
週に何度か銭湯に行く。稀に一見さんが来ていて、大抵は「家の風呂よりも身体がポカポカになる」といって満足して帰っていく。湯船がでかいから、人間の体温の影響をお湯が受けないからだろう。あとは、単純に風呂が熱いというのもあるけど。
「リフレッシュ」という一言が銭湯に行く理由だ。広さもそうだが、特に平屋造りの銭湯は天井が高いので開放感があるので、そういう空間にいることが気分転換にもなる。それと、風呂の清掃をしないで済むというポイントもある。いつもよりも暖かくなった身体は、より念入りに入浴を行った証だ。金を払う価値のある空間だと思う。
そういう充実感が、自分の趣味の一つであるミニチュアゲームでも得られるのでは?という仮説があった。それは、専門店で塗装をするという行為。いわゆる「ペイントスペースで塗る」というやつだ。場所は目星をつけていて、それは文京区千石にあるジャイアントホビー。いつだったか展示会の帰りに派手に寝過ごし、千石で降りることになったのがきっかけで立ち寄ったお店だ。

1時間500円、上限2500円で使えるペイントテーブルは、照明が明るくて使いやすい。それと照明自体のデザインがかっこいいし、レッドマホガニーの色をしたテーブルの天板も光沢があってとてもきれいだ。自宅でこの空間を作るのはなかなか難しいなと思う。そもそも店が広くて開放感たっぷりだし、私みたいに平日の午後に行けば人も少ないのでかなり贅沢な空間になる。店舗自体が二階にあるので、大きな窓から差し込む日差しが気持ち良い。
塗料や工具は一通り貸してくれるようで「初めてなので、どこに何があるかなどの使い方を教えてもらってもいいですか」と聞くと親切に案内もしてくれる。私はリスの毛を模した人工毛の筆などの自分の道具が使いたかったので、一式を持って行ったけど、店にあるもので完結する人もいるんだろうな、なんて思った。場所以外はいつもの通りにしたいという意識もあったので一揃いを家で使っている深めのトレイに入れて持って行って、塗っていたのだけど夕方ころに来た店員さんに「えらいね」と褒められた。
充実した空間で塗装をするというのは、とにかく捗る。あまりモチベーションが上がらず一生完成しないと思っていた、ブラッドボウルのスターターセットに入っているブラックオークをほぼ完成まで持って行くことができた。このミニチュアの厄介なところは、造形云々よりも、スターターセットに入っているという事実で、「なんとしても塗装を完了させないと」と妙な気負いがズシンと残り続けていて、負担になっていた。

塗装しなくても遊べるし、塗装しない人もいるので塗らないままでも問題ない。ただ、箱に入っているもう一つのチームは完成してしまったので是非とも完成させたい!という思いもあったので、ペイントテーブルを利用することで一気に進んだのはとても嬉しかった。その後に無事完成まで進んでいるので本当に最高。捗らない塗装は外で塗る、というのは今後もやっていこうと思う。捗らない塗装ってなんだ?という話でもあるんだけど。
自分の場合はプラモデルは塗らないで完成!みたいなことをやるので、ミニチュアは逆に塗っていこうというスタンスなので、必要に駆られて塗るみたいなことは、間々ある。
今週の物販