「ハイカラカレーってなんだ?」
そう思ったあなた、かつて私もそうでした。
今回ご紹介するのは、日比谷公園にある
老舗洋食レストラン「松本楼」の看板メニュー、
ハイカラカレー。
夏目漱石や孫文、高村光太郎までもが通った
歴史的名店の「明治の味」です。
(「ハイカラカレーを食べるべし」という一言)
あるとき長年の友人が「日比谷公園にある松本楼のハイカラカレーは、絶対食べた方がいいよ」と勧めてきました。
ハイカラカレー? 何というネーミング!!
そもそもそれは一体どんなカレーなのか???──
その謎がずっと頭から離れませんでした。
そしてついに、行ってきました。
明治時代から続く老舗レストラン・日比谷松本楼へ。
(明治36年創業:日比谷公園と共に歩んできたレストラン)
松本楼は、1903年(明治36年)に日比谷公園の開園とともに誕生した洋風レストラン。お店には創業当時の松本楼を描いた絵画がありました。立派です。

日比谷公園は、日本で最初の洋式近代公園として作られ、モボ(モダンボーイ)やモガ(モダンガール)が集まるハイカラ文化の中心でもありました。
そのモボ・モガたちの間で流行していたのが、「松本楼でカレーを食べて、コーヒーを飲む」・・・それが当時の流行の最先端を行く粋な過ごし方だったそうです。
(人気の行列店!テラス席で味わう「ハイカラカレー」)
松本楼の開店は午前11時。
開店に合わせて到着しましたが、すでにその時点で店の前には長い行列が…。
ようやく通されたのは、日比谷公園の緑が心地よいテラス席。
注文したのは、もちろん看板メニューの「ハイカラビーフカレー」。
運ばれてきたカレーは一見、オーソドックスな見た目。正直な話「量が少ないかなあ」と不安になりました。
しかし、スプーンで一口・・・その瞬間にその旨さにうなります。
「うまい!!これは、ただのカレーじゃない」

コクが深くて、旨味がしっかり溶け込んでいます。
辛さは控えめだけど、後からじんわり来るスパイス感が心地よい。

牛肉は、じっくり煮込まれていて、口の中でほろりと崩れるほど柔らか。
とてもシンプルなのに、飽きが来ない。これが「時代を超える味」なんだと思いました。
そしてテラス席での食事・・。この景色の中での食事はいいもんですよ。
(カレーは4日間かけて完成する職人技!)
「ハイカラビーフカレー」は、1903年(明治36年)に考案されてから、ほとんど味を変えていないとのことです。なんと丸4日間かけて作られます。
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1日目:小麦粉とバターでベースを作り、寝かせる
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2日目:牛肉をじっくり煮込む
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3日目:肉のブイヨンとベースを合わせ、カレールーを完成させる
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4日目:具材を合わせて味を調え最終調整して完成
そのこだわりぶりに、素材の旨味と職人技がダイレクトに伝わってきます。
具財が溶け込んだ濃厚で優しい味・・おいしいです。

ハイカラカレーは1350円。
その値段を払う価値はありますよ。

(夏目漱石や孫文も足を運んだ松本楼が見た激動の歴史)松本楼は、単なる洋風レストランではありません。
ここには詩人・高村光太郎や、文豪・夏目漱石、中国の革命家・孫文など、数々の偉人たちが足を運びました。
また、1905年(明治38年)には日露戦争後のポーツマス条約に抗議する「日比谷焼打事件」が起き、その時に松本楼が国士たちの集合場所にもなったという歴史があります。
さらに、大正時代の第一次護憲運動では、松本楼のバルコニーから演説が行われたという記録も残っています。
カレーを食べながら、そんな明治・大正の時代に思いを馳せる──
これぞ、松本楼の楽しみ方の一つです。
<<ハイカラカレーがある日比谷・松本楼>>
メニューや営業時間などは公式HPでご確認ください👇
東京メトロ丸ノ内線霞ヶ関(東京都)駅B2口 徒歩3分
住所:東京都千代田区日比谷公園1-2 電話:03-3503-1451
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近くに住んでいないから無理だあ と言う方、
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(ハイカラカレーは、明治が残した“食の文化遺産”)
「ハイカラカレー」は、単なる老舗グルメではありません。
明治という時代の香りを感じさせる、まさに“文化遺産”のような一皿です。
日比谷公園の散策とあわせて、ぜひ訪れてみてください。
行列必至ですが、それだけの価値があると思います。
