
加計学園の獣医学部新設問題をめぐり、学園の加計孝太郎理事長は2018年10月7日の記者会見で、愛媛県が国会に提出した文書に記載された2015年2月25日の安倍晋三首相との面会を改めて否定しました。
しかし、それを裏づける新たな根拠は示されませんでした
愛媛県文書に記された首相との面会について、加計氏は
「記録を調べてもらったが(出張・面会記録は)ない」
「記憶にも記録にもない」
と、前回の会見内容とほとんど同じ説明を繰り返しました。
2015年2月25日にどこで何をしていたかとの逆をついた質問も出たのですが、加計氏は
「3年前で覚えていない」
と返答しました。
これは完全におかしいでしょう?!

だって、いくつもの学校を経営する学校法人の理事長として忙しくしている以上、すべてのスケジュールは私ならスマホのカレンダーアプリに、そうでなくても紙媒体の手帳に必ず書いているはず。
頭で覚えているのではなくて、記録があるはずなのです。
そうでないと、安倍首相と会った記録がないと言えるわけもありません。
記者たちも
「安倍首相と会っていないことは記録にないとはっきり言えるのに、なぜ、ではその日に何をしていたのか記録を見て言えないのか」
と突っ込むべきでした。
だいたい、自分の面会録にないから安倍首相と会ってないといいますが、ならばその日の面会録を証拠として見せるべきです。
会ってないから面会録を出しようがないなどといい抜けしていますが、その前後の面会録を出せば、たしかに安倍首相との面会の記録がないことを明らかにできるのであって、証拠を出せないのは、むしろ安倍首相と会った記録があることを自白しているようなものです。

ちなみに安倍首相は同日、東京を離れておらず、首相との面会が困難な場所に加計氏がいた記録の有無を問う趣旨の質問、つまりアリバイを問う質問もあったのですが、加計理事長はこれにも回答することはできませんでした。
これでは加計学園が愛媛県に、加計理事長と安倍首相がこの件で会った、と言ったことが嘘なのではなく、今、加計理事長が話している会ってないという話の方が嘘であることは明らかです。
終盤に記者側から、改めて会見を開いて詳しく説明するよう求める声が相ついだ、というのも当然ですか、ことは国家戦略特区と制度が内閣総理大臣に恣意的に運用されたのではないかという大問題です。
これだけ不合理な説明を繰り返しているのですから、加計理事長を国会に証人として喚問し、嘘をついたら偽証罪に問われるという状態の中で、問い詰めるべきでしょう。

