
熊本県和水町に、謎の遺跡があります。
トンカラリンです。
(何かわからない遺跡)
世の中には「これは何??」という物がよくありますが、今回紹介するトンカラリンもその1つです。
トンカラリンは、熊本県玉名郡和水(なごみ)町にある江田船山古墳(日本最古の本格的記録文書である75文字の銀象嵌銘をもつ大刀が出土したことで著名で、日本史の教科書に載っている)の公園入口前の県道の反対側の山手にある隧道型遺構です。
トンカラリンは1974年(昭和49年)に確認されました。
このトンカラリンは、1人やっと通れるほどの狭い道や、はってしか通れない狭い道、さらに自然の地割れなど、構造や大きさの違った5つのトンネルが連なっている全長464.6mの隧道型遺構です。
下はトンカラリンの案内版に書かれていた全体図です。
(現地に行っても、よくわからない)
いきなり、身もふたもない発言で恐縮ですが、現地に足を運び案内版を元に周囲を散策しましたが、草が伸びたり、立ち入り禁止地区があったりで、正直何が何だかよくわかりませんでした。唯一、わかったのは看板があった「七段の階段」です。

(七段の石段)
「七段の石」・・・トンカラリンの中間地点だそうです。入り口があります。

草に覆われ、中は薄暗く 狭いので、この中に入る勇気はありませんでした。

中をよく見ると、ここは文字通り石の階段が7段あり、のぼりつめれば70センチ四方のあまりの石の隧道となっているそうで、そこは人が這って通りぬけることができるそうです。

ここ以外にも探索しましたが、草がぼうぼうに生えて道がふさがっていたり、立ち入り禁止地区があり、近くに行けませんでした。
(松本清張や吉村作治の研究)
松本清張は、トンカラリンが、魏志倭人伝の一節にある「邪馬台国の卑弥呼の鬼道」、『シャーマニズムに関係した鬼道ではないか』と推論しています。
また早稲田大学教授で考古学者の吉村作治は、トンカラリンにエジプトのピラミッドとの共通点をいくつか指摘しています。特に石積みが「布石積み」という日本では珍しい工法が用いられていて、これはエジプトのピラミッドと同じものです。
(謎のまま)
トンカラリンは1978年(昭和53年)の熊本県教育委員会の発掘調査で「近世の排水路」が定説となっています。
しかし2001年【平成13年)に同教委と当時の菊水町教育委員会が再調査したところ、「排水路」にしては不都合な点が多すぎるとして、再び「謎の遺跡」とされています。
(名前の由来)
「トンカラリン」というインパクトがあるこの名称は、穴に石を投げ込むと「とんからりん」という音が聞こえることからつけられたという説と、朝鮮語由来という説などがあります。

<<トンカラリンへの行き方>>
車で行きましょう 江田船山古墳から車で5分程度
住所:熊本県玉名郡和水町瀬川3475
いつ誰が何のために造ったのか不明の、
謎の遺跡・トンカラリンです。
