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わずか1年半だけ存在した飛行場 正門が今も残る熊本県北部の大浜飛行場 ~熊本県玉名市~

熊本県北部の玉名平野に1年数カ月だけ存在した
大浜飛行場跡地を見てきました。
飛行場周辺は、戦後に開拓され、田畑や住宅地へと
姿を変えていますが、
「玉名教育隊」の正門門柱が残っていました。

(大浜飛行場)
太平洋戦争末期には九州各地で飛行場が作られました。特攻隊の出撃基地や特攻隊の中継基地、養成基地などです。
今回紹介する熊本県玉名市にあった大浜飛行場もその1つです。
大浜飛行場は1943年(昭和18年)9月、当時の大浜町、豊水村、横島村にまたがる水田地帯250ヘクタールを埋め立てて、飛行場建設が始まりました。
(玉名教育隊)
1944年(昭和19年)3月になると施設の一部が完成し各地から操縦指導員など50名が赴任します。
4月には陸軍少年飛行兵操縦15期生120名が大刀洗陸軍飛行学校甘木生徒隊で基礎教育を受けた後に配属されました。
そしてここが陸軍大刀洗飛行学校の分校「玉名教育隊」となります。

こうして大浜飛行場で飛行兵の養成が行われました。
5月14日には開隊記念式典が行われました。しかし、その式典の最中には、搭乗員2名が死亡する墜落事故が起きています。

大浜飛行場は、滑走路は全長1000m・幅715mで2本あり、航空隊本部・大小格納庫10基・教育隊兵舎棟・整備工場などが整備されていました。

(陸軍四式基本練習機)
玉名教育隊では、工事が遅れたことから離着陸距離が短くてすむ複葉の練習機=2人乗りの練習機などを使用して訓練をおこなっていました。
四式基本練習機・九五式三型練習機・二式高等練習機などを使用していました。
この二人乗りの練習機は、前方に教官、後方に訓練生が後方に座っていました。また単独で飛行する場合は、エンジンとのバランスを取る必要がああるために、操縦する人は後方席に座っていました。
陸軍四式基本練習機は、離着陸が容易で空中特性も良好で、平均で9時間半程度の訓練で単独飛行するだけの技量を習得できました。この時間は、従来の初等練習機に比べると5、6時間短く済んだといいます。

ここで4カ月にわたる訓練を終えた少年飛行兵は7月に卒業します。
しかし戦況の悪化で1945年(昭和20年)2月には玉名教育隊は錬成部隊である空542部隊へと改編されます。
(空襲)
5月10日午前7時50分、大浜飛行場は空襲を受けB29戦略爆撃機2機から20発の250kg爆弾が落とされます。そして、本部や車庫、滑走路や建物が爆撃され軍人・軍属5人が亡くなりました。

さらに13日午前7時35分には米空母2艦からの艦載機59機による空襲を受けました。この空襲では、142発の小型爆弾と機銃掃射による攻撃で格納庫など飛行場の建物は完全に破壊されて、以後、ここでの訓練は継続困難となりました。
そのため、教育隊は改編され鳥取県米子市へ移転し、そこで特攻訓練を継続することになりました。

 この5月13日の空襲では飛行場に隣接する大浜町の民家や役場にも爆弾等が落ち、民間人12人が亡くなり、十数戸が焼失しました。
その後、教育隊は改編され、夏に鳥取県米子市へ移転します。
終戦までは、この地に守備隊・実戦部隊が残って使用していました。
空襲で格納庫などが使えなくなったことから、滑走路は現在の県道玉名小天線の直線部分を臨時で利用しました。
また飛行場東側の野部田地区には、飛行機を隠す掩体壕を十数基造ります。

(法光寺)
1945年(昭和20年)5月の空襲後、大浜飛行場に第90・91振武隊などの搭乗員が移駐し、天水町にある法光寺で寄宿をはじめます。
そして、3ヶ月後に、そこで終戦の日を迎えました。

彼らが宿泊した法光寺境内には1990年(平成2年)5月19日に建立された特攻慰霊碑が今も残っています。

表です。

なお、整備員は付近の住宅、警備要員は天水・大園につくられた兵舎に住みます。

終戦
大浜飛行場は、その後、特攻隊の中継基地としてたびたび利用されます。
7月29日には振武隊の飛行機が夜間の着陸に失敗して民家に墜落し幼児が亡くなっています。
そしてその半月後、終戦を迎えます。
こうしてわずか1年数ヶ月でその役目を終えます。

(境界石)
正門の傍には、境界標石が移設されていました。
“軍”の文字が読み取れます。

<<大浜飛行場正門跡への行き方>>
車で行きますが、ちょっとわかりにくいかも知れません。
住所:熊本県玉名市大浜町

農地に作られた飛行場:大浜飛行場は
終戦後、付近は開拓されました。
当時の門柱が今も、飛行場の名残を伝えています。




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