さすが、首相の腹心の友、とぼけるとぼける
安倍首相と会わなかったなど「なになにがなかった」証明を俗に悪魔の証明といい非常に困難だとされるのですが、その日に別のなにをやっていたかは悪魔の証明でもなんでもなく非常に証明が簡単なことです。
30年前ならたしかに大変ですが、わずか三年前てすから、それさえ言えないのでは容疑は極めて濃厚と言わざるを得ません。
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加計理事長「学園幹部の勇み足」 記者会見一問一答
2018.10.7 20:20 産経新聞ウエスト
岡山理科大獣医学部の新設を巡る問題で、記者の質問を受ける学校法人「加計学園」の加計孝太郎理事長=7日午後、愛媛県今治市1/5枚
加計(かけ)学園の加計孝太郎理事長と報道陣の一問一答は次のとおり。
「獣医学部は私の父親の時代からの長年の悲願だった。私の代になってからも、文部科学省と交渉してきた。
構造改革特区が出てきてそれを使ってという話になり、10年にわたって15回申請したが、なかなか前に進まない状況で、学園幹部(当時の学園事務局長の渡辺良人氏)が勇み足をして、誤解を招くことを申し上げた。
本人も反省しているし、学園全体として心からおわび申し上げたい。
これからはコンプライアンス、ガバナンスをきっちり守って行き、愛媛県、今治市と連絡を取りながら前に進みたい」
--虚偽説明は「勇み足」という認識か
「誤解を招くことを言った。県からも市からも手を引かれたら学園だけでは(学部新設が)到底できないため、そういうことを言ったと学園幹部から聞いている」
--平成27年に首相秘書官だった柳瀬唯夫(ただお)氏と3回も面会しているのはなぜ
「学園幹部が柳瀬氏といろいろな場で会ったことがあり、つながりがあった」
--柳瀬氏との面会前や面会直後に報告は受けていないのか
「私は大きな流れは報告を受けているが、細かいことは事務局に任せているので詳細は分からない」
--理事長自身が柳瀬氏と会ったのはいつか
「いろんなパーティーで会ったことはあるが、いつどこでというのは覚えていない」
--獣医学部の話はしたのか
「それはしていない」
--愛媛県文書で安倍晋三首相と面会したと報告された平成27年2月25日、理事長はどこで何をしていたか
「3年前なので覚えていない」
--面会していないとする根拠は。
「記憶も記録もないので、会っていないということになる」
--昨年1月20日以降に首相と獣医学部新設を巡って話したことは
「話をした記憶はない」
--29年11月の岡山理科大獣医学部の設置認可後に首相と話したことは。食事やゴルフをしているが
「したかもしれないが、ちょっと覚えていない」
--理事長自身は愛媛県文書は読んでいないのか
「内容は聞いているが、見てはいない」
--首相と面会したという虚偽情報を基に役所を動かし、認可を得た。詐欺的行為ではないか
「県と市と協議しながら、なんとか前に動かしたいという思いで(学園幹部が)言った。県や市と連絡を取り合って、話し合っていきたい」
--安倍首相に迷惑をかけたのではないか
「大変申し訳なく思っている。まだそういう時期ではないと判断しているので、直接(安倍首相に)は言っていない」
加計理事長:虚偽説明は「勇み足」 証拠示さず疑惑否定
記者会見する加計孝太郎理事長=愛媛県今治市で2018年10月7日午後2時3分、木葉健二撮影
加計孝太郎氏、学部のある愛媛県今治市で記者会見
学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡る問題で、学園の加計孝太郎理事長は7日、学部のある愛媛県今治市で記者会見し、愛媛県作成文書に記載された2015年2月の安倍晋三首相との面会など一連の疑惑を改めて否定した。だが、説明を裏付ける根拠となる記録は公表せず、県側に「首相と加計氏が面会した」と伝えていた学園事務局長は会見に出席しなかった。
愛媛県作成の文書には15年2月25日、安倍首相が加計氏と面会し、「新しい獣医大学の考えはいいね」と語ったと記されている。加計氏は会見でこの記載について「事務局長が(獣医学部計画を)前に進めようという思いで勇み足をした。県や市に誤解を招くことをした」と述べ、虚偽の説明だったと改めて陳謝。一方、面会については、出張記録に記載がないことなどを理由に「記録にも記憶にもない」と従来の説明を繰り返した。説明を裏付ける記録の提示を求められると「面会に行っていないので出しようがない」とした。
また、文書で指摘された時期以外でも、首相と獣医学部新設について話をしたかを問われたが「首相と仕事の話はしないというスタンスだ」と否定した。愛媛県作成の文書については「聞いているが、見てはいない」と述べた。
安倍首相は昨年7月の衆院予算委員会で、学園の獣医学部新設の計画を知った時期について「(17年1月20日の)国家戦略特区諮問会議で知るに至った」と答弁している。加計氏も首相答弁に沿った説明に終始した。
また、15年4月2日、学園事務局長が県職員らを伴い首相官邸で柳瀬唯夫首相秘書官(当時)と面会したことについては「細かい報告は受けていなかった」と自身は関与していなかったと説明。会見に同席した学園幹部も、柳瀬氏との面会に至った目的や経緯について「当時の事務局の人間ではないので分からない」と答えるなど、あいまいな説明も目立った。
問題を巡っては、加計氏が大阪北部地震翌日の今年6月19日、学園本部のある岡山市で記者会見したが、30分未満で打ち切ったことなどが問題となり、愛媛県の中村時広知事が加計氏に改めて会見することを要請。県議会も、対外的な説明責任を果たすよう求める決議を全会一致で可決していた。【杉本修作、花澤葵】
加計氏の記者会見のポイント
▽2015年2月25日の首相との面会は重ねて否定。愛媛県作成文書に記載されたのは「学園事務局長の勇み足」と陳謝
▽柳瀬唯夫首相秘書官(当時)との面会について「(学園事務局長から)報告を受けていない」と関与を否定
▽獣医学部新設を巡り「首相とは仕事の話をしない」と重ねて否定
▽首相との面会の記録について「出張記録に記載がなく、(記録を求められ)面会に行っていないので出しようがない」と否定
▽愛媛県作成文書は「聞いているが、見ていない」と説明
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