
18歳の夏だ。専門学校一年生の私は猛烈な疲労感に襲われた。
朝起きたら身体がだるい。寝ても疲れが取れない。二週間くらい続いた体調不良の原因は、クラスメイトが「あっつい!」と教室に入るなり冷房の温度を18度にするからだと気づくにはかなり時間がかかった。外と中の温度差にやられて体調不良になっていた。
それ以降、私は夏でも着れる薄い羽織ものをいくつか持つようになった。そして、今年は気分が良かった、というか装いへの関心が増したので買い足すことにした。「どうせなら作ってもいい」などというちょっとだけ貴い気分もあった。実際には「探すの面倒だから作った方が早い」という、服は好きだが時間はかけたくないというわがままさに端を発するものだったのだけども。
フィボナッチ紳士洋品店はジャケットを一回作ってもらったことがあって、いい印象を持っていた。それに、いわゆるスーツにまつわる服たちではなくカジュアルウェアに近いものもオーダーできることを知っていて、今回オーダーしたオーバーシャツはそのうちの一つだ。カーブスタンドカラーは特長のある仕様で、店主が身につけている姿もかっこよく興味があった。それに、一着の値段も2万円しない程度で作れるのがありがたい。

夏っぽい生地ということで、ネイビーのシアサッカー生地と、ネイビー×ホワイトのブロックストライプの麻の記事ものもを作った。どちらも夏っぽく、あえていうなら後者の方は、見た目に涼しさを演出するという点ではかなり良い。適当に羽織り、目立ち、涼しげであるというのは、夏においては大事な気がする。
引き取るときに冗談気味に「これだけ暑いと何を着ても同じだ」という話をした。Tシャツに短パンでも、その上にジャケットを羽織っても、暑すぎてもはや大差ないということだ。これくらいの薄い上着だと確かに暑さという意味では変わらない気がする。ただ、会社や電車の中の、ちょっと肌がキンとするような冷たさには、この一枚はえらく効果がある。特に今年は外が暑いので例年よりも建物の中と外の温度差が激しく、だからこそあの年の夏バテを思い出した。
実際安いので作りましょう。秋向けにネル生地で作っても良いですね
今日の物販