◎エンゲル係数⤴⤴⤴
懐かしいですね、エンゲル係数。外食を含む食費の総支出に占める割合をエンゲル係数と言います。一般にエンゲル係数の高低は貧富の指標と言われます。最近のエンゲル係数は39年前の数値27.9%(2人以上世態)まで増加しているそうです。一般家庭の消費金額も軒並み前年同月を下回っています。家計の引き締めの理由は物価特に生鮮食品の高騰です。2024年10月における前年同月比の食品上昇で顕著なものはこのようになっています。最も顕著なのは米58.9%。はくさい14.2%、レタス21.2%、なす13.7%、みかん12.5%、干しのり16.7%、チョコレート19.3%、コーヒー豆17.4%オレンジジュース29.8%など。参照した記事には載っていませんでしたがキャベツも61%とすごい値上がりになっていますね。さらに、ブロッコリー56.5%、キューリ56.6%。食料品値上がりの原因は電気ガス料金等上昇抑制の政府補助金減額が大きいのだそうです。
◎日本のお米の将来について
米の値上がりが高止まりしています。比較可能な1970年以降の最高値です。コロナ禍の時低迷していたコメ価格が急上昇したきっかけは2024年夏南海トラフ地震情報に起因する米買い溜めでした。秋に新米が出てくれば高値は収まるという話を政府も民間評論家もしていましたが嘘でしたね。

米の流通過程は複雑でよく分かりませんが高止まりの原因は、今年の夏場の品薄防止対策に流通業者が買い付け競争をしていることや値上がりを見込んだ農家の販売抑制だと言われています。これを受けて米輸入も増えています。こういう環境では消費者のコメ離れが加速し、農家の離農が一層促進するという負の連鎖が止まらなくなる可能性があります。
唯一受給率優等生の米の未来が崖っぷちにあることは現在置かれている米農家の現状を見るとよくわかります。まず下記のグラフを見るとなぜ憂慮するかの理由が分かると思います。それは、米農家の異常な廃業スピードです。

米価高騰で米農家はさぞや活況を呈しているかと思いきや全くそんなことはないとのことです。これでやっと収支トントンに。コメ農家の収支を詳しく見ると惨憺たる状況で、これでは将来性がないから息子や娘に継がせる気にはならず自分の代限りの離農を考えている農家が多数を占めています。実際、詳しく計算してみるとコメ農業の時給は僅か10円!なんだそうです。だから2024年においても、8月までの米農家倒産数6件、休廃業は過去最多ペースの28件ということになります。
この状況下での国産米の将来は容易に予想できますね。国産米自給の先細りと消費者の米食離れ、それに輸入米増加です。食糧安保の崩壊加速が大いに懸念されます。(最近の朝日新聞記事をいくつか参考にしました。)