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少年事件のやりがいと責任


写真は翌檜(あすなろう)の葉っぱ


 今朝も早く起きて思い立って意見書第2部を起案して提出するなど、粘りに粘ったのですが、少女の審判が終わり、少年院送致となりました。

 普通の子だと、差し入れたノート1冊を使い切るということも稀なんですが、この子の場合、5冊目に入りました。

 友人からのいじめ、リンチ、親からの虐待をそれぞれ人の三人分くらい受けている子だけに、愛情(とあえていう)を注ぐとそれに応えようとものすごい力を発揮するんですね。

 少女は裁判官に対しても鑑別所に入る段階で会って信用していたので、今日の審判での受け答えは、私が内心(パーフェクトや)と思ったほど見事な成長ぶりでした。正直にはっきり事実と気持ちを話す。

 その気持ちが切なくて、心が揺れ動きました。

 目力(めぢから)のある子で、私の言葉を聴くときも真剣そのものです。ときどき、涙がつつーと流れます。

 少年院送致の決定を受けたときも、私は彼女に99%少年院と言いながら、心の中では、ものすごくがっかりしていたのですが、彼女は全く動揺することなく、しっかり受け止めていました。1年間で大変な成長を遂げるでしょう。

 少年事件の付添人弁護士の神話みたいな少女でした。子どもには可塑性がある、子どもは成長する、愛を持って接すればそれ以上の愛で応える。

 それが重い。

 これからの私の関わり方次第で、良くも悪くも転ぶ気がして、少年院送致という結果より、あまりにストレートにこちらの言葉が伝わったことの衝撃で、今日午後はお休みにしました。

 去年、知的障害を持った少年にはぐらかされ続けたのもつらかったのですが、今回、自分があまりに少年に影響を与えたことには喜びとは別の感情が沸きました。

 布団を乾燥機であたためて寝ちまおう。



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