そのへんをどんなふうにコントロールするかを今後は書こうと思う。
と言いつつも、この文章を書いている今現在しっかり胃がやられて飯が食えてないし、眠れていないw