
外国船を見張り、発見したら旗を掲げ知らせる
遠見番所旗柱台が今も残っていました。

(外国船を見張る遠見番所)
四方が海に囲まれている日本では、江戸時代に、江戸幕府が外国船を見張る目的で役人が詰めている所=遠見番所(とおみばんしょ)を沿岸各地に設けました。
九州北部の離島は、中国大陸や朝鮮半島にも近いため、外国船に警戒していました。
(藍島に残る旗柱台)
江戸時代中期の1705年(宝永2年)から1723年(享保8年)にかけ、九州北部の響灘に密貿易の船が頻繁に出没していました。
そのため江戸幕府は密貿易船の追い払いを小倉、長州、福岡の三藩に命じました。それをうけ小倉藩は門司の葛葉と小倉の馬島と藍島に遠見番所を建て警備にあたりました。
その1つ藍島は、小倉からフェリーで40分の距離に浮かぶ離島です。

現在、藍島の中央部の高台には、当時の旗柱台が残っています。

2つの石の柱が並んだ建造物です。

花崗岩でできた高さ2m40cmの形状で、1721年(享保6年)4月に中国の密貿易船(唐船)取締りのために建てられました。
(どのように使ったのか?)
ここでは、海上に密貿易船を発見すると、紺地に白く染め抜いた三階菱紋入りの大旗をこの旗柱台に掲げて、境鼻番所(小倉北区中井浜、櫓山荘跡)に知らせるという仕組みになっていました。
ちなみにここから境鼻番所まで直線距離では11キロほどあります。

【引用:すぐ近くに地元の人が書いたと思われる案内図より】
この大旗は、境鼻番所以外にも、福岡領、長州領からも確認できたそうです。
なお、旗の家紋は小倉藩の三階菱です。


<<藍島遠見番所旗柱台への行き方>>
藍島、フェリー乗り場の港からは徒歩20分ほど。
千畳敷海岸へ行く途中の道の左側にある小道に入ります(案内板あり)
住所:小倉北区大字藍島338番地ほか
福岡県小倉に近い藍島。
玄海灘に浮かぶこの島には、
江戸時代に外国船を発見して知らせた
藍島の遠見番所旗柱台が今も残っています!!
