先日、私の携帯電話にある電話がかかってきました。
電話番号は「+0280」で始まり、末尾は「0110」。
一見すると警察からの連絡のように見えます。
電話の主は「東京警視庁生活安全課防犯係」を
名乗りました。
この電話は何なのか・・・
会話を録音しましたので、その音声とともに解説します。
(公開:実際にかかってきた電話)
まずはコチラをお聞きください。
実際にかかってきた電話の録音です👇
男 現在捜査中の件について何点かお伺いさせていただきたいのですが。
女 すみません、お名前は何ておっしゃいますか。
男 私はタカギと申します。
女 タカギさんはお役職は何ですか。
男 警部補ですね。
女 警部補。は? タカギ何さんでしょうか。
男 タカギブンタです。
女 タカギブンタさん。。 今お電話いただいているのは何課ですか、警視庁の。
男 私、警視庁本部の生活安全課になります。
女 生活安全課ですか。
男 私は防犯係でひったくりだったり、空き巣、特殊詐欺の件について
活動はしますが。
女 で、何の件でお話しいただいたのでしょうか。
男 まずご説明させていただきましょうか。 よろしいですか。
女 はい。東京警視庁には私の兄弟が勤めているんですけれども・・、
その瞬間、相手は電話を切り、通話終了・・・
(「警視庁生活安全課」は存在しない!!)
相手は会話の中で「警視庁生活安全課防犯係のタカギブンタ警部補」と名乗りました。
このタカギブンタ警部補が所属するのは東京警察庁生活安全課だという事です。
下は警視庁が公開している組織図です。
ご覧のように警視庁には、「生活安全課」は存在しません。

(出典:警視庁HP
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/about_mpd/jokyo_tokei/tokei/k_tokei02.files/ktf001.pdf)
また「防犯係」も存在しません。(警視庁確認済)
さらに警視庁勤務の人で、自ら「東京警視庁」と言う人はそういません。
普通は単に「警視庁」と言います。
(📱電話番号の表示+28とは)
かかってきた電話番号は
冒頭が+280で最後が0110でした。
-
「+」から始まる番号は、必ずしも海外からの電話とは限りません。
携帯電話の電話番号表示機能のシステムの中には、携帯電話機の表示仕様によって、国内番号でも先頭の0をとって「+」をつけることがあります。国内の市外局番が0280となるのは、茨城県古河市、坂東市、猿島郡、さらに、埼玉県加須市の一部や、栃木県小山市下生井、下都賀郡野木町などがあります。
-
下4桁が「0110」で、警察の代表番号を連想させますが、警察が携帯電話から市民に直接電話することはありません。
-
国際電話だとした場合、国場号の「+28」は存在しません。
(🕵️♂️よくある詐欺の流れ)
以下は、実際に使われることが多い詐欺の手口です:
-
「もしもし、〇〇さんでしょうか?」
-
「警視庁生活安全課の〇〇です」
-
「逮捕者の所持品からあなた名義のキャッシュカードが出てきました」
-
「マネーロンダリングの疑いがあります」
-
「〇〇警察署に出頭してください」
-
「出頭が難しい場合はLINEで事情聴取します」
7. 警察手帳や逮捕状の写真を送って信用させようとします。
8.. 最終的には電子マネーの購入やATMでの振込を指示されます。
-
SNSやLINEで連絡を取る
-
ビデオ通話での事情聴取
-
電話で口座番号や暗証番号を聞く
-
電話で「捜査対象」と伝える
これは普通に考えればわかることですが、本物の警察官が捜査対象者に電話で
警告することもありません。そんなことをしたら、捜査対象者は逃げ出します! -
振込を要求する
(🔐個人情報の流出で名前と電話番号が漏れている)
詐欺グループが本名さらには住所や勤務先まで知っている場合もあります。
それらはネットやSNSなどのウェブサイトからの情報漏洩が原因と考えられます。
-
「警視庁生活安全課です」と名乗る電話は詐欺の可能性が高い
-
LINE・ビデオ通話への誘導はありえない!
-
相手が個人情報を知っていても、信じてはいけません、動揺してはいけません、
-
少しでもおかしいと感じたら、いったん電話を切り、家族や警察に相談を!
