
J.PRESSというアメリカのファッションブランドは本国のサイトに訪れるとアメリカの大学のスクールマフラーを見ることができます。いくつかの色を組み合わせたストライプが学校を表す色である。というわけです。
そういった特定の色合いをストライプにすることで所属を示すという意味では、イギリスの大学対抗のボートレースにまつわるレガッタストライプという縞模様があります。こちらはその生地をジャケットに使うという文化が存在し、それを着て一同に集まる姿はまさに名門。大学の、特にその中でもスポーツの世界に連綿と続く確かな結束を感じる一幕です。

どちらも色の組み合わせには伝統があり、それが名門を名門たらしめるという良さがある。ブラッドボウルのチームのうちの一つインペリアルノビリティは帝国貴族という意味の通りに……と言いたくなるほどのユニフォーム。
現代でも見ることができるスイス近衛兵の制服のようなストライプとスリットから覗くインナーの色の組み合わせが楽しめそうなデザインはスクールマフラーやレガッタストライプを意識して塗るには格好のモチーフです。

「これを買えばとりあえず遊べる!」という、スターターセットに入っている彼らはプラスチックの色が赤色。たとえ真っ黒に一度塗装しようとも、下地の色が影響して色がくすむのも嫌だなと、富士フィルムの透明感と反射に関する論文のことを思い出しながら赤と青で塗装しましたが、しっかりと服装のフレーバーを拾って仕上げられました。
塗装には色々な可能性があるのはもちろんですが、こうやって元となったであろう何かを不確かながらもかき集めていき、その結果生まれた結論、今回でいう伝統的な雰囲気を意識して塗ろうというのは、派手に塗ろう、あるいは破壊的な色に塗ろうというのとは違ったどっしりとした感じがあります。

頭の羽根がとてもユニークです。そして、そのデザインに貴族っぽさを感じてしまうという自分の浅はかさというか、安直さにやや呆れながらも赤と青に塗り分けたときに気づきました。
フサフサした赤と青の組み合わせは闘魚とも呼ばれるベタでよく見る配色です。勇猛果敢に相手を制し、ゴールまで進んでくれるチームになってくれることを願います。あと10体以上いますが、色に悩むことはないのでこのままかっこよく仕上がりそうです。早く休日が来て欲しい。
今日の物販