
「おとうさんねえ、未来が小学生になったら新しく法律事務所作って一人でやろうと思ってるんだ」
「えええ?!一人?」
「うん。40歳代の間に作ろうかなあってね。1人が気楽だもん。どんな名前がいいと思う?」
「う~んとね。『悩みと相談』法律事務所」
「おお、よくわかってるなあ、弁護士の仕事のなかみ。でも、それ、どこの法律事務所でもやってるからね。東灘市民法律事務所ってどう?」
「わからん」
「子どもの権利法律事務所は?」
「子どもの事ばっかりやってるみたい」
「そりゃそうだよね」
「宏一朗法律事務所」
「おお、下の名前で来るか。そりゃめずらしい」
「未来は?『未来のための』法律事務所」
「あのね、ひらかなやめて。カタカナにして」
未来、おもむろに子供用和英辞典を調べだす。今の子どもはすごいなあ。私なんて、ねこはキャット、犬はドッグ、ってわかったので、なるほど、日本語のねは英語でキャ、こはト、いはドで、ぬはグ、って思ってましたからね。小学生の時。和英辞典が引けるとは、いまどきの幼稚園児はあなどれん。
「Space法律事務所」(ネイティブの先生たちから英語を習っているので発音が英語に聞こえる」
「おお、宇宙法律事務所か。東灘に比べてこりゃまたでかく出たなあ」
「Future法律事務所は?」
「未来法律事務所ね。そりゃいいね。でももうあるかもしれん」
「じゃあ、『あなたの未来』法律事務所は?」
「すごいねえ。かっこいいねえ。かっこよすぎてちょっと恥ずかしいかも」
「ええ?!なんでえ?」
「もしもし、こちら、あなたの未来法律事務所です。ご相談はなんですか?」
「あのう、おもらししちゃいましてえ(かっわいい相談やなあ!)」
「器物損壊罪です」
「パンツ脱ぎたいんですけど」
「公然わいせつ罪です」
「じゃあ、パンツください」
「強要罪です」
「なんでじゃ」
新事務所の名前も決まったし、シュミレーションもばっちりだし、独立開業、安心だ。
未来が妻イエティに次ぐブログキャラクターに育ったのもめでたい限りなり。
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